Web会議の基礎知識
更新日:2022.08/19(金)
Web会議でアバターを使用すれば、顔を出さずに済んだり、楽しい雰囲気でWeb会議ができます。普段、Web会議がある時は身だしなみを整えなければなりませんし、コミュニケーションも堅苦しくなりがちです。
そこでこの記事では、Web会議に無料で使えるアバターツール3選を解説し、TeamsなどWeb会議ツールでの具体的な参加方法や注意点をまとめます。
この記事を読めば、Web会議で外見を気にする必要がなくなり、明るい会議をする方法がわかります。
Web会議で使えるアバターツール無料3選を紹介します。
REALITY
Animaze by FaceRig
NICE CAMERA
3つとも無料でインストールできるため、今すぐ使用可能です。
それぞれ詳しく解説します。
iPhone&Macユーザーがアバターツールを使うなら「REALITY(リアリティ)」がおすすめです。
REALITYの特徴は、アバターのカスタマイズ性が豊かなことで全17箇所の変更ができます。
身長 | 髪型 | 目 | 眉 | 口 | 髭 |
---|---|---|---|---|---|
耳 | 頬 | ほくろ | シャツ | ズボン | 靴 |
帽子 | イヤリング | 眼鏡 | 背景 | ポーズ | 全17ヵ所 |
REALITYがここまでカスタマイズできるのはバーチャルライブ配信アプリだからです。
限りなく自分に近づけることもできますし、クスッと笑えるような見た目にもできます。
Web会議に使うためだけのツールではありませんが、設定すればWeb会議のカメラに反映可能です。
無料で自由にカスタマイズできるため、遊び半分で試してみてください。
REALITYをWeb会議で使うまでの手順は以下です。
iPhoneに「REALITY」、Macに「CamTwist」をダウンロード
REALITYでアカウント作成し、アバターを作る
MacとiPhoneをケーブルで繋ぐ
Macで「QuickTime Player」を開く
「ファイル」→「新規ムービー収録」→赤色の録画ボタンの右にある「^」をクリック→「iPhone」を選択
CamTwistを起動
Video Sourcesで「Desktop+」を選択
Settingsの「Confine to Application Window」にチェック
「Select from existing windows」のプルダウンから「QuickTime Player」を選択
Web会議ツールのカメラ選択でCamTwistを選択
出典:https://store.steampowered.com/app/1364390/Animaze_by_FaceRig/
Windowsユーザーなら「Animaze by FaceRig」というアバターツールがおすすめです。
無料ダウンロードでき、最初から多くのアバターが用意されています。
元々あるアバターには
動物
人
ハンバーガー
アニメ調の動物
などがあり、Animazeの遊び心がうかがえます。
もちろんREALITYと同じく人のカスタマイズも可能です。
服も変えられるので「今日はこの服にしよう」と気分によって変更できます。
メンバーの誕生日であれば華やかな背景にして、盛大にお祝いすることも可能です。
ただ、スペックの低いパソコンだとCPU、GPU、メモリの使用率が高くなり、Web会議どころではなくなるため注意して下さい。
また、Animazeを使用するには「Steam(スティーム)」というゲームプラットフォームをインストールする必要があります。
SteamもAnimazeも無料でインストールできますのでご安心を。
Windowsをお使いの方は「Animaze by FaceRig」を試してみてください。
出典:https://nicecamera.kidsplates.jp/
「NICE CAMERA」はMacでもWindowsでも使えるアバターツールのため、誰にでもおすすめできます。
無料でダウンロードできますが、有料プランも用意されています。
フリープラン | プレミアムプラン | |
---|---|---|
料金/th> | 0円 | 550円/月 |
初期アバター | 13種 | 26種 |
外部アバタツール連携 | ✕ | 〇 |
初期アバターには
・ハリネズミ
・熊
・猫
・牛
・馬
・人
が用意されていますが、REALITYやAnimaze by FaceRigのように人型アバターのカスタマイズはできません。
ただ、プレミアムプラン(550円/月)にすれば、AVATARIUM(アバタリウム)・THE SEED ONLINEと連携ができます。
AVATARIUMは、スキャナで撮影すると自分そのままのアバターが作れるサービスで、THE SEED ONLINEは人が作成したアバターを購入できるサイトです。
NICE CAMERAは無料でも十分使えますが、アバターに凝りたい方はプレミアムプランにするか、REALITY、Animaze by FaceRigの使用をおすすめします。
Web会議にアバターを使って参加する方法は3つの手順を踏めば簡単に参加できます。
アバターツールを起動
Web会議ツールを起動
カメラをアバターツールに切り替え
これだけだとイメージしづらいので、
Microsoft Teams
Zoom
Google Meet
の3ツールでの参加方法をそれぞれ詳しく解説します。
まずアバターツールを起動して、アバターを設定しておきます。
次にTeamsを起動。
画面上部の横3点リーダーをクリック。
「デバイスの設定」をクリック。
画面右にデバイスの設定メニューが表示されます。
メニュー一番下の「ビデオ設定」のカメラのプルダウンをクリック。
使用するアバターツールを選択。(今回はAnimaze by FaceRigを選択しています)
