Web会議の基礎知識
更新日:2022.09/27(火)
Web会議ではマイクが命です。
自分の声が鮮明に届けば、会議が止まることもなく円滑に進みます。
しかし、中にはパソコン内蔵のマイクでWeb会議をしている人もいるでしょう。
知らないうちに「紙をめくる音」や「キーボードを打つ音」がマイクに拾われ、相手に不快な思いをさせてしまっているかもしれません。
そこでこの記事では、Web会議を快適にするおすすめマイク20選をお届けします。
「周りの音を拾わない」マイクや「複数人でも使える」マイクなどニーズごとに詳しく紹介。
この記事を読めば、実際に対面で話しているかのような感覚が味わえるマイクが見つかります。
目次
Web会議を快適にするマイクには4つの選び方があります。
1)マイクの種類
2)周りの音を拾わないか
3)使用人数(指向性・集音範囲)
4)接続方式(有線・無線)
例えば、個人で使うのに大人数用のマイクを購入してしまうと、音を拾い過ぎてノイズが入ってしまうことがあります。
4つの選び方を1つずつ詳しく解説します。
Web会議におすすめのマイクは以下の5種類があります。
マイクの種類 | スピーカーフォン (スピーカーマイク一体型) ![]() |
スタンド式マイク![]() |
ヘッドセット![]() |
マイク付きイヤホン![]() |
ピンマイク![]() |
---|---|---|---|---|---|
用途 | 2~30名程で行う大人数のWeb会議 | 個人での高音質のWeb会議 | 相手の声を鮮明に聞きたいWeb会議 内容が周りに漏れてはいけない会議 |
相手の声を鮮明に聞きたいWeb会議 内容が周りに漏れてはいけない会議 |
動き回りたいWeb会議 (例:プレゼンで実演したりなど) |
メリット | 机の中心に置くだけで全員の声を拾ってくれる。 | 単一指向性のマイクが多く、ノイズを拾いにくい。 | 相手の声が鮮明に聞こえる。 口元の音声しか拾わないため、ノイズが入りにくい。 |
持ち運びに便利。 | 両手が空いているので、動きやすい。 | デメリット | 個人で使用すると、拾わなくていい音まで拾ってしまう可能性がある。 | 音質を求めると、どんどん高価になる。 専用機器(オーディオインターフェース)が必要な場合がある。 |
長時間使用すると耳が圧迫されたり、蒸れたりする。 | コード部分に触れてしまうとノイズが入ることがある。 | 服にこすれて「ガサガサ」とノイズが入る可能性がある。 |
出典(画像):Amazon
5種類のマイクにそれぞれメリット・デメリットがあり、一概に「これがいい」とは言い切れません。
また、同じ種類のマイクでも機能が異なり、価格も変わってきます。
用途にあったWeb会議マイクを選ぶようにしましょう。
Web会議用マイクを購入する際、周りの音を拾わない機能があるかを必ずチェックしましょう。
具体的には以下の4つがあります。
機能 | 例 |
---|---|
ノイズリダクション | タイピング音や紙をめくる音を小さくする |
エコーキャンセリング | ハウリングを抑える |
残響抑圧 | お風呂で話しているみたいにならない | 集音範囲制限 | 2m以上先の音を拾わない |
ただ、機能が増えれば増えるほど価格は上がってきます。
最低限の機能を備えたマイクを選びましょう。
Web会議をする人数によってマイクの指向性の選び方が異なります。
・個人でマイクを使う場合は「単一指向性」
・複数人で使う場合は「全指向性(無指向性)」
・対面で使う場合は「双指向性」
指向性とは、マイクが音を拾う方向のことです。
引用:Audio-Technica
単一指向性は正面(130°ほど)、全指向性(無指向性)は360°、双指向性は正面と背後から音を集中的に拾います。
また、全指向性の中でも「集音範囲」が異なります。
1.5mまで集音できるマイクもあれば、3mまで集音できるマイクも。
特に大人数でWeb会議することが多い人は、端と端に座る人の距離を計算して、最適な集音範囲を持つ全指向性のマイクを選んでください。
Web会議のマイクはパソコンとセットで使用することが多いため、USBかBluetooth接続のマイクを選びましょう。
マイクの接続方式は様々あります。
USB-A USB-C |
![]() |
---|---|
3.5mm 4極ミニプラグ (線が3本) |
![]() |
3.5mm 3極ミニプラグ (線が2本) |
![]() |
XLR | ![]() |
出典(画像):Amazon
正直「よくわからない」という人も多いかと思います。
ですが、最近のマイクはほとんどが「BluetoothかUSB接続」なので安心してください。
間違えて購入しないように、聞き慣れない端子もあえて書いておきました。
ちなみに、3.5mmミニプラグはいわゆる「ヘッドホンジャック」に挿せる端子のことです。
