Web会議の基礎知識

更新日:2021.10/01(金)

Web会議をWi-Fi在宅勤務で行う際の注意点!Wi-Fiと有線の違いを解説します

Web会議をしていると音声の切れや遅延、最悪の場合は不正アクセスによって機密事項が漏洩してしまう懸念があります。

これがWeb会議導入におけるWi-Fiの問題点です。当記事ではWeb会議の可能性を広げるWi-Fiと、有線の活用法を解説します。

Web会議におけるWi-Fiの問題点

Web会議におけるWi-Fiの問題点は「音声の切れや遅延が生じる」「第三者による不正アクセスを受ける恐れがある」「アカウント流出や乗っ取りの可能性がある」3つです。

Web会議は必要な機器とネット環境があれば、どこでも会議ができます。しかし、Web会議に必要なWi-Fiの問題によって社内に浸透しないケースも多いです。そこで、ここではWeb会議におけるWi-Fiの問題点を見ていきましょう。

音声の切れや遅延が生じる

無線のネットワークであるWi-Fiは、音声の切れや遅延が生じやすいのが特徴です。Web会議では、多くのデータ量を送受信しなければなりません。

以上の点から、データ量が大きい場合や契約しているインターネット回線の速度が遅い場合は、データを円滑に送受信できず、音声の切れや遅延が生じやすくなるのです。音声の切れや遅延をなくしたい場合は、送受信するデータ量を減らすような工夫が必要となるでしょう。

第三者による不正アクセスを受ける恐れがある

セキュリティ対策を正確に行っておかないと、第三者による不正アクセスを受ける恐れがあります。近年では、会議資料の共有や会議内容の録画・録音できるWeb会議ツールも多いです。

セキュリティの対策レベルによっては、機密事項の漏洩や会議の盗み見、盗聴などが行われる可能性もあります。重要なデータを流出させないためにも、セキュリティ対策は万全にしておきましょう。

アカウント流出や乗っ取りの可能性がある

セキュリティ対策を行っていないと不正アクセスされるだけでなく、アカウント流出や乗っ取りの可能性もあります。Web会議に関わるすべての会議参加者が適切にアカウントを保管していない場合、部外者にアカウント情報が渡ってしまいアカウントが流出したり、乗っ取られたりするリスクがあるのです。

Web会議に使用しているパソコンやスマホを紛失したことで、機密事項を抜き取られる可能性もあります。情報流出やデータ改ざんのリスクを抑えるためにも、セキュリティへの意識を高めておかなければなりません。

Wi-Fiに問題が発生する原因とは

Wi-Fiに問題が発生する主な原因は「インターネット回線の通信環境が悪い」「プロバイダー側で何らかの問題が発生している」「ソフトを多く立ち上げている」の3つです。

前述のとおり、Wi-Fiは無線のネットワークですのでインターネット回線の通信環境が悪くなると通信障害などの問題がしやすくなります。ここでは、Wi-Fiに問題が発生する原因について解説します。

インターネット回線の通信環境が悪い

前述のとおり、音声の切れや遅延などのトラブルが生じるのは、インターネット回線の通信環境が悪いケースが多いです。パソコンやスマホ、タブレットなど多数の端末をWi-Fiにつなげている場合や端末の同時使用によって通信が混雑している場合には、通信速度が低下します。

通信速度が低下すると、データの送受信に時間がかかるため、音声の切れや遅延などの通信トラブルが起きやすいです。

プロバイダー側で何らかの問題が発生している

後述するように、Wi-Fiの問題を解決するさまざまな方法がありますが、一通り対処してみても問題が解決しない場合は、プロバイダー側で問題が発生している場合があります。

どうやっても解決しないという場合には、プロバイダーの公式サイトやSNSでアナウンスされていないか確認してみてください。通信速度などのトラブル原因がプロバイダー側の場合は自分では何もできないので、回復まで待つしかないでしょう。

ソフトを多く立ち上げている

Web会議を行っているパソコンで、多くのソフトを立ち上げている場合もWi-Fiの問題は発生します。多くのソフトを立ち上げているということは、多くのデータをパソコンが処理している状況です。

特に、絶えずデータ通信を要するようなソフトを立ち上げたままだと、使用していないのに多くのデータ送受信が行われ、必然的にデータ量も多くなります。使用していないソフトはできるだけ閉じて、不要な処理を減らしましょう。

それでも解決しない場合は、タスクマネージャーのアプリケーションからバックグラウンドで起動している不要なソフトを閉じてみてください。

Wi-Fiの問題点の解決方法お教えします

Wi-Fiの問題点を解決方法は「周波数帯・チャンネルのぶつかり回避」「有線接続への切り替え」「フリーWi-Fiはできるだけ使用しない」の3つです。Wi-Fiの調子が悪い場合は、無線から有線接続に切り替えると接続が安定しやすくなります。

自身の契約しているWi-Fiを使用してフリーWi-Fiの使用を避けることも、立派なセキュリティ対策です。ここでは、Wi-Fiの問題点を解決する方法について詳しく解説します。

周波数帯・チャンネルのぶつかり回避

周波数帯・チャンネルのぶつかりを回避することで、Wi-Fiの通信環境を安定させられます。Wi-Fiの無線で使われている周波数帯は「2.4GHz帯」と「5GHz帯」が基本ですが、一般的に「2.4GHz帯」が利用されることが多いです。

しかし「2.4GHz帯」はBluetoothや電子レンジなど多くの電化製品や機器に活用されています。これらを同時に活用してしまうと、チャンネル同士のぶつかりによって、通信速度の低下を招く可能性が高いです。チャンネルのぶつかりを回避するためにも「5GHz帯」の周波数帯を試してみましょう。

有線接続への切り替え

ケーブルの長さなどを気にせず、手軽に活用できることからWi-Fiを利用しがちですが、通信の安定性を求めるのであれば無線ではなく有線接続へ切り替えることも検討しましょう。

無線よりも有線の方が、安定した通信が行えるからです。有線接続で作業できる環境下であれば、Web会議時は有線接続へ切り替えてみてください。

フリーWi-Fiはできるだけ使用しない

リモートワークの場合は、自宅のWi-FiからWeb会議へ参加するケースが思いでしょう。しかし、自宅以外でWeb会議に参加する場合は、フリーWi-Fiを使用する場合があります。

フリーWi-Fiは、公共の場所やカフェ、コンビニなどで誰でも利用できるよう無料で提供されたWi-Fiスポットのことです。「公衆無線LAN」「無料Wi-Fiスポット」と呼ばれることもあります。

フリーWi-Fiは通信の暗号化機能がないものも多く、情報漏洩のリスクが非常に高くなります。また、安全だと思って使用したフリーWi-Fiが、実は盗聴や個人情報を不正取得が目的の悪質なWi-Fiの可能性もあり危険です。

フリーWi-Fiの使用によるトラブルを避けるためにも、外出先でも利用できるポケットwi-fなどiを契約するなど、安心して使用できる通信環境を確保しておきましょう。

まとめ

リモートワークの普及・推進にともなって、Web会議を行う企業が増えてきています。ただ、Web会議は送受信に大きなデータ量が必要となるため、Wi-Fiによっては音声の切れや遅延が生じやすい点には注意が必要です。

セキュリティ対策に穴があると不正アクセスや乗っ取りによって、機密事項が漏洩する恐れもあります。安定かつ安全にWeb会議を行うためにも、Wi-Fiの問題が発生する原因を把握し、問題点の改善が重要です。

関連記事