Web会議の基礎知識
更新日:2022.05/27(金)
昨今はクラウドコンピューティングの技術の向上によって、クラウド型のシステムやアプリケーションを導入する企業が増えてきました。
ひょっとするとオンプレミスのシステムやアプリケーションはもう時代遅れなのかと感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
しかしながら、いくらクラウド型のシステムやアプリケーションが増加したとはいえ、オンプレミスにもさまざまなメリットがあります。
今回はそんなオンプレミスのシステムやアプリケーションを導入することを検討されている方向けにおすすめの業務用サーバーを5つ厳選してご紹介します。
目次
今回ご紹介するオンプレミスサーバーを下記、3つの項目で比較してみました。
・クラウドへのバックアップ
・管理しやすさ
・導入実績
富士通 ETERNUS HB series |
Lenovo ThinkSystem SR650 |
NEC Express5800シリーズ |
HITACHI BladeSymphony BS2500 |
IBM Powerシリーズ |
|
---|---|---|---|---|---|
クラウドへのバックアップ | 可能 | 不可 ※Anybayによって保存先を選択可 |
可能 | 不可 ※復旧時間を最短にする工夫あり |
不可 |
管理しやすさ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
導入実績 | 国内シェアNo.1 | 多数 | 多数 | 業種問わず多数あり | 業種問わず多数あり |
評価点(5段階) | 5 | 4 | 4 | 5 | 5 |
それでは、詳しく各サーバーの特徴をご紹介します。
国内シェア率1位を誇る、富士通が提供している「ETERNUS HB series」
どうしてもオンプレサーバーというと初期費用がネックになってしまい、導入を見合わせてしまう企業が多いのが現実ですが
富士通は「柔軟性」と「安心感」をテーマにサーバーをサブスクリプションで提供するという新しい方式でオンプレサーバーを提供しています。
企業のDX化が急務とされている現代で、なるべくコストを掛けずに自社の運用にジャストフィットしたシステムを構築する手助けを富士通が提供するサーバーは実現してくれます。
オンプレミスサーバーでありながら、FUJITSU Software Cloud Storage Gatewayを利用することによって、クラウド上に情報のバックアップが取れます。
オンプレミスサーバーはどうしても災害や火災、機器の破損などによる障害トラブルに弱いとされがちですが、この富士通の ETERNUS HB seriesならそうしたオンプレミスのデメリットも最大限カバーすることが可能です。
また、クラウド上にバックアップを取れるため、オンプレミス上にバックアップを取っておく容量を削減することができ、より汎用的で柔軟なサーバーの利用方法を検討することが可能です。
オンプレミスのサーバーを導入したいけれど、デメリットが気になって導入を躊躇されている方にはおすすめです。
オンプレミスのサーバーを導入した後に気になるのが、拡張性です。
導入当初の想定していたボリュームを超過してしまった場合、オンプレミスのサーバーはなかなか容量を増やすことが難しい傾向にあります。
しかし将来、容量の拡張を見据えた設計をされているLenovo ThinkSystem SR650なら大丈夫。
LenovoのAnyBay が搭載されているこの製品の場合、同じドライブベイ上でインターフェースのタイプを選択できるようになっています。
そのため、将来容量を増やすかもしれないSSDとは別のSASドライブなどに情報を格納しておくことによって、簡単に容量を増やすことが可能になります。
また、どうしても手間がかかってしまうサーバー管理についてもLenovo XClarity Controllerのおかげで標準的に、簡単におこなうことが可能です。
サーバー、ストレージなどの管理にかかる時間をおよそ95%短縮できると言われており、初めてオンプレミスのサーバーを導入される企業であっても安心です。
導入に関してのサポート体制も充実しており、オンプレミスサーバーを導入する際に困っていることや不安なことはしっかりと相談できます。
将来の予測もある程度推察して、より長くサーバーを使用していきたい方におすすめです。
利用する領域や企業のさまざまな運用に合わせることができ、ビジネスの拡充や拡大を支援しているNEC Express5800シリーズ。