XLRケーブルの付いたマイクを使うには、オーディオインターフェースと呼ばれる専用機器が必要なのでご注意ください。
Web会議用マイクを選ぶ前に、以下の3点を確認しておきましょう。
1)マイクの価格帯
2)マイクを購入する目的
3)音質を良くする方法
Web会議用マイクはほとんどが1,000円〜10万円の範囲に収まります。
中でもスピーカーフォンの価格は高く、対応人数が増えるほど、集音範囲が広がるほど、高機能になるほど高価になっていきます。
しかし考え方を変えると、1つのスピーカーフォンで大人数のマイクとスピーカーを担えるため、コスパが良いと捉えることも可能です。
もし買おうとするマイクが20万円以上だとしたら、おそらく歌手が使うようなハイスペックのマイクのためご注意ください。
ただ、例外として「天井埋め込み式マイク」であれば数十万円してもおかしくありません。
audio-tecnicaやゼンハイザーが販売しており、Web会議の場所が固定されている企業は導入を検討してみてください。
Web会議用のマイクに必要なのは「相手にクリアな音声が届くこと」です。
この役割を果たしてさえくれれば、数千円のマイクでも構いません。
機能や音質を求め始めると、行きつく先は歌手が使うような数十万円のマイクです。
「Web会議を円滑に進めるため」や「相手に不快な思いをさせないため」という目的を果たせるコスパの良いマイクを選びましょう。
Web会議用マイクを購入する目的は「音質を良くすること」です。
マイク以外にも「通信品質の改善」や「マイクの置き場所」で音質が向上します。
Web会議ではリアルタイムでの映像の送受信があるため、かなりの通信が行われます。
通信速度が遅いと映像がフリーズしたり、コマ送りになったりするように、音質にも悪影響があります。
通信品質の改善でWeb会議の音質が良くなる場合もあるため、ネット速度に自信のない方は一度見直してみてください。
また、マイクの置き場所によってはノイズやエコーが増えます。
キーボードの近くに置けばタイピング音を拾いやすく、壁際に置けばエコーしやすくなります。
マイクの購入だけでなく、通信速度やマイクの配置にも注意を払い、最善の環境を作り上げましょう。
Web会議で使用するおすすめの、Web会議マイク合計20選を用途別に紹介します。
20選の内訳は下記になります。
以上、合計Web会議マイク20選です。
メーカー | YAMAHA | YAMAHA | Anker | Anker | Jabra | poly | EMEET | IODATA | ELECOM | Logicool |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | YVC-331![]() |
YVC-1000![]() |
PowerConf+![]() |
PowerConf S3![]() |
Speak 750![]() |
Sync 40![]() |
OfficeCore M2![]() |
TC-SPRC100![]() |
HS-SP02BK![]() |
P710e![]() |
価格 (Amazon) |
43,300円 | 102,980円 | 14,980円 | 9,990円 | 38,273円 | 35,090円 | 23,900円 | 23,245円 | 7,764円 | 22,724円 |
対応人数 | 4~10名 | 8~30名 | ー | ー | 最大6人 | ー | 最大10人 | 最大8人 | 最大6人 | ー |
集音範囲 | 最大3m | 最大5m | ー | ー | 最大2.3m | 最大2.5m | ー | 最大5m | 最大2.5m | ー |
ノイズリダクション | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
オートゲインコントロール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
マイク自動追尾 | 〇 | 〇 | ー | ー | ー | ー | 〇 | ー | ー | ー |
残響抑圧 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
接続方式 | USB | USB Bluetooth |
USB Bluetooth |
USB Bluetooth |
USB Bluetooth |
USB Bluetooth |
USB Bluetooth AUX |
USB Bluetooth |
USB | USB Bluetooth |
指向性 | 単一指向性×3 | 単一指向性×3 | 全指向性 | 全指向性 | 全指向性 | ― | 全指向性 | 全指向性 | 全指向性 | 全指向性 |
