Web会議の基礎知識
更新日:2022.09/16(金)
Web会議の必需品といえば、「ヘッドセット」。Web会議が急速に普及している昨今、その生産性を上げることは非常に重要であり、Web会議の生産性を高めるために必要なツールのひとつとして、ヘッドセットが挙げられます。
中にはヘッドセットを使用せずにWeb会議に参加している方もいらっしゃるかもしれませんが、Web会議の品質に文句を言う前に、まずはヘッドセットをしましょう!
今回は、Web会議でのヘッドセットの必要性や、おすすめのヘッドセットなどをご紹介しますので、Web会議を今よりも質の高いものにしたいと考えている方は、参考にしてみてください。
目次
Web会議でヘッドセットをしなくても、誰もいない自宅や、周囲が静かな場所ではそれほど問題なく話し合いを進めることができているかもしれません。
しかし、ヘッドセットから相手の声が直接耳に届くことで、コミュニケーションの質が上がることは十分にありえます。
ヘッドセットによって声の聞き取りやすさが向上し、コミュニケーションが円滑になるのです。
また、ヘッドセットを使用することによって、ハウリングが起こらなくなり、快適にWeb会議を進めることができるでしょう。
さらに、ヘッドセットは会話の機密性を高めることにも貢献します。
パソコンに搭載されているスピーカーを使って会話をしてしまうと、その内容が周囲の人にも聞こえてしまいますが、ヘッドセットを使えば、会話の内容は自分にしか聞こえなくなるため、重要な会議などでは、ヘッドセットが有用なのです。
「Web会議マイク20選!利用シーン別、最新機種も紹介」記事はこちら
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それでは、ここからはWindowsとMacで、各々おすすめのヘッドセットをご紹介します。
まずはWindowsにおすすめのヘッドセットからご紹介しますので、コミュニケーションの円滑化を図りたい方は、導入を検討してみてください。
一番安定して「聞くこと」と「声を届けること」をしてくれるのは、よくコールセンターなどで見かけるヘッドホン+口元マイクタイプでしょう。
カチューシャのように頭にはめるだけで、スピーカーとマイクがしっかりと固定されます。
中にはマイクの位置を調節できるものもあるため、より鮮明に相手に声を届けることができます。
基本的に、相手に届ける音質はマイクと口元が近いほうが有利に働くため、マイクの位置がしっかりと口元で固定されているヘッドホン+口元マイクは非常におすすめです。
マイクの位置が口元に近いという理由から、ご自身の声以外の雑音を拾いにくいのもメリットと言えるでしょう。
また、例えば「logicool H320r USB ヘッドセット」のようなUSBタイプのヘッドセットを選べば、古いパソコンであっても規格の違いによる不具合が起こりにくくなります。
USBを差し込むだけでの簡単接続で、ノイズキャンセリングマイクを右側に搭載しています。
マイクの位置も調節が可能なモデルです。
logicool H340r USB ヘッドセットの詳細はこちら
Macの場合はApple製品なので、ヘッドセットもAppleのものを使うと良いでしょう。
特におすすめなのは、以下でご紹介するヘッドセットです。
ここ数年で急速に普及しはじめたワイヤレスイヤホンタイプのヘッドセットは、コードのわずらわしさがなくておすすめです。
パソコンがMacBookなどであれば、推奨は「Apple AirPods with Charging Case」や「Apple AirPods PRO」。
どちらも一回の充電で最大4.5~5時間駆動することができ、長時間のWeb会議でも安心です。
また、Apple AirPods PROはイヤホンのシリコン部分がカスタマイズ可能なので、長時間使用による耳の痛みも軽減できます。
さらに、音声を検知する加速度センサーが声を認識し、周囲のノイズを取り除いて自分の声を相手に届ける優れものです。
会議中もキーボード操作を行う場合はワイヤレスタイプだと線が腕に触れることがないので、ストレスフリーでWeb会議に参加できます。
パソコンのジャックにミニプラグやUSBを挿しこんで使用するイヤホンは、充電などが必要なく、パソコンに接続している限り何時間でも通話することが可能です。
Web会議が立て続いている場合に重宝するでしょう。
