Web会議の基礎知識

更新日:2022.06/10(金)

Web会議システム製品比較② FreshVoiceとZOOMはどう違う?

Web会議システム製品比較② FreshVoiceとZOOMはどう違う?

「Web会議システム製品比較①」にて、Lite FreshVoice(LFV)とZOOMの違いについてご紹介したので、この、Web会議システム製品比較②では、FreshVoiceとZOOMの違いについて、ご紹介していきます。

▶【Web会議システム製品比較① Lite FreshVoice(LFV)とZOOMはどう違う?】はこちら!

ちなみに、FreshVoiceとZOOMも、全く違うWeb会議システムです!
それでは早速、そもそもFreshVoiceとZOOMはそれぞれどんな製品なのか解説・比較していきましょう。

FreshVoiceとは?

Lite FreshVoice(LFV)

FreshVoiceは、エイネット株式会社が提供する、純国産の有料Web会議システムです。導入方法を、オンプレミス(サーバー)型とクラウド(ASP)型から選ぶことができ、なんと、最大で250拠点を同時に接続することができます。しかも、全画面で全ての拠点を同時表示することもできるんです。

堅牢なセキュリティ対策を施していて、2003年のリリース以降、乗っ取りや改ざん、スキミングなどの被害には一度もあっていないという信頼のWeb会議システムのため、国内企業はもちろん、教育機関や官公庁など、5000社以上が導入しています。「誰でも簡単に、すぐにWeb会議が開催できる」がコンセプトの製品で、たった3クリックでWeb会議を開催できるのも、選ばれている理由です。

ZOOMとは?

Zoom_

ZOOMについては、「Web会議システム製品比較①」でもご紹介しているので、割愛…、というわけにはいきませんね。
「Web会議システム製品比較①」

ZOOMは、アメリカを中心に利用されているクラウド型のWeb会議システムです。2020年3月現在、なんと2億人が利用しているのだとか。
アカウントを作成すると、無料のベーシックプランを利用することができ、1対1のWeb会議は無制限、グループでのWeb会議は1回40分までという制限がありますが、最大で100人の参加者を招待することができます。
ZOOMでは、会議のホストはアカウント必須ですが、参加者はアカウント作成不要。ただし、Web会議への参加には、専用のアプリのインストールが必要です。

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FreshVoiceとZOOMの比較

それでは、ここから、FreshVoiceとZOOMの違いについてご紹介していきます。担当としては、企業全体でWeb会議を導入するのであれば、圧倒的にオンプレミス(サーバー)型のFreshVoice推しなため、誠に勝手ながら、オンプレミス(サーバー)型をメインに、ZOOMと比較していきたいと思います。

比較①導入方法に選択肢がある

FreshVoiceの強みの1つが、導入方法の選択肢に、オンプレミス(サーバー)型があるという点です。繰り返しになりますが、FreshVoiceに限らず、企業全体でWeb会議を導入するなら、強くオンプレミス(サーバー)型をおすすめします。その理由は、高品質・高セキュリティで、BCP対策にも活用できるから。しかし、どうしても海外メーカーは、オンプレミス(サーバー)型製品を販売できませんし、国内メーカーでも、オンプレミス(サーバー)型に対応している製品は少ないため、オンプレミス(サーバー)型を提供しているベンダーというのは、とってもレアなのです。

もちろん、FreshVoiceには、クラウド(ASP)型もあるので、企業に合った導入方法をお選びいただけます。

この話の流れからおわかりいただけるかと思いますが、ZOOMは、クラウド型のWeb会議システムです。

比較②同時接続拠点数

FreshVoiceは、最大250拠点まで接続することができます。もちろん、接続する拠点数によって利用料金が変わるので、詳しくは、資料をご請求ください。
ちなみに、FreshVoiceは、この最大250拠点まで同時表示が可能です。全ての拠点で全画面表示ができるのは、FreshVoiceだけの機能となっています。

一方、ZOOMは、無料版でも、最大100人まで参加者を招待することができます。ちなみに、月額2,000円のプロプランでも100人、月額2,700円のビジネスプランで300人となっているのですが、追加のオプション契約をすることで、最大1,000人まで招待することができるそう。

10拠点未満は、クラウド(ASP)型、10拠点以上は、オンプレミス(サーバー)型をおすすめしている弊社としては、クラウド型のWeb会議システムで1000拠点接続して、まともにWeb会議が行えるのか…、ちょっと疑問です。

比較③接続時間

FreshVoiceには、接続時間の制限はありません。しかし、クラウド(ASP)型に、従量課金のプランがあるため、こちらを利用される方は、月の利用時間にご注意いただく必要があります。
ZOOMの無料のベーシックプランは、1対1のWeb会議は無制限、多拠点Web会議は1回40分までという制限があります。もちろん、40分が過ぎた後に、同じ参加者で再度Web会議を開催することが可能です。月額2,000円のプロプランにすると、多拠点Web会議でも、24時間まで連続接続することができるようになります。

