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導入すべきはどのWeb会議? Web会議システムお試しレポート!

Web会議システムの導入をご検討中のみなさま、こんなお悩み抱えていませんか?

 
  • ・製品紹介を読んでも、その製品が良いのか、自社にあっているのかがわからない。
  • ・製品同士を比較しても、性能の差がわからない。
  • ・いろいろ試してみたいけれど時間がない。
 

そこでこの記事では、製品紹介だけではわからなかった、システムの導入方法やWeb会議の始め方など、導入担当者さまの知りたい情報をお届け。もちろん「お試しレポート」ですから、利用者(社員)目線で、実際にWeb会議システムで会議を開催してみた感想や使用感などもお伝えします。

 

現在は3製品のみの紹介ですが、随時製品の追加を行う予定です。また、掲載済みの製品でも、アップデートで追加された機能を試したり、異なる環境で検証を行った場合には追記をしていく予定ですのでお楽しみに! ぜひ、Web会議システム選びの参考にしてみてください。

 

※各製品の5段階評価は、このページに掲載している製品を比較した場合の評価です。製品を追加した際に、掲載済みの製品の評価が変更になる場合があります。 ※本記事内の製品使用画像は、イメージです。

 

お試し環境

このページに掲載している内容は、全て同じ環境下でお試し、検証を行っています。

ホスト検証環境

  • ・MacBook Pro (15-inch, 2018)
  • ・macOS Mojave
  • ・プロセッサ 2.6 GHz Intel Core i7
  • ・メモリ 32 GB 2400 MHz DDR4
  • ・グラフィックス Radeon Pro 560X 4096 MB、Intel UHD Graphics 630 1536 MB
  • ・カメラ 内蔵カメラ
  • ・ヘッドセット 何かの特典で付いてきたUSBヘッドセット
  • ・インターネット回線 ソフトバンク光 Wi-Fi
 

参加者検証環境

  • ・MacBook Air
  • ・macOS Mojave
  • ・プロセッサ 1.7 GHz Intel Core i7
  • ・メモリ 8 GB 1600 MHz DDR3
  • ・グラフィックス Intel HD Graphics 5000 1536 MB
  • ・カメラ 内蔵カメラ
  • ・ヘッドセット Air Pods
  • ・インターネット回線 ソフトバンク光 Wi-Fi
 

アカウント作成不要!インスタントWeb会議をたった2秒で開催できる『DD』

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『DD』とは?

『DD』は、エイネット株式会社が提供する、基本使用料無料のWeb会議システムです。無料版では、1回40分まで、最大6拠点を繋いだWeb会議を開催することができます。

『DD』の導入方法

『DD』は、アカウント登録が不要のWeb会議システムです。また、Webブラウザ上で会議を行うので、パソコンの場合はアプリなどをインストールする必要もありません。

Web会議の始め方

『DD』を使ってWeb会議を行う場合、まず、ホストの方が『DD』のWebサイトにアクセスします。

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Webサイト上で、希望の会議名を入力し、「URLを作る」のボタンをクリックするとすぐにWeb会議がスタート。 あとは、URLをコピーして、会議参加者に共有し、入室を待つだけです。本当に2秒でWeb会議を始めることができました!

音声・映像の品質

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音声・映像共に少し粗さを感じました。無料でもアカウント登録が必要なWeb会議や有料のWeb会議と比較すると、会議の品質はやや劣ります。 しかし、小規模なMTGやちょっとした情報共有を行うためのインスタントWeb会議としては、全く問題の無いレベルです。

搭載機能

『DD』には、より充実したWeb会議を行うために、以下の機能が搭載されています。

  • ・画面共有
  • ・ローカル録画
  • ・チャット

『DD』はWebブラウザ上で会議を行うため、画面共有では、全画面や個別のアプリ画面の共有のほか、ブラウザで開いているタブ1つだけを共有することも可能です。

また、「Chrome」でWeb会議を行い、録画をする場合には、拡張機能の「DD/FVWebinar スクリーン共有プラグイン」が必要のこと。『DD』でWeb会議を行う場合には、事前に追加しておくのがおすすめです。

