国立大学附属病院長会議はエイネットのテレビ会議システムFresh Voiceを導入し、国立大学病院や地域医療機関などが会議や研修などに利用するインターネット会議システムを構築した。
医療業界にて標準で用いるコミュニケーションインフラとして、医療サービスのさらなる向上への有効活用が期待されている。
■ 会議や講演、研修などの充実・効率化のためにテレビ会議システムの標準化を検討
■ 「国立大学病院インターネット会議システム」にエイネットのFresh Voice採用
■ 全国の国立大学病院・医療機関などを結ぶ共通のコミュニケーションインフラを確立
インターネット会議システムで会議等を効率化、コスト削減
FreshVoiceはマウスクリックの簡単な操作でテレビ会議を開催できる。
国立大学附属病院長会議 常置委員長 千葉大学医学部附属病院長 河野陽一氏は、「場所や時間に制限されず遠隔地からでも参加可能にして、会議や講演、研修などの充実および効率化を図ります。併せて、出張交通費などのコスト削減も進めます」と述べる。
従来は各国立大学病院が異なるタイプのテレビ会議システムを個別に導入していたため、病院間での共通利用が困難であった。そこで、平成18年6月に国立大学附属病院長会議主導のもと、インターネットを利用したテレビ会議システムの採用を決定した。
「導入や使い方の習得が容易なインターネット会議システムを標準と定めることで、国立大学病院間での共通利用を実現し、連携・協力を推進します」(河野氏)
同時にコストについても、「高速で安価なブロードバンド回線の利用で、システム構築・運用コストを削減します」と国立大学附属病院長会議 インターネット会議システム検討会座長 東京大学医学部附属病院事務部長 櫛山博氏は語る。
地域医療機関や民間企業でも幅広い目的で利用可能に
東京大学医学部附属病院大学病院医療情報ネットワーク(UMIN) 研究センター長 木内貴弘氏は、「国立大学病院が1つ以上参加していれば、他大学や一般医療機関、民間企業も利用できる運用方針にしました。例えば、地域医療機関との共同カンファランス、製薬会社との治験の打ち合わせなどに幅広く活用します」と話す。
また、SSLとHTTP(Web)だけで通信可能といったファイアウォール対策、全通信の128ビット暗号化といったセキュリティ対策、アプリケーション共有機能なども仕様に加えた。
東京大学医学部附属病院で開かれた記者会見の様子。
大学病院等で標準利用するコミュニケーションインフラへ

平成20年3月末から、東京大学医学部附属病院内のUMINセンターへの設置および試験運用を開始。その中で東京大学医学部附属病院はFresh Voiceの高音質、導入のスムーズさなどを高く評価している。同年6月に試験運用を終え、正式名称「国立大学病院インターネット会議システム」(University hospital Medical Internet Conference System:UMICS)として正式運用をスタートした。
「今回のFresh VoiceによるUMICSの構築は、全国の国立大学病院や医療機関などを結ぶ共通のコミュニケーションインフラを確立した点に大きな意義があります」と櫛山氏は強調する。今後はコミュニケーションの充実により、各施設の密な連携による適切な診療体制の構築など、医療サービスのさらなる向上が期待される。
ユーザー紹介
国立大学附属病院長会議常置委員会 様
全国42の国立大学に設置された附属病院(医学部附属病院、歯学部附属病院、研究所附属病院)の病院長で構成される「国立大学附属病院長会議」の下に設置される委員会で、各地区(5地区)から選出された病院長、全国会議の当番大学病院長などで構成する常設の委員会。この常置委員会の下に様々な課題毎に担当する病院長を置き、国立大学病院の直面する課題について検討を行っている。
大学病院医療情報ネットワーク(UMIN) 様
全国立大学病院の共同利用施設として東京大学医学部附属病院に設置された組織で、各国立大学病院間を中心とした情報ネットワークの業務を担っている。
http://www.umin.ac.jp/ テレビ会議(TV会議)・WEB会議・ビデオ会議のエイネット「Fresh Voice(フレッシュボイス)」。
2005年度・2006年度・2007年度・2008年度・2009年度・2010年度・2011年度にて、テレビ会議「Fresh Voice」は6年連続市場シェアNO.1。
官公庁・国立大学など導入実績は安心の2000社以上。
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