Web会議の基礎知識

更新日:2021.06/17(木)

企業がskypeを禁止する理由とは? セキュリティ対策など解説します

法人企業がSkypeや無料Web会議の利用禁止とする理由

 
Web会議をSkype(スカイプ)で行えたら便利でしょうね。
個人間の利用であればSkype(スカイプ)は非常に便利なツールです。

無料でビデオ会議ができますし、スマホにインストールをすれば電話代わりにもなります。

数年前とは異なり音声・映像のの品質も驚くほど向上しました。

しかし、法人の企業がスカイプを導入するとなると話は違ってくると思います。

スカイプの認知度は高く、無料とは思えないクオリティの高さです。

企業がテレビ会議システムを検討するときには、必ずといっていいほど「Skypeは使えるか?」という議論がなされます。

そして、多くの企業がSkypeの導入を見送り、有料のWeb会議システムを選択されます。

その理由は何故でしょうか?

企業がスカイプ導入を見送る理由

  • 音質・画質・安定性・操作性などの根幹の質の問題
  • セキュリティ上の問題
  • 障害やトラブル発生時の対応
  • 複数ユーザー同時接続時に起こるトラブル
  • 個人アカウントで利用するユーザーが増える

企業が導入を見送る主な理由が上記の5点です。

 

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セキュリティの問題

性能がそもそも悪いか?は比較する製品によるでしょう。しかし、企業での利用を禁止したり、見送る最大の原因がこのセキュリティ問題全般でしょうか。

暗号化されているとはいえ、スカイプはP2Pという通信方式です。

ファイル交換ソフト「Winny」に使われた通信方式であり、P2P=危険という認識を持つ人も少なくありません。

また、スカイプの技術情報は公開されていません。

いくら安全と言われても内容が分からないため導入に踏み切れない情報システム部門は多いと思います。

厳密に、通話先相手以外のPC上をデータが流れていない、とも言い切れない部分がありますし、一時ファイルなどがどこかに保存されているのも、確認する問い合わせ先がありません。

無断とも言える仕様変更に対し、詳細の開示がある訳でもないので、メーカの意識、無意識に関わらず、セキュリティの危機にさらされる可能性があります。

また、圧倒的な個人利用が多いため、ハッカーからの標的となるリスクも非常に高い、と言えます。

更に、スパム攻撃も見逃せません。

チャットスパムや音声スパムなどスカイプにはメールと同じようにスパムがあります。見知らぬ外国の方から突然話しかけられたりされた事はないでしょうか? Skypeは、世界中の無料ユーザから利用者の検索ができますので、気軽に電話をかけてこられたりします。今のところ事件にはなってないですが、無料電話で一斉に電話をかける、なんて乗っ取り方法があったら、非常に恐ろしいスパムになりそうですね。

 

こういったリスクを考えると、セキュリティ意識の弱い社員が、スカイプ上から送られてくるスパムに騙されるという危険も常に潜んでいるのです。

広告や勧誘なら個人の責任として片付けることもできます。しかし、そこからスパイウェア等に感染し、情報漏えいが起きたら企業の責任になります。

 

「導入を主導した担当者にも責任がある」と言われても反論はできません。

障害やトラブル発生が起こる

スカイプは、意図していない障害が発生することがあります。世界の大元にあるルートサーバというスーパーノードが障害を起こしたことがあります。

 

例えば、2015年9月21日には2日間にわたってログインできない大規模な障害が発生しました。

これは日本だけでなくアメリカやヨーロッパでも発生した大規模障害です。

専用機やサーバー型であれば最低でも障害の原因は分かります。原因が分かれば復旧までの目処もたちますので、社内への説明もできるはずです。

しかし、スカイプで障害が発生すると情報システム部門としては「無料ですので原因不明です」としか答えられなくなります。

そう言った時に、「なぜ、無料の安定しないものを利用しているんだ!」と叱責を受けます。それまで、無料サービスの利益を享受していたのは、怒っている人や、企業側の責任者の問題を、その時ばかりは ”棚上げ” にして。

複数ユーザーの同時接続時に起こるトラブル

スカイプは1対1であれば音声・映像の品質も高いです。

しかし、多人数のユーザーが同時接続をしたときに音声や映像の品質が低下することがあります。これは、原因は定かではないですが考えられることとしては、PtoP特有の理由に起因するところが多いと考えられます。

無料サービスであるがゆえに、サーバリソースを無闇に供給できないため、PtoPと言われる技法を駆使して無料サービスを提供されています。

それがゆえに、複数拠点を同時に接続する場合は、そのグループの中の誰かを親にして接続を行います。誰かとは、そのグループの中のPCスペックが高い方、とされてますが仮にそのPCが不安定になった場合、全ての通信に影響が出ます。

それと、何よりもスカイプの同時接続数が影響し、社内全体のネットワークに影響を与えることもあります。

個人アカウントで利用するユーザーが増える

社員のセキュリティレベルによっては個人アカウントを利用する可能性もあります。しかし、個人アカウントには仕事とは関係のない友人・知人が連絡先にあります。

 

勤務中に仕事とは関係のない相手とメッセージのやりとりをする可能性は十分にあるのです。

意図しないまでも、ビジネスタイムに家族や友人からのメッセージがきて、完全に放ったらかしに出来ない、というのも心情としては理解できます。

 

根本は、無料ツールを使っているが故、ということに今一度着眼点を戻し、公私混同の根元から絶たねば、「仕事時間中にメールするな」と単純に言えないことにもなりかねません。

 

※記事中のスカイプに関する記述は、無料サービスに関するものです。

 

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