※単一指向性×3・・・単一指向性のマイクが3個内蔵している事を表してます。
マイクとスピーカー一体型は「スピーカーフォン」と呼ばれます。
大人数でも使用できることがメリットで、中には複数台を接続できるスピーカーフォンもあり、さらに広範囲の音を拾えます。
様々な人数に対応したスピーカーフォンを紹介します。
出典:YAMAHA
YAMAHA「YVC-331」
価格(Amazon) | 43,300円 |
---|---|
対応人数 | 4~10名 |
集音範囲 | 通常:推奨1.5m以内 / 最大3m SoundCapモード:1m 以内 |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
マイク自動追尾 | 〇 |
残響抑圧 | 〇 |
接続方式 | USB |
指向性 | 単一指向性×3 |
※単一指向性×3・・・単一指向性のマイクが3個内蔵している事を表してます。
2022年2月発売のYAMAHA「YVC-331」は、4〜10名のWeb会議に最適なスピーカーフォンです。
2019年発売の「YVC-330」と機能は同じですが、Bluetoothに非対応の分、1万円ほど安価に購入できます。
特徴は、「SoundCap」テクノロジーが搭載されていること。
「SoundCap」テクノロジーとは、「集音範囲制限機能」のことで、Web会議参加者がいる範囲の音だけを集中的に拾う技術です。
ボタン1つで「SoundCap」をオンにできます。
また、誰も発言していない時は自動でマイクがミュートになるため、キーボードのタイピング音などが相手に届くこともありません。
また、全指向性の代わりに単一指向性のマイクを3個搭載することで360°集音するという仕組みになっています。
出典:YAMAHA
YAMAHA「YVC-1000」
価格(Amazon) | 102,980円 |
---|---|
対応人数 | 8~30名 |
集音範囲 | 推奨3m以内 / 最大5m |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
マイク自動追尾 | 〇 |
残響抑圧 | 〇/td> |
接続方式/th> | USB/Bluetooth |
指向性 | 単一指向性×3 |
※単一指向性×3・・・単一指向性のマイクが3個内蔵している事を表してます。
YAMAHAの「YVC-1000」は、最大30名まで対応できる集音範囲の広いスピーカーフォンです。
特筆すべき点は、「オートルームEQ(イコライザ―)」です。
「オートルームEQ」とは、最適な音質に調整する技術のこと。
例えば、響きやすい部屋でWeb会議するときに、何の設定もなしに聞き取りやすい音声に自動で調節してくれます。
また、オートゲインコントロールがあるため、声が小さい人、大きい人の音量差を低減し、相手側に音量の調整をさせる手間を取らせずに済みます。
こちらもYAMAHA特融の全指向性の代わりに単一指向性のマイクを3個を内蔵し360°集音するという仕組みを搭載しております。
出典:Anker
Anker「PowerConf+」
価格(Amazon) | 14,980円 |
---|---|
対応人数 | ー |
集音範囲 | ー |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
オートゲインコントロール | 〇 |
マイク自動追尾 | ー |
残響抑圧 | 〇 |
接続方式 | USB/Bluetooth |
指向性 | 全指向性 |
Ankerの「PowerConf+」は、Bluetooth接続に対応していないパソコンでも、USBアダプターをつけることで無線接続できるスピーカーフォンです。
ノイズリダクション
エコーキャンセリング
オートゲインコントロール
残響抑圧
このように機能が満載のため、ストレスのないクリアな音声が相手に届けられます。
また、手のひらサイズ(1辺12.4cm)のため、持ち運びも簡単にできます。
出典:Anker
Anker「PowerConf S3」
価格(Amazon) | 9,990円 |
---|---|
対応人数 | ー |
集音範囲 | ー |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
オートゲインコントロール | 〇 |
マイク自動追尾 | ー |
残響抑圧 | 〇 |
接続方式 | USB/Bluetooth |
指向性 | 全指向性 |
Anker「PowerConf S3」は、安価ながら多機能なスピーカーフォンです。
価格は1万円を切っていますが、見た目はスマートで安さを感じさせません。
また、6,700mAhのバッテリーを内蔵しており、フル充電すると最大24時間連続で通話可能です。
毎日3時間のWeb会議をしたとしても、1週間に1度の充電だけで乗り切れます。