アバターツールを選択し終わると、すぐにアバターが反映されます。
カメラをオフにするか、カメラ設定を変えればアバターも消えます。
まずアバターツールを起動して、アバターを設定。
次にZoomを起動します。
画面左下の「ビデオの開始」の「^」をクリック。
「カメラを選択」で使用するアバターツールをクリック。(今回はAnimaze by FaceRigを選択)
アバターがすぐに反映されます。
カメラをオフにするか、元のカメラに戻せばアバターが消えます。
まずアバターツールを起動して、アバターを設定しておきます。
次にMeetを起動。
画面中央下部の縦3点リーダーをクリック。
「設定」をクリック。
左タブの「動画」をクリック。
カメラをクリック。
使用するアバターツールを選択。(今回はAnimaze by FaceRigを選択します)
アバターが即時反映されます。
カメラをオフにするか、カメラを元に戻せばアバターが消えます。
使用に不安な方は、よく使うWeb会議ツールを利用して1人で試してみてください。
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Web会議でアバターを使うメリットは3つあります。
パジャマやノーメイクでも大丈夫
リアクションがわかりやすい
コミュニケーションが活発になる
それぞれ詳しく解説します。
Web会議でアバターを使うメリットの1つは、「身だしなみを気にしなくていいこと」です。
出社義務がある企業ならば自動的に身だしなみを整えますが、テレワークであれば気を抜いてしまうことも多々。
カメラオフの会議であっても、「もしかしたら」と思い外見を整えます。
しかし、アバターを使えばパジャマでもノーメイクでも安心です。
メイクや髭剃りが面倒でもアバターを使えば大丈夫ですし、外見にかける時間を他のことに使えます。
アバターを使うことで見た目の悩みも消え、時間も有効活用できるんです。
Web会議でアバターを使うと、カメラをオンにする人数が増え、リアクションがわかりやすくなります。
カメラのオンオフが自由であれば、
寝ぐせを直していないから
着替えるのが面倒くさいから
ストレスがかかるから
などの理由でカメラオフのままの方も多いのではないでしょうか。
しかし、進行役やプレゼンターの立場で考えてみると、カメラがオフということは、誰もいない教室で授業している先生のようなものです。
みんなは自分の姿が見えているけど、自分には見えず「ちゃんと伝わっているかわからない」と不安になります。
アバターを使えば、カメラをオンにする人数が増え、リアクションがリアルタイムで返ってきます。
「うんうん」といううなずきを見せるだけで、日々の会議が円滑に進むのです。
Web会議でアバターを使用すれば、コミュニケーション量が増えます。
理由は「仮面を被った方が話しやすい人もいるから」です。
対面のコミュニケーションは苦手だけど、LINE等のテキストなら得意という人がいます。
これと同じ原理で、素の自分だとうまく話せないけど、アバターだと話しやすいという人もいます。
逆に、相手がアバターだから話しやすいという面もあります。
また、自分の姿が見えなくなることでストレスが緩和され、疲労が減り、結果的にコミュニケーションが増えます。
自分の姿が見えると「髪、変じゃないかな」、「表情硬くないかな」と気になって集中力が持ちません。
アバターを使えば、自分の姿が見えないのでWeb会議だけに集中でき、コミュニケーションが増えることになります。
Web会議でアバターを使う際の注意点は3つあります。
パソコンのスペックが低いと遅延などの原因となる
真剣な会議には使わない
アバターに抵抗感を持つ人がいることを理解する
アバターはメリットがある一方、気をつけなければならないこともあります。
今後アバター会議が増えることを見越して、注意点を押さえておきましょう。
アバターツールを使用するならスペックの高いパソコンを使うことをおすすめします。
スペックが低いパソコンだと、CPU・GPU・メモリ使用率が高くなり、アバターや画面が固まってしまったり、しまいにはWeb会議アプリが落ちることも。
スペックが低ければ低いほど発熱もするのでファンの音もうるさくなります。
Web会議でアバターツールを使うと、かなりパソコンに負荷がかかるため、パソコンのスペックには注意しましょう。
アバターツールは真面目な会議では使用しない方がいいでしょう。
「空気が読めない」と思われる可能性があります。
「そういう人」だと全員が認識していればいいですが、ビジネスの場で不要なリスクは冒さないのが吉です。
日常使いなら楽しい気持ちになれますし、身だしなみも気にする必要はありません。
オンライン上でもTPOはわきまえましょう。
特に社外の人とWeb会議する際には、アバターに違和感を感じる人がいることを理解してください。
2022年現在、メタバースなどの言葉も徐々に浸透してきていますが、認知はまだまだです。
中にはWeb会議でアバターを使うことに「ふざけている」と感じる人もいるかもしれません。
理解してくれないことは悪いことではなく、ただ純粋にわからないだけなんです。
アバターも当たり前になれば、そこでやっと認知が追いつきます。
相手に合わせることを第一に考えましょう
Web会議で使える無料アバターツール
REALITY
Animaze by FaceRig
NICE CAMERA
の3つを紹介しました。
Web会議でアバターを使えば、外見を気にしなくいいですし、コミュニケーションも活発になります。
ただ、パソコンのスペックやアバターを使うTPOには注意しましょう。
まずは社内のWeb会議でアバターを試し、自分に合うのか、会社に合うのか確かめてみてください。
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