Web会議の基礎知識

更新日:2022.06/08(水)

Web会議におすすめのスピーカーフォン8選

Web会議におすすめのスピーカーフォン8選

多人数とのWeb会議で活躍する「スピーカーフォン」、ハンズフリーで電話がかけられる便利な商品で、コロナ禍をきっかけに広がったリモートワークで注目されるアイテムの1つです。

そこで今回は、そのスピーカーフォンの選び方と8つのおすすめ商品をご紹介します。購入検討されている方は是非この記事を参考にしていただければ幸いです。

Web会議にはスピーカーフォンがおすすめ

スピーカーフォンは、ハンズフリーで話せるようにスピーカーと集音マイクをオールインワンにした便利アイテムです。イヤフォンやヘッドセットとは異なり、1台で大人数の会議をカバーできます。

話者がマイクに近づく必要も大声を出す必要もなく、参加者は気を使うことなくリラックスして会議できます。

Web会議に適したスピーカーフォンの選び方


あらゆるシーンで便利に利用できるスピーカーフォン、選定時にどのような点に気を付ければよいのでしょうか?

ここではスピーカーフォンを選択する際のポイントについていくつか紹介しましょう。

マイクの収音半径と指向性は重要

「集音半径」と「指向性」はそれぞれマイクが音を拾える距離と向きを表します。1人で利用するケース、例えば在宅勤務やオンラインゲーム時などは距離を3m程度にする必要があります。

大人数なら無指向性タイプ


無指向性マイクは、スピーカーフォンの向き・角度にかかわらず360°の全方向性から収音できます。大人数が1か所に集まる会議の場合、中央に無指向性スピーカーフォンを設置すると、すべての参加者の声が均等に集音することができます。

ただし、音声だけでなく、キーボード式の音やエアコンの操作音などのノイズも聞き取りやすいというデメリットがあります。製品を選ぶときは、ノイズキャンセリング機能を搭載したモデルをおすすめします。

1人なら指向性タイプ


「指向性」とは、特定方向に向けて利用する形態です。指向性マイクは「カーディオイド」と呼ばれる正面の音に最も感度が高く、背面に対し感度が低くなるタイプが一般的になります。

指向性モデルは、無指向性と違い周囲の雑音を拾いづらくなるためより必要な音声のみに絞れる点が魅力です。リモートワークや少人数でのWeb会議に参加する際などには有効なタイプと言えるでしょう。

ノイズキャンセリングとエコーキャンセルは必須機能

Web会議する上で特に大事なのは、会話の音声品質、周囲のノイズが多くなればその分ストレスになります。またマイクとスピーカーが1つになった装置ですので、心配されるのがエコーの発生です。

そのため、「エコーキャンセル」機能も重要となります。

エコーキャンセルについて詳しく知りたい方はこちら

話している声をクリアに伝えるなら「ノイズキャンセリング」が必須

周囲のノイズが気になる環境で使いたい場合は、ノイズキャンセリング付きの製品を選ぶべきです。ノイズを取り除ければ、会話内容がクリアとなり、余計なストレスなく会議進行できるでしょう。

パソコンを使ってWeb会議することも多いと思いますので、タイピング音やマウスのクリック音により、相手に余計なストレスを与えてしまいます。

また、大人数会議で利用する無指向性タイプのマイクスピーカーフォンも周囲からノイズを取り込みやすくなるため、ノイズキャンセリングは必須といえます。

ハウリング対策には「エコーキャンセル」が必須

マイクがスピーカーの音を拾わないようにする為、エコーキャンセリング機能は必須の機能です。最近のモデルのほとんどは実装されており、特に無指向性モデルではほぼデフォルトで搭載されています。

マイクとスピーカーが共存するスピーカーフォンは、マイクとスピーカーが近接しているがゆえにマイクがスピーカーの音を拾い、音声が2回聞こえてハウリングが発生しやすいというデメリットがあります。

他の人にストレスを与え、Web会議を停滞させてしまう恐れがあるので、必須機能といえるでしょう。

利用シーンに応じた接続方式


スピーカーフォンは、主に固定電話、スマートフォン、パソコンなど、通信機能を備えた機器と接続して使用します。最近はBluetooth接続モデルも増えていますが、共用設備の場合、各機器とペアリングしなければならないなどのメリットとデメリットがあります。