重さは約340gと350mlの缶ジュースほどなので、持ち運びに困ることもありません。
出典:Jabra
Jabra「Speak 750」
価格(Amazon) | 38,273円 |
---|---|
対応人数 | 最大6人 |
集音範囲 | 最大2.3m |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
オートゲインコントロール | ー |
マイク自動追尾 | ー |
残響抑圧 | ー |
接続方式 | USB/Bluetooth |
指向性 | 全指向性 |
Jabraの「Speak 750」は、6人までのWeb会議に対応したスピーカーフォンです。
最大の特徴は、Microsoft Teamsに最適化されていることです。
TeamsからWeb会議の通知が来たとき、Teamsボタンを押すだけでWeb会議に参加できます。
また、「フルデュプレックスオーディオ」が搭載されているため、大人数でのWeb会議に最適です。
「フルデュプレックスオーディオ」により、全員が同時に話しても鮮明な声を相手に届けられ、対面で会話している感覚が得られます。
出典:poly
poly「Sync 40」
価格(Amazon) | 35,090円 |
---|---|
対応人数 | ー |
集音範囲 | 最大2.5m |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
オートゲインコントロール | ー |
マイク自動追尾 | ー |
残響抑圧 | ー |
接続方式 | USB/Bluetooth |
指向性 | ー |
poly「Sync 40」は、ノイズやエコーを抑え、声が重なってもクリアに聞こえるスピーカーフォンです。
polyのスピーカーフォンは「マルチマイクアレイ」により、人の声に焦点が当てられ、音声以外のノイズやエコーを低減してくれます。
また、「全二重音声機能」により、Web会議で相手とこちらが同時に話しても聞き逃すことがありません。
さらに、「Sync 40」は2台複数接続が可能です。
複数接続すれば、より大人数でも、より広い会議室でも対応できるようになります。
出典:EMEET
EMEET「OfficeCore M2」
価格(Amazon) | 23,900円 |
---|---|
対応人数 | 最大10人 |
集音範囲 | ー |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
オートゲインコントロール | 〇 |
マイク自動追尾 | 〇 |
残響抑圧 | ー |
接続方式 | USB//Bluetooth/AUX |
指向性 | 全指向性 |
Web会議製品を販売するEMEETの「OfficeCore M2」は、5〜10人のWeb会議に最適なスピーカーフォンです。
EMEETのスピーカーフォンには「VoiceIA」という技術が搭載されています。
「VoiceIAボタン」を押すと、環境のノイズ音が低減され、クリアな音声が相手に届きます。
というのも、スピーカーフォンから1m以上離れた音を抑制してくれるからです。
また、「オートゲインコントロール機能」により、感度を自動で調整してくれます。
例えば、スピーカーフォンから遠い人の音声の感度が高くなることで、相手に音量の調節をさせることなく、最適な音量を届けられます。
逆に、スピーカーフォンに近い人や声が大きい人の音声には感度が低くなるため、相手に不快な思いをさせることはありません。
出典:IODATA
IODATA「TC-SPRC100」
価格(Amazon) | 23,245円 |
---|---|
対応人数 | 最大8人 |
集音範囲 | (Lowモード時)推奨1m以内 / 最大3m (Highモード時)推奨2m以内 / 最大5m |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
オートゲインコントロール | 〇 |
マイク自動追尾 | ー |
残響抑圧 | ー |
接続方式 | USB/Bluetooth |
指向性 | 全指向性 |
IODATAの「TC-SPRC100」は、最大8人までのWeb会議に対応したスピーカーフォンです。
一番の特徴は、「集音範囲を切り替えられること」です。
「High」モード:5~8名に最適
「Low」モード:1~4名に最適
普段はLowモードで環境音を低減し、5人以上でWeb会議する時だけHighモードにできます。
また、他のスピーカーフォンと同じく、ノイズリダクションやエコーキャンセリング機能があるため、相手にストレスのない音声を伝えられます。
出典:ELECOM
ELECOM「HS-SP02BK」
価格(Amazon) | 7,764円 |
---|---|
対応人数 | 最大6人 |
