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Webカメラの画角とは?ビデオ会議で参加者が見切れてしまう。原因はWebカメラの「画角」にあった!

ビデオ会議で全員が画面に入らないトラブルの原因は?

ビデオ会議を行う際、必須となるアイテムがUSBカメラ(Webカメラ)です。このUSBカメラを使って遠隔地のスタッフを交えたミーティングなどを行う機会があると思いますが、人数が増えるとどうしても全員を画面に写り込ませられないといった悩みはありませんか。やむを得ず、発言中のスタッフにUSBカメラのレンズを向けるために、カメラやノートPCごと動かすといった不便を感じている方も多いでしょう。

実は、これはUSBカメラに搭載されているレンズの「画角」が狭いために起こるトラブルなのです。それでは、画角とはいったいどういうものなのでしょうか。

レンズの画角とはカメラが写せる範囲のこと

「画角」(視野角)は写真用語でカメラが写せる範囲のことをいいます。この画角はレンズの種類によって異なり、広角レンズの場合は景色全体を広く写すことができますが、被写体を特定している場合は小さく写ってしまいます。これを画角が広いといいます。 逆に画角が狭いという場合は、特定の被写体がある場合には遠くでも大きく写せますが、景色の一部分しか写すことができないため、写せる範囲が限られてしまいます。

具体的に同じ景色で画角の広いレンズ、普通のレンズ、狭いレンズの写り方の違いを見てみましょう。

01 広角レンズ(24mm)

02 標準レンズ(50mm)

03 望遠レンズ(100mm)

なお、この画角の広さ・狭さに関して、日本のカメラメーカーではカメラを支点に約60°以上の範囲を写せるレンズを「広角レンズ」、45°前後の範囲が写せるレンズを「標準レンズ」、30°以下の範囲しか写せないレンズを「望遠レンズ」と定義しています。

この両方の利点を併せ持つレンズがズームレンズと呼ばれるものですが、プロの写真家によってはズームレンズの描写力に不満を持つ人もおり、画角の決まっている単焦点レンズを複数本持って撮影に出かけるということも少なくありません。

ちなみに、レンズは画角によって値段の幅がかなり大きいという特徴があります。標準レンズがもっとも安価で、広角レンズは高価になる傾向があります。その理由は、取り込む光の屈折を大きくしなければならないため、レンズ自体に使われるガラスの量が多くなることと、画角を広く写すことで発生しやすくなる像の歪み(収差と呼ばれます)や、色のにじみを補正するために極めて高い技術が必要になるからです。


USBカメラの画角はメーカーのスペック表を確認

画角については、何も一眼レフカメラのレンズだけに限った話ではありません。ビデオ会議やライブ配信に使われるUSBカメラについても、レンズが付いている以上は同じことが言えます。なお、一般的なUSBカメラは単焦点レンズが搭載されている製品がほとんどで、ズームレンズが搭載されていることはまずありません。

写真の世界では、レンズの画角に広い、狭いがあるなら撮影スタイルによって使い分けすればよいのですが、USBカメラはビデオ会議中に複数台のカメラを使い分けるというわけにはいきません。ごくまれに、複数台のカメラで画角を分け、瞬時に映像を切り替えながら撮影するということもありますが、これは一般の企業がビデオ会議で利用するようなものではありません。

大人数が参加するビデオ会議で全員を画面に収めるためには、画角の広いUSBカメラを選べばいいわけですが、先述のようにレンズ設計が広角になるほど高価になります。ただ、これは収差や色などを補正する高価なレンズを使用したカメラの場合であり、とにかく画角が広ければ画質はこだわらないということであれば、メーカースペックをチェックして画角の広いカメラを選べばよいでしょう。

なお、ここでいう画角は水平方向のことで、レンズは円形なので当然ながら垂直方向の画角も存在します。ただ、メーカーのスペック表には垂直方向の画角が表記されていないことが多いです。これは、USBカメラの画面が横長(12:9または3:2)のため、あまり垂直方向の画角に影響がないためです。もし気になるようであれば、購入の際に写り方を比較してみると良いでしょう。同じ水平90°の画角レンズを持つカメラでも、垂直方向の画角に違いがある場合は画面が異なって見えるはずです。


ビデオ会議に適したUSBカメラの画角は?