良い点・気になった点

良い点

『DD』は、Web会議を開催するために、新しくアカウントを取得する必要がありません。 特に、社外の方とWeb会議をしたいとなった時に、普段それぞれが利用しているWeb会議システムが異なる場合には、どちらかが新しくアカウントを作成する必要があったりします。フリーランスの方であればアカウントの取得は自由かもしれませんが、会社員の方であれば新しいサービスの利用には情報システム部への申請が必要という場合も多いですよね。 しかし、『DD』であれば、Webブラウザ上から会議にアクセスするだけなので、このあたりの手間が一切かかりません。

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また、『DD』の無料版は、連続40分までという時間制限があるので、ホスト以外の参加者が会議に入室すると、画面の左下でカウントダウンが始まります。 この時間制限表示、どうやらタイムキーパーの役割も果たしてくれるようです。会議の残り時間が参加者全員に可視化されることで、時間内に会議を終わらせようという意識が働き、ダラダラと長い会議になるのを防止してくれるのではないでしょうか。 40分もあれば、情報共有には十分。もう少し時間が必要なのであれば、もう1度Web会議のURLを生成すれば良いのです。

気になった点

1つはセキュリティ面です。『DD』では、Web会議に鍵をかけることができません。基本は会議のURLを共有する招待制ですが、簡単な会議名を設定してしまうと、全く知らない人がURLを直接入力して入ってきてしまう可能性も0ではありません。ホストの方は、あまり簡単な会議名を設定しない方が良いでしょう。 もう1つはカメラについて。1度Webブラウザ上でカメラへのアクセスを許可すると、会議入室時は毎回カメラがONの状態になります。音声はほぼほぼマストですが、カメラは使用したくないという場合もあるので、会議入室前に毎回音声や映像の設定ができると良かったなと思いました。

まとめ・評価

『DD』無料版には、1回40分まで、最大6拠点までの接続という制限があることから、プロジェクトチームレベルの小規模なミーティングや情報共有に限定して利用するのがおすすめです。チャットなどでやり取りをしていて、ちょっと口頭で説明を加えたいなんて時にもぴったり。 会議の品質はやや低めですが、小規模なミーティングや情報共有レベルであれば、全く問題なく利用できます。現場のツールの1つとして取り入れ、上手に活用していくのが良いのではないでしょうか。いつでもすぐ利用できるよう、『DD』のWebサイトをお気に入り登録しておきましょう。

導入のしやすさ ★★★★★ アカウント不要で、Webブラウザで利用できる
会議の品質 ★★・・・ やや低めだが、インスタントな会議には全く問題ない
機能の充実性 ★★★・・ ベーシックな機能は一通り揃っている
見た目のわかりやすさ ★★★★★ 直感的に操作できる

Web会議システム知名度No.1!? どんどん進化を続ける『Skype』

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『Skype』とは?

『Skype』は、Microsoftが提供する、無料コミュニケーションツールです。国内外で広く利用されているため、プライベートのアカウントを取得している人も多く、気軽に利用できます。

企業向けの『Skype for Business』もありますが、今回は無料版の『Skype』でWeb会議を行いました。

※『Skype for Business』は、『Microsoft teams』に移行中とのことです。

『Skype』の導入方法

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『Skype』の利用には、Microsoftアカウントを取得する必要があります。 パソコンの場合は、Webブラウザ上、または、デスクトップ用アプリから利用できます。 デスクトップ用アプリの方が、ビデオ通話の上限人数が多かったりと少しアップデートが進んでいるようなので、今回はデスクトップ用アプリを利用しました。

Web会議の始め方

『Skype』でWeb会議を行うには、参加者全員がMicrosoftアカウントを取得している必要があります。会議のホストの方は、スカイプ名か登録電話番号から参加者のアカウントを探し、コンタクトリストに追加しましょう。

『Skype』上で、「新しい通話」を選択し、参加者全員のアカウントにチェックを入れて、通話を開始します。音声通話かビデオ通話かは、通話開始時に選ぶことができます。