そこで、Bluetooth接続を含め、想定される各シーンに適した接続方式を紹介しましょう。

外出先ならBluetoothが便利

外出先での使用には、Bluetoothで接続できるタイプが圧倒的に便利でしょう。バッテリーを内蔵タイプがほとんどですので、コンセント位置を気にせずどこでも使用できます。

有線とは異なりケーブル長に左右されないため、遠隔からスピーカーフォンを使用でき、大人数のWeb会議における利用では便利です。

欠点は、接続が有線よりも不安定になる傾向があり、音声が途切れる可能性があることです。

USB接続でも使用できるタイプの方が安全ですが、Bluetoothはコストパフォーマンスと携帯性に優れているため、有効な接続方法の1つと言えるでしょう。

社内利用ならUSB接続が便利

会議室に常設するなど使用場所が限られている場合は、USB接続が便利です。Bluetoothペアリングのようなペアリングの手間がなく、プラグインで利用できる手軽さがあります。
接続が中断されないため、快適な通話が可能となります。

また、Bluetoothと比べ安価なモデルが多いことから、購入しやすい点もメリットといえるでしょう。

Web会議におすすめスピーカーフォン8選

ここまで製品選びのポイントについてお話しましたが、ここからはおすすめの8機種について紹介していきます。

YAMAHA YVC-200


オーディオ技術で定評のあるヤマハの音声技術を駆使し、ストレスのない双方向会話を可能にする適応型エコーキャンセラー機能を搭載したポータブルスピーカーフォンです。また、人間の声とノイズを自動的に区別できるため、不要ノイズを除去し、クリアな音声を伝えることができます。

さらに小さくて軽く、持ち運びに便利な専用ポーチが付いているので、どこにでも持ち運べます。出張先での電話会議やWeb会議、あるいは在宅勤務に最適です。

公式HP: : https://sound-solution.yamaha.com/products/uc/yvc-200/index

YAMAHA YVC-1000


YVC-200同様、こちらもヤマハの音声技術を駆使した高性能スピーカーフォンです。

独立したマイクとスピーカーを備えた別型を採用しており、最大4本の拡張マイク(別売)を追加することで、40人の大規模な会議に対応できます。

残響の長い部屋でもエコーを除去できる「アダプティブエコーキャンセラー」など、ヤマハの音声処理技術により、スムーズな双方向コミュニケーションを実現しています。自動的に音響設定を最適化する「自動音調整機能」など、利用者にやさしい設計も魅力的です。

USB、Bluetooth、音声入出力端子の3つのインターフェースを搭載し、用途に応じて柔軟に接続できます。あらゆるビジネスシーンで利用できるオールラウンダー型のモデルと言えるでしょう。

公式HP:
https://sound-solution.yamaha.com/products/uc/yvc-1000/index

Jabra SPEAK 510


オーディオ機器ブランド「JABRA」がビジネスユースをターゲットに展開しているスピーカーフォンの小型モデルとなります。

最大4人が同時に電話をかけることが可能です。Bluetooth接続とUSB接続の両方に対応したタイプで、最大15時間動作するバッテリーを内蔵しているため、会議室だけでなく外出先での利用も可能です。

マイクは全方向性ですが、音声用に最適化されているため、複数人同時利用でもクリアな音声での会話が可能です。マイクスピーカーに特化したモデルで比較的シンプルな構成ですので機能・音質共、安心して利用できるモデルとなっています。

公式HP:
https://www.jabra.jp/business/speakerphones/jabra-speak-series/jabra-speak-510

Jabra Speak 710


同じJabra製ではありながらも、こちらは最大出力10Wのスピーカーを搭載した高音質スピーカーフォンです。何よりこの製品の特長は音楽モードと会議モードの2種類のモード切り替えをサポートしていることです。音楽モードでは、豊かで没入感のあるパワフルなサウンドをお楽しみいただけます。

無指向性マイクを搭載し、さまざまな方向から音を集められます。また、エコーキャンセラーを内蔵したモデルなので、自然な声を伝えられます。USB接続とBluetoothに対応しており、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでも使用できます。

