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リモート営業の時代がやってくる?

営業は足で稼ぐという時代が、変わりつつあります。
もともと、営業職は実際に足を運び、相手と対面して、コミュニケーションを通じて信頼をしてもらい、その結果として商品なりサービスなりを販売する仕事です。

そんな営業ですが、スタイルが変わりつつあります。
きっかけはなんと言っても人手不足。
いま、景気が良いと言われていますが、これは別に政権が正しい運営をしているからというよりは、日本の人口構造に原因があります。

団塊の世代が一斉に退職し、日本の内需が人手不足に陥ったのです。
それによって、一気に数年前とは雇用の情勢が変わりました。
どこもかしこも、人手不足ですから、なんとかして効率よく、生産性高く、
仕事をしなければなりません。

これまで、日本は労働生産性が著しく低いということで知られていました。
労働生産性とは何でしょうか?
すなわち、労働時間に対して、GDPが少なすぎるのです。

ここで生産性を高めるためにできることはいくつかあります。
まずGDPをあげていくこと。これは少子高齢化社会にあって、非常に難しいものです。
では、労働時間を短くすることはどうでしょうか。
時短ではたらく人や、長時間労働をしたくない人、定時で帰りたい人など
いろいろな人がいます。
そもそも、長時間労働が前提の社会というのはとても苦しいものです。

家庭に専業主婦がいて、家事育児をすべて担ってくれ、男性は大学をでていて
さらに新卒で定年まで働くようコミットした人しか、報われないのです。

それでも、報われるとは限らず、途中で少しでも躓くことがあったら、市場から放り出されて非常に険しい道を歩かなければなりません。
しかし本来は働きたい人が働きたい時間に、自由に仕事してもいいはずです。
働き方改革の道のりは遠いですが、一歩近づいたといえましょう。
人手不足に関して、営業もまたスタイルが変わりつつあります。
そもそも、営業というのは人と合うものという先入観。
そして、何度も足を運んで誠意を見せるということ。
それが当たり前の時代がありました。

しかし。人手不足の世の中にあって、変化が必要です。
なんせ現場に人が足りていませんから、営業のマンパワーも不足しているのです。
それでも、売上はあげなければなりませんから、ひとりが午前中に2社訪問できていたところを、移動の時間をWeb会議に置き換えることで、3社訪問できてしまう。
それが生産性の向上というものではないでしょうか。

リモート営業。
職場にパソコンが導入され、そしてバックオフィスから経理から、法務から、何もかもが時代の流れで電子化されていきました。
いまや、エンジニアをはじめとして各種職業が、リモートワークを可能にしています。
在宅でパソコンを支給され、自宅の回線から会社にアクセスするのです。
これはリスクがありながらも、全体の生産性向上のためです。

なぜなら、みんな家で働きたいというニーズは抱えているからです。
災害、電車遅延だけでなく、家事、育児、勉強・・・そしてプライベートや副業の仕事を持っている人も。
さらには、ただたんに長時間働きたくないというニーズもあります。
そんなニーズに合致するかのように、働き方改革の波がやってきて、フリーランスになられることを防ぐため、企業側も一気にリモートワークを進めた形です。

そしてその波は営業職にまでやってきます。

営業職は最後まで、訪問すること、実際に合うことを重視し、特に日本ではインサイドセールスの文化は根付いていませんでした。

しかし、いま、猛烈な人手不足で、そこも変わりつつあります。
Web会議というツールは、それこそ昔からあったものですが、徐々に「仕事は面と向かって」という価値観が崩れつつあるのです。

なぜなら、やはり対面だと序列ができてしまいます。
空気感というものもありますし、たとえば上座下座と言った、今ではあまり不要だとされるマナーも多く風習として残っているからです。
しかし、Web会議なら、フラットな関係性で話ができます。

よって、リモート営業が徐々に進むのであれば、組織や顧客との関係のフラット化が進みます。
一流の仕事人にとって、相手が顧客なのか部下なのかは変わりありません。
そうした仕事スタイルが、広がりつつあるのです。
そもそも顧客と言ってもパートナーですから、対等に関係を組めてこそ、良質な仕事ができるというものです。

顧客と対等になるのはとても大変です。こちらは期日までに指定のサービスを提供し、相手は対価を支払うのです。よって、営業だからと言ってもペコペコするのはよくありません。

自分の理想の仕事を追い求めて、Web会議がお手伝いできることはいろいろあります。
時間効率を高めて、クライアントとの面談にじっくり時間を使うこと。
いま、新しい営業がスタートしようとしています。