音声・映像の品質

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無料のWeb会議システムとしては、高品質な方に分類されると思います。 音声は、とくに聞き取り辛いこともなく、快適に会話をすることができました。映像は、相手が大きく動くと少し粗くなりますが、会議をする上では全く問題ありませんでした。

搭載機能

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『Skype』は、とにかく機能が充実しています。

  • ・リアクション機能
  • ・チャット
  • ・投票
  • ・スナップショット
  • ・録音
  • ・画面共有
  • ・背景ぼかし
  • ・リアルタイム字幕
  • ・同時通訳

などなど…。たくさんありすぎるので、ここからは特に便利だと思った機能をいくつかご紹介していきます。

『Skype』は、主にプライベートでの利用を想定したシステムだからか、個人のプライバシーに配慮した機能が搭載されています。 1つめは、背景ぼかしの機能です。これはビデオ通話中に、人物の背景にモザイクをかけてくれるというもの。自宅の中を見られたくない、自分の居場所を特定されたくないなんて人には嬉しい機能です。 また、録音を開始すると、「録音していることを参加者に知らせて、法的な問題を回避してください。」とアラートが。録音されていることが画面上に表示され、必ず他の参加者からもわかるようになっているので、知らない間に会話が録音されていたなんてトラブルを回避することができます。

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マイクの設定の問題なのか、なぜか字幕が2つずつ表示されている…。 一番すごいと思った機能が、リアルタイム字幕です。日本語で試したところ、音声から数秒遅れくらいで、きちんと漢字に変換された上で字幕が表示されます。 今回の軽いWeb会議では、9割方正しい字幕が表示されました。似た発音の言葉がたまに間違っている程度だったので、会議の進行にはあまり問題なさそうな印象です。 ただし、難しい専門用語が飛び交うような会話で正しい字幕が表示されるかはまだ検証不十分。今回は、同時通訳の検証もできていないので、再度Web会議を実施して検証していきたいところです。

この字幕機能を議事録として利用できそうだなと思ったのですが、いくつか問題がありました。

1つは、通話が終了すると消えてしまうこと。もう1つが、字幕のウィンドウでテキストのコピーができないことです。つまり現状は、議事録に活用しようと思ったら、字幕を見ながら別枠でメモをするしかないのです…。履歴、あるいは、字幕ウィンドウのテキストコピー機能の実装が期待されます。

『Skype』は定期的にアップデートされており、どんどん新しい機能の追加、機能の拡張が行われているので、字幕の履歴、あるいは、字幕ウィンドウのテキストコピー機能の実装を期待したいところです。

良い点・気になった点

良い点

『Skype』は、無料版でも最大50拠点まで接続でき、また、1回のビデオ通話は最長4時間まで利用できるので、無料Web会議システムながら、かなり大規模なミーティングを実施することもできます。

また、リアルタイム字幕や同時翻訳機能が実装されているので、海外とのミーティングもスムーズに行うことができます。グローバルな展開を目指している企業にとっては、頼りになる助っ人的なツールかもしれません。

気になった点

仕事で利用すると考えたときに、無料版の『Skype』はややカジュアルな印象が…。プライベートや、フリーランスの方とのコミュニケーションで利用するのであれば気になりませんが、会社や部署単位でビジネス用のメインWeb会議システムとして導入を検討するのであば、セキュリティやコンプライアンス面などもしっかりカバーされている『Skype for Business(Microsoft teams)』の方が良いのではないでしょうか。

まとめ・評価

『Skype』は、無料のWeb会議システムにも関わらずかなり機能が充実しています。定期的にアップデートされており、どんどん進化を続けているので、今後さらに使いやすくなることが期待されます。

会議の開催に参加者全員のIDが必要ですが、もともと知名度が高く、広く利用されているツールなので、アカウントを取得している人も多く、この点はあまりネックにならないのではないでしょうか。 無料のWeb会議システムとしては、会議の品質も高いので、会社や部署単位で導入するかはさておき、もしプライベートのアカウントをまだ取得していないのであれば、今のうちに持っておいてはいかがでしょうか。導入しておいて損のないツールだと思います。

導入のしやすさ ★★★★・ アカウント必須。Webブラウザからでも利用できる
会議の品質 ★★★・・ 問題ないレベル。無料にしては高品質
機能の充実性 ★★★★★ かなり充実している。今後のアップデートに更に期待
見た目のわかりやすさ ★★★★・ 基本、直感的に操作できるが、一部わかりにくいところもある

30日間無料トライアルが可能! 企業向け有料Web会議システム『Cisco Webex Meetings』

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『Cisco Webex Meetings』とは?