このタイプのヘッドセットはコードの途中、ちょうど口元あたりにマイクがついているものが多く、他のタイプ同様に、タイピング作業などで両手が塞がっていても問題なくWeb会議に参加することができます。
わざわざWeb会議用にヘッドセットを用意しなくても、「Apple EarPods with 3.5mm Headphone Plug」や「Apple EarPods with Lightning Connector」であればiPhoneに付属してくるので、余計な出費もかさみません。
ただし、Lightning端子がついているパソコンは少ないため、「Apple EarPods with Lightning Connector」の場合はUSBへの変換ケーブルが必要になります。
こちらはミニプラグ式のイヤホンです。UBS式同様に差し込むだけで簡単に使用できます。
Apple EarPods with 3.5mm Headphone Plugを詳しく知りたい方はこちら
ここまでWeb会議におすすめのヘッドセットを紹介してまいりましたが、ヘッドセットを選ぶ際には気をつけなければいけないポイントもあります。
快適なWeb会議を実現させるためにも、以下の内容に注意してください。
AirPodsタイプのヘッドセットは、集音性の高いアレイマイクが搭載されているため、自分の声をよく拾ってくれる一方で、野外の風切り音を拾いやすいという欠点があります。
野外でWeb会議に参加することはあまりないシチュエーションですが、そのような環境で使用すると、相手に大きな風切り音を聞かせることになってしまいかねません。
そうなってくると、互いに快適にWeb会議に参加することができなくなってしまうため、使用する場所には気をつける必要があります。
先ほど、コードの途中にマイクがついているタイプのヘッドセットも便利である説明をしましたが、中には位置が低く、胸元にマイクがきてしまうものもあります。
その場合は、手でマイクを口元に近づけなければ、服が擦れる雑音などを拾ってしまい、相手に不快感を抱かせてしまう場合もあります。
購入の際は、イヤホン本体からマイクまで何cmあるか確認して、自分に合ったものを購入するようにしましょう。
ヘッドセットやイヤホンマイクは、USBタイプとミニプラグタイプが主流ですが、特に古いパソコンの場合はUSBタイプがおすすめです。
その理由は、パソコンとミニプラグの規格の違いにあります。
ミニプラグには、音声+マイクの4極と音声のみの3極があり、さらに4極は、CTIA規格とOMPT規格に分かれているのですが、受け側(パソコン)の規格と異なる規格のヘッドセットやイヤホンマイクを選んでしまった場合、音が極端に小さかったり、マイクが使用できなかったりする弊害が出る場合があるからです。
またWindowsにApple純正のイヤホンを接続したり、MacにAndroid付属のイヤホンを接続したりすると、規格の違いでヘッドセットやイヤホンがうまく動作しないことがあります。
安全牌をとるのであれば、接続部の規格に違いのないUSBタイプのヘッドセットがおすすめです。
ここ数年でよく耳にするようになったノイズキャンセル機能。
ノイズ(雑音)をキャンセル(取り消す)という名前のとおり、耳に周囲の雑音が入りにくい機能ですが、これは基本的にスピーカー側の機能であることを覚えておきましょう。
マイク側にノイズキャンセル機能がついているものは稀なので、周囲が騒がしい場所で使用しても、雑音は相手に聞こえています。
ノイズキャンセル機能は、喧騒の中で自分が快適になるだけ。
相手にも快適にWeb会議に参加してもらえるよう、静かな場所で通話しなければなりません。
今回の記事では、Web会議におすすめであるヘッドセットと、ヘッドセット選びのポイントをご説明しました。
いくら高性能だからといっても、すべてがパーフェクトなヘッドセットはなかなか存在しません。
パソコンとの相性も考える必要がありますし、そもそもWeb会議に参加する環境から見直した方がよいということも十分にあり得ます。
ヘッドセットは安いものから高いものまでたくさんの種類が販売されているので、ぜひこの記事を参考に、しっかりと比較検討した上で購入するようにしてください。
Web会議に参加する環境の見直しと、パソコンに合ったヘッドセットの両方を揃えて、快適なWeb会議・テレワークを行いましょう!
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