集音範囲 | 最大2.5m |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
オートゲインコントロール | 〇 |
マイク自動追尾 | ー |
残響抑圧 | ー |
接続方式 | USB |
指向性 | 全指向性 |
2022年1月に発売されたELECOMの「HS-SP02BK」は、円筒デザインで省スペースが特徴のスピーカーフォンです。
多くのスピーカーフォンは、平べったい円盤型や長方形型で場所を取ってしまいます。
しかし、「HS-SP02BK」は直径7.5cmのスペースだけで機能を果たしてくれます。
小さいながらも、半径2.5mの範囲を集音可能で、4~6名のWeb会議にはうってつけです。
また、オートゲインコントロール機能も搭載されているため、声の大きい人、小さい人が混在するWeb会議でもストレスのない音声を届けられます。
出典:Logicool
Logicool「P710e」
価格(Amazon) | 22,724円 |
---|---|
対応人数 | ー |
集音範囲 | ー |
ノイズリダクション | 〇 |
エコーキャンセリング | 〇 |
オートゲインコントロール | 〇 |
マイク自動追尾 | ー |
残響抑圧 | ー |
接続方式 | USB/Bluetooth |
指向性 | 全指向性 |
Logicoolの「P710e」は、モバイルデバイス用のスピーカーフォン。
スマートフォンやタブレットでのWeb会議に最適です。
スピーカーフォンの間にスマホやタブレットを挟んで立てられるため、カメラ台としての役割も果たします。
もちろんノートパソコンに使用しても、何の問題もありません。
カメラと音声はスピーカーフォンに任せて、パソコンでメモをとったりすることに集中できます。
また、「P710e」にはヘッドホンジャックが付いているため、会議内容が漏れてはいけないときでも安心です。
メーカー | audio-technica | Anker | Blue | FIFNE | サンワサプライ | |
---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | AT2020USB+![]() | PowerCast M300![]() |
Yeti![]() |
SK658![]() |
MM-MCU05BK![]() |
|
価格 (Amazon) |
16,364円 | 6,980円 | 17,390円 | 11,900円/td> | 13,882円 | |
指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 | 切り替え可 (単一 / ステレオ / 無 / 双) |
単一指向性 | 切り替え可 (単一 / 無) |
|
接続方式 | USB | USB | USB | USB | USB | |
ミュート機能 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
単一指向性のマイクは、マイクの正面の音を集中的に拾います。
つまり、自分とキーボードの間にマイクを配置すれば、マイクの正面にいる自分の声は大きく、マイクの背後にあるキーボードの音は小さくなります。
今回は、6,000円台から17,000円台までのマイクを5つ紹介します。
audio-technica「AT2020USB+」
価格(Amazon) | 16,364円 |
---|---|
指向性 | 単一指向性 |
ミュート機能 | ✕ |
接続方式 | USB |
重量 | 386g |
オーディオ製品を数多く販売するaudio-technica(オーディオテクニカ)の「AT2020USB+」。
USBにつなぐだけで使えるコンデンサーマイクのため、届いたその日から使用可能です。
「AT2020」という「AT2020USB+」より安いモデルもあるのですが、「AT2020」はXLR出力なのでオーディオインターフェースが必要です。
間違えて購入しないよう注意してください。
「AT2020USB+」は単一指向性なので、マイク正面以外の不必要なノイズを拾わずクリアな音声を相手に届けられます。
出典:Anker
Anker「PowerCast M300」
価格(Amazon) | 6,980円 |
---|---|
指向性 | 単一指向性 |
ミュート機能 | 〇 |
接続方式 | USB |
重量 | 約400g |
Ankerの「PowerCast M300」は、6,980円という安価が売りのコンデンサーマイクです。
安いですが、「ゲインコントロール機能」が付いているため、最適な音量に調整できます。
「ゲインコントロール機能」とは、マイクとの距離や声の大きさに合わせ音量を最適化する機能です。
