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有料も無料もあるWeb会議。そこでなぜあえて有料?(1)

Web会議とは?

Web会議とは、インターネットとパソコンとカメラとマイクを使って、自由にリモートでありながらも打ち合わせ、ミーティングを実施するシステムです。

Web会議があれば、あとは時間を合わせるだけ。
そして有料のシステムもありますが、なんと無料で使えるWeb会議もあるのです。
ではなぜそこで有料のシステムを使う必然性があるのか。
さらには、無料ではダメなのか、みていきましょう。


   

無料のWeb会議システムはなぜタダで使えるの?

SkypeというWeb会議システムの名前を聞いたことがあるでしょう。
コンピュータにアプリをインストールして、Skypeをインストールしてつながった人同士で、会話したりチャットしたりを楽しみます。

プライベートでも使えるし、ビジネスにも耐えうるアプリとなっています。
映像の品質は悪いものの、話す、打ち合わせするという基本的な機能は十分であり、月に3億人ものユーザーがいます。


P2P技術はコストが安い

なぜSkypeがタダで使えるかというと、まずP2P技術を使っており、利用者のコンピュータ間での通信のため、巨大なサーバーを準備する必要がないというのが一点。
これはとても大きな特徴であり、やはりサービスを運営するにはサーバーの利用料が極めて高くコストとしてのしかかることを意味しています。

これが仮に、クラウドというリモートサーバの技術を使っていたら、従量課金制のため、すさまじいデータ量でみんなが”パケ死”してしまいます。
しかしSkypeはP2P技術のため、そのようなことが起きないのです。

コンピュータ間の通信は、サーバへの負担を避けて個別のコンピュータ同士で通信するものですが、これはSkypeが2000年代の初頭に登場し、まだインターネット回線の太さが脆弱だった頃だからこそ、システムダウンを避けるために解決された技術です。
※なお、現在はクラウドモデルです。


広告の導入

そして、広告を配置しているモデルなのが2点目です。
Skypeには、その他の無料系アプリと同様、広告が配置されます。
今や無料のものには広告がつくのは当たり前ですよね。
これは特に抵抗がないものと思われます。

たとえば、Instagramが広告を導入したとき、荒れづらいはずのインスタが非常に荒れました。「金の亡者」や「汚い」などという罵詈雑言が、インスタの公式記事にならんだのです。
インスタグラム広告がスタートしたのが2015年ですから、それから数年で広告を受け入れる体制がかなり整ったものと思われます。

Skypeも、なぜ広告がでるのかという批判が多く寄せられましたが、最近ではそのようなことをいう人も減っています。
インターネットユーザーが広告モデルそのものにやや慣れてきた証拠かと思われます。


フリーミアム

そして昨今流行りのフリーミアムモデルであることも、Skypeの特徴です。
フリーミアムとは、大勢のユーザーに無料でサービスを提供し、一部のロイヤルカスタマーに課金してもらい、収益源とするものです。

実はSkypeには有料プランがあり、課金することができます。
Skypeで課金すると、広告がなくなり、固定電話や携帯電話にまで通話できるようになります。
さらには、転送機能が使えるので、自分が海外にいたとして電話がかかってきたとしても、海外に転送できさらには国際料金ではなく国内料金で相手は通話できるため、良いことづくめです。

このように、上手にビジネスへとSkypeを取り込んでいる人たちは、Skypeに課金することでしょう。
そこまでいけば熱烈な利用者といいますか、Skypeそのもののファンですから、課金モデルによってSkypeの開発は支えられているといってもいいでしょう。
これを一般的にフリーミアムモデルと呼び、Skypeはフリーミアムモデルの代表的なサービスでもあります。


バイアウトを目的とする

スカイプは、もともとはルクセンブルグの小さなIT企業が開発したものでした。
無料で通話できるのですから、画期的なシステムであり、電話代を価格破壊して爆発的に広がりました。

いまでこそ、ZoomやGoogleハングアウトなど、無料系の通話アプリはたくさんあります。
さらには、自分自身でWeb会議システムを自作する人も。
しかしバイアウト(買収)されることで、開発会社は大きな収益を上げることができます。


有料のWeb会議との違いは?

このように有料のWeb会議と無料のWeb会議はさまざまな違いがあります。
有料のWeb会議がどのようにこれら無料系のサービスと渡り合っていくのか。
無料で使えるなら有料にはしない、という大多数の人に課金してもらい さらにはファンになってもらうにはどうしたらいいのか。
それは第二回でお伝えしていこうと思います。