Web会議の基礎知識
更新日:2022.08/30(火)
プロキシサーバーは、アクセスを経由する機能だけではなく様々な利用がされています。
そこで今回は、プロキシサーバー(Proxyサーバー)の概要や歴史やトレンドについて紹介します。
プロキシサーバー(Proxyサーバー)とは内外のネットワークの境界で動き、双方のアクセスを代理で行う役割を持っています。
プロキシに「代理」という意味があるので、この名称がつけられました。
内部ネットワークにあるインターネットへの出入り口をプロキシサーバー(Proxyサーバー)経由にすると、一括で通信内容をチェックすることができます。
また、クライアントコンピュータが直接インターネットに繋がるわけではないので、不正アクセスなどから守られセキュリティが向上します。
また、プロキシサーバー(Proxyサーバー)のキャッシュ機能で1度閲覧したデータを一時保存することができ、再度閲覧するときにはプロキシサーバー(Proxyサーバー)がキャッシュデータを渡してくれます。
そのため多くのユーザーが同一サイトにアクセスする時に、全てのユーザーが新規でWebサーバーにアクセスするわけではなくなるので、高速アクセスが可能となっています。
インターネットが開発された当初、サーバー数は少なく一般に広く普及されていたわけではありませんでした。
その頃インターネットを利用していたのは政府や大企業の研究所、大学や軍単などに限定されていました。
そのため、インターネットセキュリティについてもそれほど問題にはなりませんでした。
そのため、LANに接続されているPCがそれぞれグローバルIPを持っていました。
その後1990年代にインターネット接続サービスが一般に普及し、多くの企業や個人がホームページを公開するようになりました。
さらにインターネットに接続する端末が急激に増え、それにあわせて不正アクセスも増えてきました。
また、IPv4アドレスも枯渇するのではと言われるようになりました。
この状況により、外部ネットワークと内部ネットワークを分けなくてはいけなくなりました。
そして、1996年にはプライベートアドレスが開発されて、内外のネットワークをゲートウェイで遮断したり中継する技術も必要となりました。
この時開発されたゲートウェイが、ネットワークアドレス変換・ファイアウォール・HTTPプロキシサーバー(Proxyサーバー)です。
しかし、この頃のネットワークアドレス変換は単にアドレスを変換することしかできなく、ファイアウォールは全てのパケットを確認してログを取っていたので大規模なファイアウォールになるとかなり負荷がかかっていました。
そのためプロキシサーバー(Proxyサーバー)が開発され、パケットの中継とデータのキャッシュを行うようになり通信費も削減できるようになりました。
もともとはデータのキャッシュなどで利用されていたプロキシサーバー(Proxyサーバー)ですが、段々と有害サイトを閲覧しないようにするフィルタリング機能や翻訳機能、変換機能などでも使われるようになりました。
特にインターネットの普及が進み、さらにインターネットの利用が低年齢化してからはフィルタリング機能が重要となっています。
なぜなら、2017年の調査では9歳児の約7割がネット利用をしているからです。
7歳児の51.1%・8歳児の64.7%・9歳児の72.6%が子供専用の通信機器を利用しています。
しかも、その通信機器をひとりで操作することがある子どもは77.5%にものぼっており、学習用タブレットや子ども向け娯楽用タブレット、子ども向け携帯電話や子ども向けスマホなど機器の種類も様々です。
しかも、9歳以下の子どもを持つ保護者の約35%がネット利用のトラブルを経験しています。
そのため、利用時間や使用場所について子どもと約束する以外にも、フィルタリング機能によって子どもに有害サイトへアクセスをさせない対応が必要です。
また、このようなフィルタリング機能の使用は家庭内だけではなく社内でも重要です。
なぜなら、社内のコンピュータから有害サイトにアクセスしたことがきっかけでインターネットウィルスに感染し、そこから社外へ情報漏洩するというケースが後を絶たないからです。
つまり、フィルタリング機能を利用することで社内のコンピュータから有害サイトへアクセスしないように制限をし、情報漏洩を防止するといった役割があります。
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