Web会議の基礎知識
更新日:2022.06/10(金)
ストリーミング配信とは、最近増えている動画配信方法の一つです。動画をダウンロードしなくても再生が可能なため、再生が速い、デバイスのストレージを消費しないなどのメリットがあります。しかし、実際にどのような仕組みなのか説明できる人は少ないのではないでしょうか。
本記事では、ストリーミング配信の仕組みなど基礎知識やメリットについてご紹介します。
目次
ストリーミング配信は配信されたコンテンツをユーザーのデバイスで読み込みながら再生を行います。動画ファイルをすべてダウンロードしてから再生を行うのではないため、再生開始が速いのが特長です。
かつてインターネット回線を通じて動画を見る場合、膨大なファイルデータをダウンロードしてからでないと再生できませんでした。動画をすべてダウンロードするには時間も通信量もかかるため、気軽に楽しむのは難しい状態でした。
一方で、ストリーミング配信は、サイズの大きいファイルを細かいファイルにパケット化してダウンロードすることができます。またダウンロードしながら再生も可能で、パケットはデバイスのメモリに溜まります。膨大なファイルをダウンロードせずにすみ、さらに見たい時にすぐに動画を再生できるようになりました。
また視聴が終わるとパケットデータはデバイスのメモリから消去されるため、セキュリティ面でも安心です。
ストリーミング配信は、動画ストリーミングプロトコルであるHTTPライブストリーミング(HLS)を用いて配信を行います。
このストリーミング配信は「オンデマンド」と「ライブ」に分けられます。
完成した動画をストリーミング配信する方法です。あらかじめ、専用のストリーミングサーバーにファイルをアップロードし、ユーザーがファイルを読み込みながら再生します。
事前に撮影、編集、チェックを行った上でストリーミングサーバーへアップロードします。
リアルタイム配信とも呼ばれる方法です。動画ファイルをリアルタイムで配信します。撮影内容をストリーミング配信としてエンコードし、リアルタイムで配信を行います。
そのため、配信のタイミングとユーザーが再生するタイミングはほぼ一緒になります。
ユーザーとリアルタイムなコミュニケーションが必要なオンライン会議などもライブストリーミング配信の一種です。
ストリーミング配信には下記のようなメリットが挙げられます。
ストリーミング配信は、ビジネスのさまざまな分野で活用されています。
時間と場所を選ばずユーザーの好きなタイミングで学ぶことができるのが、eラーニングの特徴です。ストリーミング配信と相性がよく、テレワークの推進にも役立つでしょう。
また紙で資料を印刷する手間も省けるため、さまざまなコスト削減にもつながります。
商業施設や交通機関、道路の看板などに情報を発信するシステムです。リアルタイムの状況に合わせて内容を変更できるだけでなく、スマホやセンサーなどと連動する動きも活発化しています。
ダウンロードは、パソコンやスマホなどのデバイスにファイルをすべてダウンロードして再生・視聴する方法です。
ストリーミング配信と違い、ダウンロードが完全に完了するまで再生ができません。ダウンロードしたファイルは、パソコンやスマホの中に残るため、ストレージ容量を消費します。
メリットもあり、一度デバイスにダウンロードすればいつでも視聴することができます。また再生のたびに通信量が消費されることはありません。そのため「ダウンロード後にオフライン環境でいつでも再生したい」というシーンに向いています。
テレビ会議は双方向通信のため、ほぼリアルタイムにやり取りができます。ストリーミング配信もライブ配信であれば双方向でやり取りが可能ですが、バッファリングなどの影響もあり、リアルタイムでのやり取りは難しいでしょう。
さらに双方とも、1対1や1対特定多数は可能ですが、1対不特定多数にコンテンツを届けたい場合はストリーミング再生の方がおすすめといえるでしょう。
WebRTC=リアルタイムコミュニケーションってどんな技術?
WebRTC技術を使用したWeb会議システム比較表付
IT製品の安全性を調べているとよく耳にする
‟WebRTC、P2P、NAT、ICE、SFU‟の仕組みと安全性についてわかりやすく解説!
これを読めばIT製品比較し易くなること間違いなし!
ビジネスとしてストリーミング配信を行う場合、法人向けの動画配信システムを利用することが推奨されています。ストリーミング配信は無料のプラットフォームやソフトなどが提供されており、比較的誰でも簡単に行えるようになりました。
ではビジネスにおいて専門の有料システムがなぜおすすめなのかというと「セキュリティ」と「機能」の観点からです。
無料のフォームやソフトでもセキュリティ対策は施されていますが、有料のシステムにはかないません。特にビジネスでは自社情報、顧客情報などを扱うため、より厳格なセキュリティ対策が求められます。
また機能面においても、有料の動画配信システムの方が充実している傾向にあります。柔軟な運用に対応できる機能を求めているなら、ビジネス用の動画配信システムを選びましょう。
ストリーミング配信は、膨大なサイズの動画ファイルを小さなパケットに分けることで再生開始を速くし、デバイスのストレージを消費することなく視聴することが可能です。
ストリーミング配信にはオンデマンド配信とライブ配信があり、それぞれに特徴があります。まずはストリーミング配信の仕組みを理解することで、自社に合った配信方法を選べるようになるでしょう。
また動画配信システムにもそれぞれ特徴があるため、自社の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
ストリーミング配信は、ストリーミング技術を使った動画配信です。動画をダウンロードしなくても再生が可能なため、パソコンやスマホへダウンロードして再生する場合と比較して、待ち時間なく動画を再生することが可能です。
ストリーミング配信は「オンデマンド」と「ライブ」に分けられます。違いは「完成した動画を配信するのか」「動画ファイルをリアルタイムで配信するのか」という点です。
ストリーミング配信は現在、eラーニングやデジタルサイネージなどビジネスの様々な場所で利用されています。一方で、無料のプラットフォームやソフトを利用する場合は、「セキュリティ」と「機能」が有料の動画配信システムと比較すると充実しているとは言えないところがあります。
ストリーミング配信を行う時は、「セキュリティ」と「機能」が充実していて、柔軟な運用ができるソリューションを利用する事が大切です。
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