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WebSocketとは?

Web会議システムの中に、WebSocketを利用してシステム開発を行っているところが増加しています。
WebSocketは、新しいネットワーク用の通信規格として開発が進んでいます。
今回は、WebSocketとはどのようなものかをご紹介します。


双方向通信の実現!WebSocketとは?

WebSocketとは、ブラウザとウェブサーバーとの間で双方向通信を行うための通信規格です。
WebSocketでは、サーバー側とユーザー側が常にオンライン状態を維持することによって、双方向通信を可能としています。

そのため、従来の通信規格と比べて、リアルタイムに情報を共有することが可能となりました。
もともとは、HTML5の仕様の一部として策定されていましたが、現在では単独のプロトコルとして進められています。


SNSの流行が誕生のきっかけ?WebSocketの歴史

これまでは、Webで様々な通信を行うにはHTTPを使用することが、もっぱらの主流となっていました。
HTTP上で作られた文書を転送するためのプロトコルとして使われ、これによりインターネットを介したコミュニケーションが可能となっていました。

しかし、時代が進むと同時に、SNSなどが登場し、即座に反応することができるリアルタイムなやりとりが求められるようになりました。
こうした背景から、誰かがある投稿をすれば、投稿した瞬間に他人も見ることが可能となる通信規格の開発が始まります。

WebSocketが開発されるまで、長い期間HTTPを使用して補うとしていましたが、HTTPにはリアルタイムの通信を難しくするある問題がありました。
まず、1つのコネクションで1つのリクエストしか送れないこと、もうひとつが、リクエストはクライアント側からしか送ることが出来ないという2つの点が問題となっていました。

それでもそのままHTTPを使い続ける人や、Cometと呼ばれる手法を用いてリアルタイムでの操作を行えるようにしていましたが、どれも無駄が多いなどから徐々に廃れていきます。
こうしたリアルタイムでのやりとりを可能とするために、HTTPの問題点を解消する新たなプロトコルとしてWebSocketが誕生しました。


こんな場所でも使われている!?WebSocketの活用例は?

WebSocketは、現在ではインターネットを介したコミュニケーションに欠かせないツールとして、幅広い活用例があります。
たとえば、チャットサイトやアプリケーションでは、WebSocketの常時双方をオンラインにしているという特徴を生かし、多くサーバーでWebSocketが活用されています。
個人のプログラマーが独りで制作したチャットサイトなども多く、比較的簡単にWebSocketを利用したチャットサイトを作ることが出来ます。

また、アクセス解析サイトなどでも、WebSocketは多くの活用例があります。
これは、あるサイトやブログなどのアクセス結果をWebSocketを利用し、リアルタイムで参照できるサービスとなっています。
アクセス数を気にするブロガーの人や、サイト管理者の方にメリットがあるサービスですね。

WebSocketでは、チャットなどのように簡単にネットを介したコミュニケーション方法だけでなく、より高度なコミュニケーションツールにも活用されています。
オンラインゲームにおいては、ゲームをプレイしながらビデオ通話を行う人も多いですが、実はゲームをプレイしている裏では、WebSocketが大活躍しています。

また、ビデオ通話を行うのと並行して、社内資料のデータを送ったりすることもWebSocketが可能にしています。
WebSocketは、現代のネットでのコミュニケーションが主流となっている時代では、無くてはならない存在であると言えるでしょう。


Web会議システムにもWebSocketは大活躍!

幅広い活用例があるWebSocketですが、Web会議の分野でもすでに幅広い活用法があります。
たとえば、Web会議を始める前の人数チェックのカウンターとして利用するケースや、会議中に資料やファイルなどを送る際のプラットフォームとしての活用法などもあります。

また、会議中に発言した内容をWebSocketを利用したサービスでそのまま書き写すことで、会議中の発言をいつでも確認することも可能です。
これからWebSocketを活用したWeb会議ソフト・システムが増えていくことでしょう。