それではビデオ会議で使うUSBカメラの画角は、どれくらいが望ましいのでしょうか。一般的なUSBカメラの画角は75°程度で、これくらいがレンズ設計とカメラの撮像センサーが捉える像のバランスが取れた自然な映像となります。これより画角が大きくなれば、写せる範囲も広くなりますが、画面の端は歪みが大きくなり、不自然な映像になります。

USBカメラのレンズ画角が90°〜150°なら画角も広めで、全員を写し込むことができるためおすすめです。おすすめのUSBカメラを画角ごとにピックアップしましたので、参考にしてみてください。


画角90°

ロジクール BRIO C1000eR

ロジクール Webcam C930eR

画角120°

バッファロー BSW200MBK

ロジクール Meet-up

画角150°

サンワサプライ CMS-V43BK


いま使っているUSBカメラを広角化するには?

現在使用しているUSBカメラの画角をもっと広くしたい。でも、買い替えるのはもったいないという場合は、ワイドコンバージョンレンズを使って画角を広くする方法もあります。

ワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)とは、カメラのレンズ前に設置して、画角を広くするアダプターレンズのことです。USBカメラ専用に販売されているワイコンもありますが、裏技としてスマートフォンのカメラ向けに販売されている安価なワイコンを利用するという手もあります。アタッチメントが簡易的なものであれば、取り付けも簡単なので、すぐに使っているUSBカメラを広角にすることができます。

ただし、ワイコンというのはもともとレンズが持っている画質性能から劣化してしまうことを前提として、強引にレンズを広角化させる製品です。当然、前述したレンズの広角化による画面の隅の歪みや色のにじみ、それに画面の四隅が暗くなる(周辺光量の低下)、コントラストが低下するといった弊害が付きまといます。

こうした劣化を極力少なくしたワイコンがUSBカメラ向けの専用ワイコンになりますが、そのぶん高額になるため、買い替えたほうが安いという逆転現象にもなりかねません。そもそも画質が劣化することが前提のワイコンなのに、コストが掛かってしまうようでは本末転倒です。新しいUSBカメラを購入するまでの、暫定的な措置としてスマホ用のワイコンを利用するという使い方がおすすめです。


画角の広いUSBカメラを最大限活かすためには?

いくらUSBカメラの画角が広くても、画質が悪ければビデオ会議の意味がありませんよね。映っている出席者が誰だかわからないような画質では、導入するコストが無駄になってしまいます。ただでさえ画角の広いUSBカメラは、画面の周辺に映っている人物が歪んで判別しにくいため、可能な限り高画質な製品を選ぶべきでしょう。現在のところ、販売されているUSBカメラでおすすめなのは130万画素以上のモデルです。
また、画角の広いUSBカメラによるビデオ会議で重要なのは、高画質の映像をストレスなく多拠点に送信できる回線と、サクサク軽快に動くWeb会議システムです。FreshVoice(フレッシュボイス)なら、誰でも簡単に3ステップでビデオ会議を開催でき、しかも高画質な映像を配信できます。もちろん、セキュリティも強化してありますので、安心して多拠点のビデオ会議を開催できるのです。


まとめ:

いかがだったでしょうか。これからのビジネスシーンでは、Web会議システムを利用した多拠点のビデオ会議は必須となります。特に大人数が出席するビデオ会議では、誰が発言したのかわからないという事態は避けなければなりません。

そのためには、画質の良いUSBカメラで画角の広い製品の導入が急がれます。まずはメーカーのスペック表を精査して、レンズ画角(視野角)が90°以上のUSBカメラを選ぶようにしてください。ただし、150°を超える広角レンズでは、画面の周辺に像の歪みや色にじみなどが発生して、人物の判別が難しいケースもありますので注意が必要です。90°〜120°の範囲で適切な製品を選ぶようにしてください。

また、USBカメラを導入したばかり、あるいは問題なく作動しているけど、もう少し広い画角が欲しいという場合は、ワイコンの活用を検討しましょう。その際、USBカメラ向けに販売されているワイコンは高価になってしまうこともあるため、暫定的にスマホ用のアタッチメントタイプのワイコンを利用するのもいいかもしれません。ただし、画質の劣化は否めないので、割り切って使うといった考え方が良いでしょう。