『Cisco Webex Meetings』は、世界最大級のコンピューターネットワーク機器開発メーカー・シスコシステムズが展開する、有料Web会議システムです。 無料版がないため、今回は30日間の無料トライアルを利用しました。トライアル版はホストアカウントが1つのみのため、ホストアカウントを複数契約した場合の検証はできていません。

『Cisco Webex Meetings』の導入方法

『Cisco Webex Meetings』は、有料Web会議システムなので、導入をする場合にはプランを選んで購入する必要があります。 アカウントが必要なのは、会議のホストのみ。参加者は、会議のURLにアクセスすると、名前とメールアドレスを入力して会議に参加することができます。

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30日間の無料トライアルの場合は、メールアドレス認証後に、国、氏名、パスワード、URLに指定する会社名を入力すると、ホストアカウントを利用することができます。

パソコンの場合は、Webブラウザ上、または、デスクトップアプリから利用することができます。また、「Chrome」の拡張機能を追加すると、デスクトップアプリをインストールしなくても、「Chrome」経由で会議を開始して、一時アプリを利用して会議を行うということも可能です。 今回は、使える機能が多いアプリ版を利用しました。

Web会議の始め方

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『Cisco Webex Meetings』では、ホストが会議室のURLを参加者に共有し、そこにアクセスをしてもらうことでWeb会議を開催することができます。ミーティングのスケジュールがあらかじめ決まっている場合は、会議の予定と会議のURLを参加者のメールアドレスへ事前に送信しておくことも可能です。

音声・映像の品質

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音声は、クリアに聞こえました。 しかし、映像については、無料版『Skype』と同程度という印象。トライアル版だからなのか、もしくは、もともと企業向けの有料Web会議システムのようなので、インターネット回線や周辺機器が整った環境での利用を前提として作られているのかもしれません。

搭載機能

『Cisco Webex Meetings』には、大規模な会議や機密性の高い会議でも対応できる機能が備わっています。

  • ・ミーティングロック
  • ・画面共有
  • ・ファイル共有
  • ・ホワイトボード
  • ・録画
  • ・個別ミュート
  • ・チャット
  • ・個別チャット
  • ・投票
  • ・招待と催促
  • ・別の主催者の指名

などなど…。ここからは、とくに便利な機能をいくつかピックアップしてご紹介していきます。 機密性の高い会議を行う場合に便利な機能が「ミーティングロック」です。通常、会議室のURLを知っている人であれば、誰でも会議に参加することが可能です。しかし、「ミーティングロック」をかけると、会議室に入ることができなくなるので、安心して極秘会議を行うことができます。 ホストに嬉しい機能が「別の主催者の指名」。Web会議が長引いてしまい、まだ途中だけど主催者が離席しなければならないなんてときに、主催者を別の参加者に引き継いで会議から抜けることができます。

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『Cisco Webex Meetings』で一番充実しているのは、共有機能ではないでしょうか。デスクトップアプリ版では、画面全体や特定のアプリの画面共有だけでなく、ファイルの共有、ホワイトボード機能も利用できます。 共有したファイルやホワイトボードに書き込みができるので、話し合いながらラフを作成したり、修正の指示出しなんかも簡単です。 また、画面共有と言えば、一般的に映像のみの共有だと思うのですが、『Cisco Webex Meetings』では、オーディオドライバーをインストールすることで、パソコンの音声も共有することができます。これがあれば、映像のチェックなんかもWeb会議でできてしまいますね。