また、マイクにヘッドホンジャックが付いているため、リアルタイムで音声が相手にどのように聞こえているかモニタリングすることもできます。
マイクは縦方向に180°、横方向に360°回転できるため、口元に向ければ単一指向性のメリットを最大限に受けられます。
出典:Blue
Blue「Yeti」
価格(Amazon) | 17,390円 |
---|---|
指向性 | 切り替え可 (単一 / ステレオ / 無 / 双) |
ミュート機能 | 〇 |
接続方式 | USB |
重量 | マイク550g、スタンド1kg |
Blue販売の「Yeti」は、スタンドがどっしりとした安定感のあるコンデンサーマイクです。
最大の特徴は、以下4つの指向性の切り替えをつまみを回すだけでできることです。
単一指向性
無指向性
双指向性
ステレオ
個人で使う場合は単一指向性、複数人で使うときは無指向性のように、利用人数に応じて使い分けできます。
また、「Yeti Nano」(14,100円)という安価なモデルもあります。
こちらのマイクは、指向性の切り替えが単一指向性と無指向性のみです。
個人でしか使用しないという人であれば、「Yeti Nano」でも満足できる性能です。
出典:FIFINE
FIFNE「K658」
価格(Amazon) | 11,900円 |
---|---|
指向性 | 単一指向性 |
ミュート機能 | 〇 |
接続方式 | USB |
重量 | ー |
FIFINEの「K658」は、コンデンサーマイクではなく「ダイナミックマイク」であることが特徴です。
ダイナミックマイクはコンデンサーマイクより
近距離で使う
ノイズを拾いにくい
という特徴があります。
近距離で使わないと自分の声も拾ってくれないため、カメラにマイクが写り込むのに抵抗がある方にはおすすめできません。
しかし、環境音が大きい状況でWeb会議をする頻度が多い方には一押しです。
出典:サンワサプライ
サンワサプライ「MM-MCU05BK」
価格(Amazon) | 13,882円 |
---|---|
指向性 | 切り替え可 (単一指向性 / 無指向性) |
ミュート機能 | 〇 |
接続方式 | USB |
重量 | 390g |
サンワサプライの「MM-MCU05BK」は、単一指向性と無指向性をボタン1つで切り替えられるコンデンサーマイクです。
無指向性の場合は、360°/半径約5mの範囲まで集音できるため、複数人でWeb会議する際にも使用できます。
また、エコーキャンセリング機能が搭載されているため、ハウリングに悩まされることもありません。
ただ、指向性の切り替えを忘れて、個人使用の際に無指向性のままだと、拾う必要のない音まで集音してしまうためご注意ください。
メーカー | Anker | EMEET | BAFFALO |
---|---|---|---|
商品名 | PowerConf H700![]() |
GeniusCall HS150![]() |
BSHSEUM110BK![]() |
価格 (Amazon) |
12,980円~ | 14,999円 | 2,039円 |
重さ | 約184g | 約32g | |
ノイズリダクション | 〇 | 〇 | ✕ |
アクティブノイズキャンセル | 〇 | 〇 | ✕ |
指向性 | ビームフォーミング | ー | 全指向性 |
ミュート機能 | 〇 | 〇 | ✕ |
接続方式 | Bluetooth | USB/Bluetooth | USB |
バッテリー | 最大24時間 | 最大48時間 | ー |
充電時間 | 5分充電で約3時間通話可 | 15分充電で6時間通話可 | ー |
ヘッドセットは自分の声をクリアに届けるだけでなく、相手の声も鮮明に聞き取れるというメリットがあります。
しかし、長時間使用すると耳への圧迫感で不快に感じたり、蒸れたりするというデメリットも。
ここでは、ゲーム用ではなくWeb会議用のヘッドセットを3つ紹介します。
出典:Anker
Anker「PowerConf H700」
価格(Amazon) ス充電スタンドなし |
12,980円 |
---|---|
価格(Amazon) 充電スタンドあり |
14,980円 |
重さ | 約184g |
ノイズリダクション | 〇 |
アクティブノイズキャンセル | 〇 |
指向性 | ビームフォーミング |
ミュート機能 | 〇 |
接続方式 | Bluetooth |
バッテリー | 最大24時間連続通話可能 |
充電時間 | 5分充電で約3時間通話可能 |
Ankerが2022年1月に発売した「PowerConf H700」は、周りが騒がしい状況でも相手にクリアな音声を届けられるヘッドセットです。
なぜなら、「VoiceShield技術」によりノイズと声を区別し、「声」だけを大きく伝えてくれるからです。
自分の声だけでなく、相手の声も鮮明に聞き取れます。
