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テレビCMでも注目!Web会議で営業?

Web会議がにわかに注目を集めるようになりました。
そのきっかけは、テレビCM。
「営業は足が命!・・・It’s OLD営業。これからはデスクで営業する時代へ」ということで、ベルフェイス社のCMが話題となったのです。
ベルフェイスは新進気鋭のスタートアップで、Web会議システムを使って自社内で、しかもデスクで営業をしてもらおうという試みです。


リモート営業を推進

これは大きな反響をもたらします。
基本的に、営業はバックオフィスやエンジニアとは違って、非常に泥臭い仕事であり、人と人とのコミュニケーションが欠かせません。
よって、人間的に魅力があって、さらには聞き上手で話し上手、社会常識とマナーがあって、なおかつ人が好きであることも、営業には大切な資質です。

そうなると、そうした優秀な営業パーソンは、人と直接対面することを好みます。
また、営業は実際にあってこそ、誠意を伝えられるという価値観も強いことでしょう。

しかし、そうではないとベルフェイスCMはつきつけます。
「Its OLD営業」というのは、直接対面し、ヒラメ筋を鍛えるのはもはや時代遅れだというメッセージです。

合わなくとも、誠意は伝えられるということ。そしてサービスを売ることも不可能ではないという新基軸を伝えています。
リモート営業。オフィスで、デスクで、いながらにして営業ができれば、そんなすごいことはありませんよね。


古い営業と新しい営業の葛藤

このベルフェイス社のCMは、マス層に届き、大変な反響をもたらしました。
営業パーソンの間では、話題になったのではないでしょうか。
古い営業という日本語を使わず、Its OLD営業という、あくまでオールド営業スタイルであって、時代遅れという意味ではないということ、たんに価値観の相違でしかないということを伝えているのは非常に斬新です。

そうしないと、ただたんに反発を買って終わってしまいます。
ベルフェイス社はこのヒラメ筋の交通広告に数億円を投じて、スタートアップとして調達した何億ものお金のうち、大多数をCMに投じたとのことです。

この決断は驚くべきことです。
スタートアップが資金調達したとき、何にお金を使うかはCEOの経営判断次第ですが、たとえば、オフィスの改装に使った某スタートアップは、非常に批判されました。自分たちがオシャレなオフィスで働きたいがために、まったく生産性とも顧客満足ともステークホルダーへの納得とも無関係な、オフィス改装にお金を費やしてしまったのですから。

もしかしたらオフィスの美しさは生産性に大きく関わるかもしれません。ただし、売上とは少し離れた投資です。
では、このリモート営業、Web会議営業のテレビCMにお金を投じるのはどうなのでしょうか。
経営判断なのでなんともいえませんが、社長さんは、自分の思いをWebで公開していました。

マーケットの啓蒙、新規リード獲得、そして自己満足。
この3つが揃って、リモート営業ツールがテレビCMに至ったのです。


   

マーケットの啓蒙が大切

足で会いに行く。実際に顧客とお会いして、誠意を伝えること。
これほど甘美なものはないと社長さんはいいます。
しかし、時代が変わりつつあり、圧倒的な人手不足と働き方改革で、仕事が変わろうとしています。

それでもまだまだ、足で営業したいというお客さんは多いものです。
そこで、マーケットの啓蒙が大切になってくるのです。

マーケットの営業。それはすなわち、テレビCMを投入して、マスにアプローチし、話題となって、「営業はこれからリモートもありえるんだね」という認知を市場に形成することです。
そうすれば、まず利用者のお客様がCMをみて、「営業は来なくても大丈夫だよ。信頼している」という言葉を引き出せるのではないでしょうか。

テレビCMであり、昭栄さんという、知名度が高くて好感度もまた高いタレントが、古い営業でありながら、少しズレていることで、新しい営業をアピールすることとなります。
しかしその点において、ベルフェイス社のCMは、揶揄したはずの「Its OLD営業」にスポットが当たりすぎの懸念はあります。
ヒラメ筋という営業が足で培った筋肉がコミカルにアピールされており、同時に、昭栄さんも目立ちすぎます。
これははまるで、営業=足ではない、というCMではなく、営業=足、というCMになってしまいます。


 

まとめ

今回は当社のライバルでもあるベルフェイスさんのことをみてきました。
共にWeb会議システムで社会を変えようとする仲間でもあり、競合でもあります。
ベルフェイスさんは、Web会議システムを営業に特化させた会社さんです。
そのチャレンジに注目が集まりますし、負けてられないなと思いを強くするCMでもありました。