良い点・気になった点

良い点

使っていて良かったのが、会議の前に毎回マイクやスピーカーの設定を行えること。会議参加前に、自分が使いたい周辺機器がきちんと接続されているかを確認できるので、会議参加後に慌てなくて済みます。 また、ホストと参加者の立ち位置がきっちり分かれているのも、企業でWeb会議を利用する際には便利なシステムです。特定の参加者をミュートにしたり、特定の参加者とだけチャットをすることも可能。参加者にプレゼンをして欲しい場合は、ホストが指名するなど、ホストがしっかりと会議をコントロールすることができるので、大規模なWeb会議でもスムーズに進行することができます。

気になった点

これは、無料トライアル且つ個人で利用しているから感じる点かもしれませんが、サポート画面で知りたい情報を得るのに苦労しました。企業で導入するのであれば、サポート担当者へのお問い合わせもできると思いますので、この点はあまり気にならないかもしれません。また、『Cisco Webex Meetings』の画面はシンプルでとてもわかりやすいのですが、アカウントの管理や各種設定などがなかなか複雑そうな印象…。おそらく紐付けられるサービスが多いというのも理由の一つだと思います。上手く設定して活用できればすごく便利に使えると思うのですが、そのためには、情報システム部など、クラウドサービスに明るい方に管理してもらう必要がありそうです。

まとめ・評価

会社や部署単位で、Web会議システムの導入を検討しているのであれば、『Cisco Webex Meetings』は本命候補の1つ。参加者は、アカウント不要なので、外部の方との打ち合わせにも活用できます。

ホストライセンス1つに参加者最大50人であれば、月額1,490円から導入できるのも嬉しいポイント。各部署にホストライセンス1つでも、普段の会議には十分対応できそうです。

海外製のWeb会議システムだからかもしれませんが、『Cisco Webex Meetings』は、上下関係がしっかりしている社風の組織よりも、どちらかというと関係性がフラットでオープンな社風の企業にマッチするように思います。また、ファイルやホワイトボードの共有機能もついているので、クリエイティブな現場での活用もおすすめです。

導入のしやすさ ★★・・・ プランの購入が必要。また、管理者を立てた方が良い
会議の品質 ★★★・・ 問題ないレベル。今回の検証では、有料の割に映像の品質がイマイチという結果に
機能の充実性 ★★★★★ 特に共有系の機能が充実。大規模な会議もスムーズに進むシステムが◎
見た目のわかりやすさ ★★★・・ 会議の画面はわかりやすいが、管理が複雑そうなので★-1

画面共有が便利すぎる!? 参加者はアカウント不要の無料Web会議システム『Zoom』

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『Zoom』とは?

『Zoom』は、アメリカを中心に利用されているWeb会議システムです。アカウントを作成すると、無料のベーシックプランを利用することができます。ベーシックプランは、1対1のミーティングは無制限。グループでのミーティングは1回40分までの制限がありますが、最大100人の参加者を招待することができます。

今回は、この無料のベーシックプランでWeb会議をおこないました。

『Zoom』の導入方法

Zoomミーティング_-_Zoom

『Zoom』は、ミーティングのホストになる場合のみ、アカウントを取得する必要があります。『Zoom』のWebサイトのトップページでメールアドレスを入力し、「サインアップは無料です」のボタンをクリック。あとは指示に従って、メールアドレスの認証や名前、パスワードの登録を行うと、アカウントが作成されます。

参加者は、ホストから共有されたミーティングURLにアクセスするだけで、会議に参加することが可能です。

『Zoom』では、初めてミーティングを開始、または参加する際に、自動でミーティング用Zoomクライアントがパソコンにダウンロードされます。

Web会議の始め方

ミーティングを始めるには、ミーティング用Zoomクライアントの「新規ミーティング」をクリック。ミーティング画面が立ち上がったら、「招待」から参加者を追加していきます。

連絡先が登録されている場合は、選択して「招待」ボタンを押すだけでOK。メールアドレスを入力して招待メールを送信したり、URLや招待をコピーして他の連絡手段で共有することもできます。

音声・映像の品質

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音声、映像共に、『Skype』とほぼ同じくらいの品質で、無料のWeb会議システムとしては、高品質な方に分類されると思います。このレベルの品質であれば、十分にスムーズな会議をおこなうことが可能です。

