Web会議の基礎知識

更新日:2021.06/17(木)

エコーキャンセラーとは?エコーキャンセルの仕組みを解説します

エコーキャンセラーという仕組みをご存知ですか?
Web会議中にハウリングが起こって困ったことが誰でも1度はあると思います。
スピーカーやイヤホンから突然「キーン」や「ワ〜ンワ〜ンワ〜ンワ〜ン」という音が聞こえてきて、慌ててマイクやスピーカーをオフにした経験が誰でも1度はあるのではないでしょうか。
ヘッドセットやイヤホンマイクを使わず、ノートパソコン1台でWeb会議を行なっていたり、会議室などの狭い空間に複数の参加者が集まって、それぞれの端末からWeb会議に参加したりするとよく起こります。
この嫌〜なハウリングを防いでくれるのが、エコーキャンセルです。今回は、ハウリングを防ぐエコーキャンセルの仕組みについて、詳しく解説していきます。

そもそもどうしてハウリングが起こるの?

エコーキャンセルの仕組みを解説する前に、ハウリングが起こるメカニズムについて簡単に解説していきます。
ハウリングが起こる原因は、スピーカーから出た音をマイクが拾ってしまうことにあります。マイクが拾った音が再びスピーカーから出て、その音をまたマイクが拾って…と音がぐるぐるぐるぐる回ることで、ハウリングが起こるのです。

2つのエコーキャンセルの方式

エコーキャンセルには、「エコーサプレッサー方式」「適応型エコーキャンセラー方式」の大きく2つの方式があります。

エコーサプレッサー方式

エコーサプレッサー方式は、そもそも、スピーカーから出た音をマイクが拾わないようにして、ハウリングを防ぐ仕組み。
相手の音声がスピーカーから流れてきている間、自分のマイクをミュートにすることで、スピーカーから出た音を拾わないようにしているのです。
複数人でWeb会議をした時に、喋っているうちの1人の声しかはっきり聞こえないWeb会議システムを使ったことはありませんか? このような複数拠点同時発言できないWeb会議は、この仕組みを利用しています。
2拠点でWeb会議を行う場合は、エコーサプレッサー方式でもあまり不便には感じないかと思いますが、多拠点でWeb会議を行う場合は、発言者以外の人の相槌や背景音が大きくて、発言者がミュートされてしまうということもしばしば起きるため、少々不便に感じるかもしれません。

適応型エコーキャンセラー方式

適応型エコーキャンセラー方式は、マイクが拾った音から、スピーカーから出た音のエコー(反響音)を消すことで、ハウリングを防ぐ仕組みです。
マイクが拾ったスピーカーの音と同じ信号を作り、マイクの入力信号から除去しているのです。
適応型エコーキャンセラー方式の場合は、複数拠点同時発言が可能で、エコーサプレッサー方式よりも自然に会話することができます。

Web会議でハウリングを起こさないためにはどうしたらいい?

エコーキャンセルを、マイクやスピーカーにのみ搭載されている技術だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はWeb会議システムにもエコーキャンセル機能は搭載されています。
そのため、参加者それぞれが別の場所にいて、1拠点につき参加者1人という場合は、ノートパソコン1台でWeb会議に参加しても、ハウリングのような音声トラブルはほとんど起こりません。
しかし、大音量の音声が入力されたり、スピーカーの音が大きかったり、マイクとスピーカーの位置などによっては、エコーが音声に乗ってしまうことも。エコーキャンセルでエコーやハウリングの予防はできますが、絶対に起こらない保証はないのです。
そのため、1拠点の参加者が1人の場合でも、なるべく、ヘッドセットやイヤホンマイクを使用するようにしましょう。

問題は会議室などの狭い空間に複数の参加者が集まって、Web会議を行う場合です。
一番NGなのが、それぞれがノートパソコンを持ち寄って、Web会議に参加するパターン。誰か1人でもスピーカーから音を出した瞬間に、ハウリングが起こります。
どうしてもこのような状況でWeb会議をせざるを得ない場合は、全員がヘッドセットやイヤホンマイクをして、1人だけマイクON、他は全員ミュートにするのが◎

一番おすすめなのが、マイク・スピーカー・エコーキャンセルが一体になった、マイクスピーカーを導入することです。これ1台あれば、いつでもストレスフリーなWeb会議を行うことができます。
1人1台ノートパソコンを使用したい場合は、1台だけをマイクスピーカーに接続し、他はマイクもスピーカーもオフにすればOK。
ちなみに、エイネット株式会社のおすすめマイクスピーカーは、YAMAHA「YVC-200」です。気になる方は、ぜひ、チェックしてみてください。

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