この製品2台をワイヤレスでペアリングし1つのシステムとしても利用できます。パワフルなステレオサウンドを楽しむだけでなく、10人以上の大規模な会議にも使用できます。音質の良いスピーカーフォンをお探しの方におすすめの製品となります。

公式HP:
https://www.jabra.jp/business/speakerphones/jabra-speak-series/jabra-speak-710

オーディオテクニカ AT-CSP5


オーディオメーカーであるオーディオテクニカが提供する通話品質に優れたスピーカーフォンです。360°の全方向をカバーする4つのマイクが配置されており、半径2m以内の音を拾えます。推奨される最大人数は6人で、小規模な会議に適しています。

「ビームフォーミング機能」、「ノイズリダクション機能」、「エコーキャンセラー機能」など、便利な機能も搭載しており、小型ながら高品質な音声通話を実現します。

接続方式はBluetoothによる無線接続に加え、USB接続にも対応しています。「USBType-A-USBType-C」と「USBType-C-USBType-C」のUSBケーブルが付属しているので、PCに簡単に接続でき、使い勝手の良いおすすめのスピーカーフォンです。

公式HP:
https://www.audio-technica.co.jp/product/AT-CSP5

Anker PowerConf


スマホなどの周辺機器メーカーであるAnkerが提供する多機能・高性能を兼ね備えながら、低価格なスピーカーフォンです。全方向に360度配置された6つの無指向性マイクにより、参加者全員の声を拾えます。少人数から最大8名までのWeb会議をサポートします。エコーキャンセリング、ノイズリダクション機能を完備、高品質な音声通話を実現します。

Bluetooth接続をサポートし、複雑な初期設定なしで使いやすい上、バッテリー(6700mAh)を内蔵しているため、最大24時間の連続通話が可能です。持ち運びに便利なサイズとトラベルポートが付属しているので、外出先でも利用可能です。モバイルバッテリー機能も搭載しているので、会議中に充電が切れることを心配する必要はありません。

公式HP:
https://www.ankerjapan.com/collections/conferencespeaker/products/a3301

Sennheiser SP 220


ヘッドフォンなどで有名なオーディオ機器のメーカー、Sennheiserが提供する会議システムの最小モデルとなります。

接続はUSBまたはAUXで、PCで使用する場合はUSBを使用でき、スマートフォンまたはタブレットで使用する場合はAUXを使用できます。

ケーブルは本体に収納できるので、持ち運びや使用に便利です。同時に使用できる最大人数は約6人となりますが、2台をSP20リンクケーブルで接続することにより、最大12人の会議に対応できます。

バッテリーで最長20時間使用できるので、出張先では1台で、事務所に戻った後はSPリンクを使い2台接続で利用する、などといった使い方も可能です。

オーディオメーカーの製品であることから高音質で定評があり、ワイヤレス接続にこだわらない方におすすめです。

公式HP:
https://www.sennheiser.co.jp/sen.user.Item/id/1121.html

eMeet OfficeCore M0


eMeetが提供するポケットサイズのスピーカーフォン、何より幅約88×奥行き80×高さ42mmといったコンパクトサイズが特徴です。重さも約208gと非常に軽量なので、バッグやポケットに入れて持ち運びも簡単です。社内ミーティングだけでなく、出張の多い営業スタッフにもオススメです。

マイクは四隅のそれぞれに取り付けられています。ノイズキャンセリング機能、エコーキャンセリング機能により、快適に会話できます。また、スピーカーの方向を検知して音を集める「位置検知機能」を備えている点でもあります。検出された方向がLEDで表示されるため、集音の方向が一目でわかります。

また、専用ドライバーソフト不要の「プラグアンドプレイ」にも対応しています。本体のボタンで音量調節、マイク、およびスピーカーのミュート、通話終了などができます。コンパクトで扱いやすいスピーカーフォンを希望される方におすすめの製品です。
公式HP(日本総代理店:)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000062681.html

まとめ

いかがだったでしょうか?コロナ禍による在宅ワーク・Web会議の拡大により、マイクスピーカーフォンの必要性は高まっております。機種選定するにあたっていくつかのポイントはありますが、なにより音質の確保とコスト、接続方式などが重要となってきますので、選定する際に考慮した方がよいでしょう。

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