Webカメラの画角とは? Web会議で参加者が見切れる原因と最適なWebカメラの選び方

Web会議の必須アイテムの1つ、「Webカメラ」。USBでパソコンに接続するタイプの外付けWebカメラを利用されている方もいれば、ノートパソコンに内蔵されているものを利用されている方もいらっしゃるでしょう。

Webカメラにまつわる"あるある"のトラブルが、一拠点で複数の参加者がいる場合の見切れです。 2人までなら、だいたいどんなWebカメラでも問題なく画面に収まるのですが、3人以上になると、USBカメラやノートパソコンの置き場所であったり、参加者の座席配置の調整が必要になってきます。 どうしても上手く全員が収まらなくて、やむを得ず、見切れた人が発言をするたびに、USBカメラやノートパソコンを動かしたり、あるいは、席を移動したりといった不便を感じている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、Web会議で参加者が見切れてしまう問題の原因と、多人数会議に最適なWebカメラの選び方を徹底解説。記事の後半では、多人数のWeb会議におすすめなUSBカメラ5製品をご紹介しているので、ぜひ、Webカメラ選びの参考にしてください。

Web会議で参加者が見切れる原因は?

ズバリ、Webカメラに搭載されているレンズの「画角」が狭いから。

「画角」とはカメラ用語で、写真や動画を撮影した際に写る範囲を、レンズを中心とした角度で表したもの。画角が広い=写る範囲が広い、画角が狭い=写る範囲が狭いということです。

このまま少し、一眼レフカメラなどのレンズの話をしましょう。 日本のカメラメーカーでは、カメラのレンズを中心に、約60°以上の範囲を写せる画角の広いレンズを「広角レンズ」、45°前後の範囲が写せるレンズを「標準レンズ」、30°以下の範囲しか写せない画角の狭いレンズを「望遠レンズ」と定義しています。

では、上記3種類のレンズで撮影した同じ場所の写真を見比べてみましょう。画角の違いによる写り方の違いがよくわかります。

  • 広角レンズ(24mm)
    広角レンズ(24mm)
  • 標準レンズ(50mm)
    標準レンズ(50mm)
  • 望遠レンズ(100mm)
    望遠レンズ(100mm)

「広角レンズ」の場合は、景色全体を広く写すことができますが、どうしても被写体が小さくなってしまいます。逆に、「望遠レンズ」の場合は、被写体を大きく写すことはできますが、景色はかなり狭い範囲しか写すことができません。

さて、ここまでは一眼レフカメラなどのレンズの話でしたが、これは、Webカメラのレンズでも同じこと。つまり、Web会議で参加者が見切れないようにするには、参加者全員が写る広い画角のWebカメラを用意すればよいのです。

Web会議に適したUSBカメラの画角はどのくらい?

一般的なUSBカメラのレンズ画角は75°程度です。一拠点1〜2人でのWeb会議であれば、これで十分。 また、ちょうどこのくらいの画角のWebカメラが、レンズ設計とカメラの映像センサーが捉える像のバランスが取れた、一番自然な映像を配信することができます。

一拠点3人以上のWeb会議の場合は、レンズ画角が90°〜150°のUSBカメラがおすすめ。見切れずに、参加者全員が画面に収まります。

レンズ画角が150°以上のUSBカメラは、もちろん写せる範囲はさらに広くなるのですが、画面の端の歪みが大きくなり、色にじみが発生するなど不自然な映像になりやすいので注意が必要です。購入前に、画面端の人物の写り方をチェックされることをおすすめします。

Webカメラの画角のチェック方法は?