比較④会議品質

会議の品質は、オンプレミス(サーバー)型のFreshVoice>クラウド(ASP)型のFreshVoice>ZOOMという順になると考えています。これは、自社製品を優遇しているわけではなく、もちろん、様々な要因を考慮しての順番です。
まず、圧倒的に高品質なのが、オンプレミス(サーバー)型です。自社のネットワーク内に構築するのが一般的なので、外部からの影響を受けずに、安定した品質のWeb会議を行うことができます。

クラウド(ASP)型のFreshVoiceとZOOMは、仕組みとしてはほぼ同じですが、例えば、ソフトウェアそのものの性能の他に、クラウドサーバーとの物理的な距離や、同時にいくつのWeb会議が開催されているかなどの点も、会議の品質に影響するため、海外メーカーの製品且つ、一般ユーザーが多いZOOMの方が品質が低いと考えられるのです。

FreshVoiceは、有料のWeb会議システムなので、クラウド(ASP)型でも爆発的にユーザーが増えるという事態は、まず、起こりません。そのため、オンプレミス(サーバー)型と同レベルとまではいきませんが、比較的に安定して高品質なWeb会議を開催することができます。

比較⑤機能

FreshVoiceで特徴的な機能としては、まず、電話帳でしょうか。電話帳機能があることで、たった3クリックでWeb会議を開催することが可能です。もう1つ特徴的なのは、地図機能で、モバイル端末からの参加者の位置を、地図で確認することができます。
もちろん、録音・録画や、画面共有、ファイル共有の機能も搭載。画面共有には、遠隔操作機能もついているので、共有された会議参加者の画面を、別の参加者が操作することもできます。

基本機能は、このくらいですが、FreshVoiceは、オンプレミス(サーバー)型もクラウド(ASP)型もカスタマイズができるので、もし、欲しい機能があれば、追加することが可能です。

ZOOMにも、Web会議システムの平均的な機能は、しっかり備わっています。しかも、共有された画面を遠隔操作できる、リモート制御機能付き。先に、FreshVoiceの機能として紹介してしまったため、特別感が無くなってしまいましたが、無料のWeb会議システムでこの機能が付いているって、結構すごいと思います。

比較⑥セキュリティ

言わずもがなですが、最も、高セキュリティなのは、オンプレミス(サーバー)型のFreshVoiceです。会議品質の項目でもお伝えした通り、自社のネットワーク内に構築するのが一般的、つまり、ファイアウォールの内側に置くので、外からの脅威に曝されません。

VPN接続を利用するか、DMZサーバーを構築すれば、高いセキュリティレベルを保ったままで、社外からもアクセスできるようにすることができます。

では、クラウド(ASP)型のFreshVoiceはどうなのかというと、FreshVoiceには、2003年のリリース以降、一度も、乗っ取りや改ざん、スキミングなどの被害に合っていないという実績があります。堅牢なセキュリティ対策を施していると、信頼していただけるのではないでしょうか。

さて、ZOOMですが、現状、セキュリティに不安があると言わざるを得ないと思います。ZOOMのセキュリティの問題が、ニュースになったのは記憶に新しいところ。
新しいバージョンのアプリにアップデートすることで、一部の問題は解決できるようですが、専門家たちが指摘しているいくつかの問題については、どうやら、まだ解決していないようです。ZOOMのユアンCEOが、2020年4月2日のブログにて、今後90日間、新機能の追加を停止してプライバシー問題に対処すると発表しているため、今後の対応に期待しましょう。

比較⑦利用料金

オンプレミス(サーバー)型のFreshVoiceは、企業ごとに導入金額が異なりますので、見積もりをご請求ください。

クラウド(ASP)型のFreshVoiceは、従量課金プランと定額プランがあり、拠点をいくつ繋いで、月に何時間くらいWeb会議をするかで、料金が変わります。
ちなみに、同じ利用条件でトータルコストを計算すると、およそ3年で、クラウド(ASP)型を利用する場合のコストが、オンプレミス(サーバー)型を導入した場合のコストを上回るそう。長期的な利用が見込まれるのであれば、オンプレミス(サーバー)型の方が結果的に安くなる可能性が高いということです。

対して、ZOOMは、無料のWeb会議システムです。ビジネス向けに有料プランも用意されているので、導入規模がそれなりの大きさになる場合は、有料プランを検討してみても良いかもしれません。

ビジネスでWeb会議をフル活用するなら、やっぱりFreshVoice!

FreshVoiceとZOOMの違いをご理解いただけたところで、結論、コレです。
ビジネス利用のWeb会議システムの条件として、高品質・高セキュリティはマスト。そのため、一時的に、あるいは、比較的ゆるい関係性の中であれば、ZOOMを利用しても良いかもしれませんが、今後、ある程度長期的に、企業全体でWeb会議をしっかり活用していくのであれば、圧倒的にFreshVoice、もちろん、オンプレミス(サーバー)型を導入することをおすすめします。

世の中の状況的に、今すぐ導入を進めるというのは難しいと思いますが、日常が戻ってきたタイミングですぐに動きだせるように、導入計画を立てておくことはできます。特に、半ば強制的にリモートワークをせざるを得ない状況下で、Web会議システムの重要性を身にしみて感じている今が、計画を立てるにはベストなタイミングかもしれません。
FreshVoiceを、導入するWeb会議システムの候補に!という方は、ぜひ、お気軽に右下のチャットからお問い合わせください。

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