ほかのWeb会議システムと同じように、相手が激しく動くとブレますが、特に会議への支障はありませんでした。

搭載機能

『Zoom』の機能は、Web会議システムの標準装備といった印象です。

  • ・画面共有
  • ・チャット
  • ・レコーディング
  • ・参加者の管理
  • ・手を挙げる
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これといった特徴がないように思えますが、実は、『Zoom』は画面共有機能がすごいんです。

画面共有機能では、デスクトップやGoogle Chromeなどのアプリの画面のほか、Dropbox、Microsoft OneDriveに保存しているファイルも共有することができます。また、ホワイトボード機能も使用可能です。

ここまでは、ほかのWeb会議システムとあまり変わらない画面共有機能だと思うのですが、『Zoom』では、リモート制御機能を使って、共有された画面を別の参加者が操作することができます。

この機能を活用すると、画面共有されたファイルやホワイトボードを双方向から編集することが可能です。また、パソコンにダウンロードしたアプリの使い方を、実際に相手のパソコン上で操作しながら教えるということもできます。


もう1つ紹介したい機能が、ちょっと珍しい、「手を挙げる」と言う機能です。

これは参加者のみが利用できる機能で、画面下の「参加者」の機能を開き、その中にある「手を挙げる」ボタンを押すと、ミーティング画面上に「〇〇が手を挙げました」と通知されます。

地味な機能ではあるのですが、複数人、特に多人数でWeb会議をおこなう際、多数決を取ったり、担当決めをするのにとても便利です。ちなみに、誰が手を挙げているかは参加者一覧からも確認でき、主催者は、参加者が挙げている手を降ろすこともできます。

良い点・気になった点

良い点

また画面共有機能の話になってしまうのですが、デスクトップに表示させるアプリを切り替えたときに、自動的に画面共有が一時停止するのが良いなと思いました。MacでWeb会議をしていると、ついうっかり3本指でドラックをしてデスクトップを切り替えてしまうことがあるのですが、共有が一時停止するので、見られたくない画面を相手に表示してしまうことがありません。

気になった点

正直なところ、これといった点がパッと思いつきませんでした。

強いて言うなら、グループミーティングに40分の時間制限がある点ですが、再度ミーティングを開始すれば良いだけなので、プライベート利用の場合はあまり気にならなそうです。(参加者を招待し直すのがちょっと手間ですが…。)

仕事で、社外の人や顧客との打ち合わせに使用する場合は、「時間なのでかけ直します」と中断するのもちょっとおかしいので、さすがに有料版を導入した方が良いと思います。

まとめ・評価

『Zoom』は、同じ無料Web会議システムの『Skype』とは、また異なる便利さがある製品です。ミーティング参加者はアカウント不要ですし、何より画面共有のリモート制御機能がとても便利!

また、表示名が登録した姓名なので、任意登録のユーザーネームが表示される『Skype』よりも、ビジネス向きな製品のように感じました。


プライベートでWeb会議システムを利用する場合は、『Skype』と『Zoom』両方のアカウントを取得しておくと、それぞれが持つ機能のいいとこ取りができるのでおすすめです。

例えば、40分以上ビデオ通話をしたい場合や、翻訳機能が必要な場合は『Skype』、参加者が『Skype』のアカウントを持っていない場合や、画面共有のリモート制御機能を利用したい場合は『Zoom』といった使い分けができます。


画面共有のリモート制御機能は、生かせる業界や職種がたくさんありそうです。ソフトウエア会社のカスタマーサポートなんてまさにぴったり。

ただし、企業で導入するのであれば、無料のベーシックプランではなく、ユーザー管理機能などがついた有料のプロやビジネス、企業プランにするのが良いのではないでしょうか。

導入のしやすさ ★★★★・ アカウント必須だが、設定項目は少ない
会議の品質 ★★★・・ 問題ないレベル。無料にしては高品質
機能の充実性 ★★★★・ 画面共有のリモート制御機能は便利だが、充実性という点では『Skype』の方が上かも
見た目のわかりやすさ ★★★★★ 直感的に操作でき、初見でも特に困らなかった