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているため、周囲の雑音を除去してくれるのです。
また、ミュート機能もスマートで、マイクを真上に向けるという直感的な操作でミュートにできます。
さらに、たった5分の充電で約3時間の通話ができるため、10分後に急に会議が入ったとしても安心して使用可能です。
出典:EMEET
EMEET「GeniusCall HS150」
価格(Amazon) | 14,999円 |
---|---|
ノイズリダクション | 〇 |
アクティブノイズキャンセル | 〇 |
ミュート機能 | 〇 |
接続方式 | USB/Bluetooth |
Bluetooth接続距離 | 最大10m |
バッテリー | 最大48時間通話可能 |
充電時間 | 15分充電で6時間通話可能 |
WebカメラやスピーカーフォンなどWeb会議製品を販売するEMEET製「GeniusCall HS150」。
特徴は、「アクティブノイズキャンセル(ANC)機能」と「外音取り込み機能」が搭載されていることです。
Web会議に集中したい時は、ANC機能で周りの騒音を除去できます。
また、Web会議中に急に話しかけられても、外音取り込み機能をオンにすればヘッドホンを外すことなく会話することも可能です。
マイク機能も優秀で、「VoiceIA技術」により自分の声だけを相手に届けられます。
「VoiceIA技術」とは、環境音を減らし音声を大きく伝える技術のことです。
出典:BAFFALO
BAFFALO「BSHSEUM110BK」
価格(Amazon) | 2,039円 |
---|---|
重さ | 約32g |
指向性 | 全指向性 |
ミュート機能 | ☓ |
接続方式 | USB(ケーブル長約1.8m) |
BAFFALO「BSHSEUM110BK」は、左右どちらの耳にも付けられるイヤフック式のヘッドセットです。
片耳にしか付けないので、周りの音も聞きたい方や両耳を塞がれるのが苦手な人にはおすすめのイヤホンマイクです。
マイクは全指向性ですが、マイク角度を調整できるため口元に極限まで近づけられます。
また、重さは約32gと非常に軽量なため、長時間のWeb会議で装着しても耳への負担は最小限に抑えられます。
メーカー | FIFINE | サンワサプライ |
---|---|---|
商品名 | K053![]() |
MM-MCU12BK![]() |
価格 (Amazon) |
2,599円 | 3,690円 |
指向性 | 単一指向性 | 無指向性 |
ミュート機能 | ✕ | 〇 |
接続方式 | USB | USB |
ピンマイクは、ヘッドホンやイヤホンと同じくハンズフリーで使用できます。
耳への圧迫が苦手な人や動きながらプレゼンする人などに向いているマイクです。
Web会議に最適なピンマイクを2つ紹介します。
出典:FIFINE
FIFINE「K053」
価格(Amazon) | 2,599円 |
---|---|
指向性 | 単一指向性 |
ミュート機能 | ✕ |
接続方式 | USB(ケーブル長2m) |
FIFINE製「K053」は、声をクリアに拾ってくれるピンマイクです。
単一指向性で、マイクが向いている口元の音声のみを集音するからです。
空調の音やキーボードのタイピング音もある程度は軽減してくれます。
しかし、胸元や首元に付けたピンマイクがあらぬ方向へ向いてしまうと、声をうまく拾ってくれないためご注意ください。
また、持ち運びにも適しており、カバンのちょっとした隙間に入れられます。
出典:サンワサプライ
サンワサプライ「MM-MCU12BK」
価格(Amazon) | 3,690円 |
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指向性 | 無指向性 |
ミュート機能 | 〇 |
接続方式 | USB(ケーブル長約2.5m) |
サンワサプライから発売されている「MM-MCU12BK」は、咄嗟にマイクを切りたい時に手元でミュートにできるピンマイクです。
コードの中間にミュートスイッチが付いており、緊急時でもボタン一つでミュートにできます。
USB有線接続ですが、ケーブルが約2.5mもあるため、物を落とした時や資料を取りたい時にストレスを感じることはほぼないでしょう。
また、USBコネクタにはヘッドホンジャックが付いており、USBポートしかないパソコンでもイヤホンやヘッドホンを使用できます。
無指向性のため、マイクが口元に向いていなくてもある程度は集音してくれるため、マイクの位置に神経質になる必要はありません。
Web会議用マイクの使用で3つのメリットが得られます。
1)周りの音を拾わない
2)会議時間の短縮
3)相手に不快な思いをさせない