オンプレミスとクラウドをハイブリットすることによって、オンプレミスデメリットを最大限縮小し、オンプレミスとクラウドの2つのメリットを得られる製品になっています。
オンプレミスサーバーのバックアップデータをNEC Cloud IaaSへアップロードすることにより、バックアップに必要なサーバーの容量を削減するとともに、オンプレミスの弱点でもある災害などの障害から大切なデータを守ることができます。
また、NEC Cloud IaaSへお客様のシステム環境を冗長化することによって、万が一障害が発生してしまった場合であっても、HAクラスタリングソフト「CLUSTERPRO」を使用することによって継続的なシステムの利用を可能にしています。
「NEC Easy Data Migration for File Server」を利用することによって、簡単な3ステップでオンプレミスの環境を簡単にNEC Cloud IaaSへバックアップさせることが可能です。
データや環境の移行には面倒な作業が発生して面倒と感じる方やオンプレミスのメリットを最大限に享受しながら、デメリットはなるべく避けたいという方におすすめのサービスです。
日立が長い年月をかけて培ってきたノウハウが凝縮された日立高信頼サーバー RV3000
導入されてきた業種は多岐にわたり、金融や交通関係、役所関係など、システムがストップしてしまうと多大な被害を発生させてしまう分野ばかりです。
こうした業界で長年信頼を獲得し、安定稼働をしてきたHITACHIの製品はさまざまな分野のニーズに応えることができるでしょう。
インテルのXeonプロセッサーを搭載した2種類のサーバーブレードを搭載しており、I/O拡張性に優れたサーバーシャーシにお客様ごとのニーズに応じたブレードを搭載して価値を提供します。
また、サーバーの停止時間を最小限に抑える工夫がされているため、もしもの障害に迅速に対応できるため魅力的なポイントの1つです。
障害発生時には自動的に予備サーバーに切り替えるN+1コールドスタンバイに対応しており、物理的な環境だけではなく仮想環境にも対応することが可能です。
十分な対策をしていたとしても、障害は図らずとも発生してしまうもの。
もしも災害が多い地域にオフィスを構えられている方や、復旧作業に不安があるという方の場合にはこのHITACHIのBladeSymphony BS2500を強くお勧めします。
世界的にも有名なIBM社が提供しているPowerシリーズ。
日本国内でもさまざま業種、企業で導入実績があります。
シームレスな統合が特徴的で、データの送受信や保存などの動作をそれぞれ暗号化することによってセキュリティー対策は抜群です。
特に機密データや漏洩してはならない顧客情報などの管理はこのIBM社のサーバーを使用することによって安心を獲得することができます。
オープンソース開発によって、柔軟性と管理機能を保証しており、オンプレミスであってもシステム環境を最適化、保護することが可能です。
次世代のIBM Zチップを搭載しているため、処理速度が速いだけではなくAIを使用した分析やビックデータ解析などのさまざまな分野で活躍してくれます。
今回はおすすめのオンプレミス向け業務用サーバーを5つ厳選してご紹介させていただきました。
オンプレミスサーバーと一言にいっても、クラウドとハイブリットでオンプレミスのデメリットを削減しているサーバーも多く、オンプレミスのメリットを最大限享受することができます。
この記事をお読みいただいて、クラウドが世間的には流行していますが、まだまだオンプレミスのサーバーも活躍できると感じていただけたのではないでしょうか。
もしかするとこの記事をお読みいただいて、現在はクラウド型のサーバーを導入しているけれど、オンプレミスサーバーに切り替えてみようかなと感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
そうした方におすすめなのがオンプレミス回帰支援サービス
クラウド型のサーバーの場合、半年利用料を払うことでオンプレミス型の初期費用を超えてしまうケースがあります。
その後、長くクラウド型のサーバーを継続利用することによって、オンプレミス型のサーバーよりもどんどんと費用がかさんでしまうことになります。
そうした月額費用のお悩みやオンプレミスのサーバー導入に関する支援をオンプレミス回帰支援サービスでは受けることができます。
ぜひ気になる方や、今クラウド型のサーバーかオンプレミス型のサーバーかどちらを導入すべきか悩まれている方もぜひ一度ご相談ください。
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