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  • 2014年09月17日 スタッフ日誌
  • 危機管理
  • 東日本大震災から、3年半が経ちました。
    寸断されていた国道6号線も全線開通し、原発事故で被害に会われた地域も少しずつ復興しているようです。しかし、今回開通した地域を通過する際は車から降りることは許されていません。当然住むことはできず、家屋の前にはバリケードが張られ、住民の方々はいまだに避難生活を強いられています。そんな現実を見るにつけ、その方々が一日も早くもとの生活に戻れるよう、私たちにももっとやれることがあるのではないかと、あらためて考えさせられました。

    先日、福島第一原発の吉田所長の聴き取り調査の内容が公表されました。あれを見ると現場の混乱ぶりが良くわかります。所長と東電本店とのテレビ会議は常に開かれていたのもかかわらず、本店から適切な指示はほとんどなく、現場からは吉田所長への状況報告の電話に長蛇の列ができているような状態で、吉田所長はそれらに対する対処の指示をほとんど一人で出されていたようです。

    吉田所長は優秀な方で、強い使命感を持って対処されたため、最悪の事態は回避されましたが、普通、一歩間違えば国が滅びるような状況で、重要な判断を一人の人間に委ねるなどというのはありえません。非常時の対処方法と指揮命令系はきっちりとマニュアル化しておき、有事の際には粛々とそれに従って行動するというのは常識です。
    東電は想定外の事故だとの言い分ですが、海外の原発では10万年に一度クラスの自然災害にも対処できるマニュアルを整備しているところもあるのです。

    どんなに防災設備やインフラなどのハードを整備をしても、やはり最後にものを言うのはソフトです。命を削って危機管理に当たった吉田所長の霊に報いるためにも、インフラ企業や行政機関にはどんな災害でも対応できるソフトの整備をお願いしたいと思います。

    fukushima_1f.jpg

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