Webカメラの画角は、各製品のスペック表に記載されています。 画角には、対角、水平、垂直の3種類があるのですが、Web会議用のUSBカメラで知りたいのは、どれだけ横、あるいは奥行きが広く写るかなので、対角方向か水平方向の画角をチェックします。 また、メーカーによっては、対角か水平の画角のどちらか1つしか記載されていないことも。これは、USBカメラの画面が横長(12:9または3:2)のため、あまり垂直方向の画角に影響がないためなんです。 なので、画角の欄に1つしか記載がない場合は、その数字をチェックすればOKです。

広角のWebカメラを最大限活かすための重要ポイント

まず、新しく購入するUSBカメラを選ぶ段階で、画角以外にチェックしてほしい重要ポイントが1つ。それが画質です。 画角の広いWebカメラは、画面の端にいくほど、映像が歪みます。仮に全員が画面に収まったとしても、参加者の判別ができなければ意味がありません。なので、画角の広いUSBカメラほど、高画質な製品を選ぶべき。現在販売されているUSBカメラの中でおすすめなのは130万画素以上のモデルです。 ただし、画角が広くて高画質となると、かなり高価なWebカメラになる可能性も。購入するUSBカメラの利用頻度や、実施するWeb会議の重要度なども踏まえて、コストパフォーマンスの良い製品を選びましょう。

また、画角が広くて高画質なWebカメラを利用すると、その分映像データが重くなります。スムーズなWeb会議をおこなうために、参加者全員が画面に収まった高画質な映像を配信しているのに、そのせいで遅延などのトラブルが発生してしまっては本末転倒です。 そこで重要なのが、サクサク軽快に動くWeb会議システムと、通信速度の速いネット回線です。 『FreshVoice(フレッシュボイス)』なら、高品質な映像と音声で快適なWeb会議をおこなうことが可能。また、通信回線の混雑部分を回避し、いつでも快適な高速インターネット通信を実現するOCNの「OCN光 IPoEサービス」を一緒にご提案することも可能です。 USBカメラの買い替えに合わせて、Web会議システムやインターネット回線も見直しませんか?

おすすめ広角USBカメラ5選!

ここからは、一拠点3人以上参加のWeb会議におすすめな、広角USBカメラ5製品をご紹介! 新しく購入するWebカメラを決めかねている方は、ぜひ、製品選びの参考にしてみてください。

Logicool (ロジクール) BRIO ULTRA HD PRO WEBCAM 型番: C1000eR

解像度/FPS 4K Ultra HD 2160p/30
フルHD 1080p/30または60
HD 720p/30、60、または90
レンズ画角 対角:90°
水平:82.1°
垂直:52.2°
参考価格 28,350円(税込)
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Logicool (ロジクール) C930E BUSINESS WEBCAM 型番: C930eR

解像度/FPS フルHD 1080p/30
HD 720p/30
レンズ画角 対角:90°
ロジクールオンラインストア価格 15,000円(税抜)
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BUFFALO (バッファロー) BSW500MBK

解像度/FPS フルHD 1080p/30
レンズ画角 水平:120°
価格 オープン価格
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Logicool (ロジクール) MEETUP 型番: Meet-up

解像度/FPS 4K Ultra HD 2160p/30(顧客が用意するUSB 3.0ケーブル使用時)
フルHD 1080p/30
HD 720p/30
レンズ画角 対角:120°
水平:113°
垂直:80.7°
価格 119,070円(税込)
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サンワサプライ 会議用ワイドレンズカメラ 型番: CMS-V43BK

解像度/FPS HD 720p/30
レンズ画角 対角:150°
参考価格 ¥10,780円(税込)
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手持ちのWebカメラの画角を広くすることはできる?

最後に、おまけの小ネタを。

もっと画角の広いWebカメラが欲しい。でも、新しくUSBカメラを購入したばかり、あるいは、画角以外に問題がないから買い換えるのはちょっともったいないという場合には、「ワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)」を装着して画角を広くするという方法もあります。

ワイコンとは、カメラのレンズの前に装着して、画角を広くするアダプターレンズのこと。USBカメラ用の製品はほぼ無いので、比較的安く手に入るスマホ用のワイコンを利用するのがおすすめです。取り付けも簡単なので、お手持ちのWebカメラの画角をすぐに広くすることができます。

ただし、ワイコンは、もとのレンズが持っている画質性能を劣化させてしまう前提で、強引にレンズの画角を広くするアタッチメントです。そのため、画面の端の歪みや色にじみが発生したり、画面の四隅が暗くなったり(周辺光量の低下)、コントラストが低下するといった弊害も。継続的な利用ではなく、あくまでも新しいUSBカメラを購入するまでの暫定的な処置として利用されるのをおすすめします。