パソコン内蔵のマイクには不可能でWeb会議用マイクでしか得られない恩恵について、1つ1つ解説します。
Web会議用マイクをおすすめする最大の理由は「周りの音を拾わないから」です。
・パソコン内蔵のマイクだと
・キーボードのタイピング音
・パソコンの冷却ファンの音
・紙をめくる音
・空調の音
など、あなたが気づいていない「雑音」が相手に届いてしまいます。
Web会議用マイクであれば、「人間の声」にフォーカスし必要な音声だけを伝えてくれます。
・ノイズリダクションで雑音軽減
・エコーキャンセリングでハウリング抑制
・マイク自動追尾で発言者だけにフォーカス
このように「マイクに特化した機能」が搭載され、クリアな音声が届けられます。
また、YAMAHAの「オートルームEQ」やEMEETの「VoiceIA」など、各社鮮明な音声を伝達する技術を開発しており、今後も進化し続けていくでしょう。
Web会議用マイクの使用で会議時間が短くなります。
高音質なマイクを使うと、聞き返されることが減るからです。
あなたの声が届かないだけで、Web会議に参加する全員の時間を奪うことになります。
聞き返されないとしても、「今なんて言ったかわからないけど、まあいいか」と聞き流してしまう人もいるかもしれません。
本質的なWeb会議をするには、専用マイクが必要不可欠なのです。
Web会議用マイクを使うと、相手に不快な思いをさせずに済みます。
雑音減少はもちろん、「この人の声聞きづらいな」とストレスに感じさせることも少なくなります。
例えば、鮮明に聞き取るために相手がスピーカーの音量を上げたとしても、それは特定の人に最適な音量です。
特定の人に合わせると、元々鮮明に聞こえていた人の音声は必要以上に大きく聞こえ、ストレスを増大させます。
Web会議用マイクを使えば、相手に不快な思いをさせずに、本質的なWeb会議の内容だけに集中できるのです。
Web会議に適したマイクを使うと様々な恩恵が受けられます。
・届けなくていいノイズを減らし、鮮明な声だけを届ける
・日々の会議時間が短縮され、効率化する
・大事な取引先との商談がうまくいく
・Web会議ツールを使った採用面接が円滑に進む
軽視しがちなマイクですが、あえてマイクにこだわることで、他の人は味わえていない快適なWeb会議が実現できます。
日々の会議を生産的なものにするために、マイクの購入を検討してみてください。
正直おすすめはできません。
なぜなら、機能が少なかったり、発売されたのが随分昔だったりするからです。
最低でもパソコン内蔵のマイクより上回らないと、購入する意味がなくなります。
個人使用におすすめの安価なマイクを3つ紹介します。
FIFINEの「K669B」:4,599円
marantz Professionalの「Umpire」:5,800円
Blueの「Snowball iCE」:7,810円
3つとも有名なメーカーから発売されているマイクです。
YAMAHAの「YVC₋330 / 331」
polyの「Sync 40 / 60」
EMEETの「OfficeCore M2 Max / M3 / M2 / Luna / Luna Lite」
上記のスピーカーフォンは複数接続できるため、より大人数や広い会議室でのWeb会議にも対応できます。
大人数で使用するならYAMAHAの「YVC-1000」がおすすめです。
理由は、20名以上に対応できるスピーカーフォンが少ない中、「YVC-1000」は最大30名まで対応可能なためです。
もしくは、前述した「複数接続できるスピーカーフォン」を2台以上購入して、集音範囲を広げる方法もあります。
数十万円の予算があるなら、「天井埋め込み式マイク」も検討してみてください。
audio-tecnicaの「ATND1061DAN」
ゼンハイザーの「TeamConnect Ceiling 2」
YAMAHAの「YVC-200」(集音範囲:2m)
Jabraの「Speak 510」(集音範囲:1.5m)
polyの「Sync 10」(集音範囲:1.5m)
上記は、集音範囲が広すぎず周囲の雑音を拾いにくいため、個人使用におすすめのスピーカーフォンです。
とはいえ、4人程度までなら対応できるため、個人でも複数人でも使えます。
個人向けマイクであれば5,000円~20,000円、大人数向けのスピーカーフォンであれば1万円~10万円ほどです。
以下の表のように、対応人数が増えると価格も上がっていきます。
スピーカーフォンの価格相場
対応人数
価格
4名まで
6,399円~27,653円
6名まで
38,273円
10名まで
23,900円~53,500円
30名まで
102,980円
もちろんこれは一例で、これより高いスピーカーフォンもあれば、安いスピーカーフォンもあります。
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