Web会議の基礎知識

更新日:2024.11/15(金)

オンプレミスサーバーのメリット・デメリットについてわかりやすく解説!

オンプレミスサーバーのメリット・デメリットについてわかりやすく解説!

業務システムやアプリケーションを導入する際に気を付けなければならないのが、サーバーをオンプレミス型にするのか、クラウド型にするのかという点です。

最近は多くの企業でクラウド型のサーバーを導入するケースがありますが、まだまだオンプレミス型のサーバーを導入することを検討されている企業も少なくありません。
流行としてはクラウド型のサーバーが人気なのだろうけど、セキュリティーや他のシステムとの連携がしたいなどの独自のお悩みを抱えていらっしゃる方も多いです。

今回の記事ではオンプレミス型のサーバーのメリットとデメリットをわかりやすく解説していきます。

1. オンプレミスサーバーのメリット3選

オンプレミスサーバーのメリットはたくさんありますが、その中でも特におすすめしたい5つのメリットについてご紹介していきます!

1. 自社独自のカスタマイズが可能


クラウド型のシステムはある程度決められたパッケージとして販売されていることが多いため、自社独自の運用に合わせたカスタマイズをおこなうことが難しい傾向にあります。

反対に、オンプレミス型のシステムの場合には動作環境を独自に設定する必要があるため、自社独自の運用に合わせたシステムやアプリケーションを作成することが可能です。
ニッチな業種や業務内容が複雑である企業の場合には、クラウド型のシステムではなかなか対応することができず、運用をシステムに合わせる必要が発生する可能性があります。

さまざまな運用に合わせたシステムをカスタマイズしたいと考えている企業の場合には、オンプレミスサーバーを導入することで、導入にかかる負担を減らすことができるでしょう。

2. セキュリティー面

オンプレミスサーバーでは動作環境を独自に準備するため、外部からの侵入を防ぐことができます。
クラウド型のシステムやアプリケーションの場合にはインターネットに接続するため、少なからず外部からの侵入や情報漏洩の危険性があります。

特に社外秘の情報や、顧客との取引情報などより強固なセキュリティー対策を求められる場合にはオンプレミスサーバーを利用することで、リスクを排除して安全に使用することができます。

また、自社の求めるセキュリティー要件に準拠していないケースもあり、導入を見送ることになることも少なくないでしょう。
OSの更新やファイアウォールを設定することができるオンプレミスサーバーの場合には、ユーザー独自で導入から運用する必要があります。
そのため、自社のセキュリティー要件に合わせた強固なセキュリティーを構築することが可能です。

3. 他のシステムとの連携がスムーズにできる

企業によっては部署や部門、しいては担当者ごとにさまざまなシステムを組み合わせて運用しているケースがあります。
こうした場合に、オンプレミスサーバーを利用したシステムの場合にはシステム連携を柔軟に行うことが可能です。

クラウド型のシステムやアプリケーションの場合には、システム連携に追加で費用が掛かるケースや、システムやアプリケーションによってはそもそもシステム連携ができないケースも発生してしまいます。

システムやアプリケーションの動作環境を自社で準備するオンプレサーバーの場合には、そうしたシステム間連携も自社で組わせることが可能です。
さまざまなシステムやアプリケーションを業務で使用している企業にとってオンプレミスサーバーは、システム間の連携が容易であるため、業務の幅が広がることが多いです。

2. オンプレミスサーバーのデメリット3選

もちろんメリットがあるということはデメリットもあります。
今回は特に有名なオンプレミスサーバーのデメリットを3つご紹介します。

1. 初期費用がかかる

自社でサーバーの調達、動作環境の構築から導入、運用を行うオンプレミスサーバーの初期費用はクラウド型のサーバーと比較すると高額になるケースがほとんどです。
自社独自の動作環境やセキュリティー対策を柔軟に構築できる反面、それなりの費用を用意する必要があることが最大のデメリットかもしれません。

クラウド型の場合には、月額の従量課金制を採用しているサービスが多く、初期費用もあまりかからないケースが多いです。

自社の運用にはオンプレミスサーバーがいいのか、クラウド型のサーバーがいいのかはメリットを重視するだけではなく、支払うコストに見合うかどうかもしっかりと見極める必要があります。

2. システムを導入するまでに期間を要する

クラウド型サーバーを利用したシステムの場合には、契約した当日からシステムを使用することができます。

反対に、オンプレミスサーバーを利用したシステムの場合には、要件定義から導入するサーバーの選定、動作環境の構築などかなりの期間を必要とします。
また、導入後も運用や保守は自社でおこなう必要があるため、導入にあたって自社に優秀なシステム管理者を雇用しなければならないケースもあるでしょう。

ビジネスは変化していくものですので、導入を検討した期間から実際の導入までの期間で要件定義時とは違った要望が発生する可能性も捨てきれません。
オンプレミスサーバーを導入する際には、ゆとりのあるスケジュールで導入しなければうまく運用することができない可能性があります。

3. 災害発生時や機器トラブルにも自社で対応しなければならない

オンプレミスサーバーの運用や保守は全て自社で完結することがほとんどです。

そのため、地震や火災などが発生した際にデータのバックアップが損失する可能性や、災害後の復旧作業も自社でおこなう必要があります。
反対にクラウド型のサーバーの場合にはこうしたトラブル発生時にもすぐにシステムが復旧できるサービスを提供していることが多いです。

常日頃からバックアップを取得することや災害発生時のシステム復旧手順を明確にしておくことが必須です。
機器トラブルや災害発生時の対応についても導入にあたってしっかり考慮する必要があり、考慮していてもデータ損失などの恐れが捨てきれないのがオンプレミスサーバーのデメリットになります。

3. 最後に

今回はオンプレミスサーバーのメリットとデメリットをそれぞれご紹介しました。

自社で動作環境も含めさまざまなカスタマイズができるというメリットがある反面、災害発生時の対応や初期費用が高額であるというデメリットもあるということがご理解いただけたのではないでしょうか。

自社の業務に合わせて、メリット・デメリットをしっかりと理解してオンプレミスサーバーを導入することができればより効率的に業務をおこなうことができるでしょう。

また、この記事を読んでいただいた方の中には、現在はクラウド型のサーバーを使用しているけれど、オンプレミスサーバーに移管しようかと検討されている方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方におすすめなのがオンプレミス回帰支援サービス。

初期費用が安いと思いクラウド型のサーバーを導入しているが、毎月の使用料などでかなりの金額を支払っている方には特におすすめです。

このまま支払い続けていいのだろかという方に向けて、オンプレミスサーバーに変更した場合にどれだけ費用を削減することができるのか、オンプレミスサーバーへの移管にあたっての不安や悩みなどもしっかりと解決してくれます。

興味がある方はぜひ下記リンクから詳細を確認してみてください。
オンプレミス回帰支援サービスはこちら

また、オンプレミスの環境を自社ではなく外注で運用したい法人様は、情シス代行サービスもお勧めします。
情シスのアウトソーシングを承っている会社を分かりやすくまとめましたので、ぜひ下記をご覧ください。
情シスアウトソーシングサービス15選記事はこちら

当ホワイトペーパーだけ!好きな製品を追加して検討できるExcelシート付

人気の有料Web会議システム4社を徹底比較!価格や機能の違いが一目でわかる!

こんな人におすすめ

  • 社内でWeb会議の比較資料を作ってと依頼された
  • 一覧表でさまざまな比較を一目で知りたい
  • オリジナルの比較表をつくる土台が欲しい

Web会議システム導入担当者の強い味方になる資料です!
是非ダウンロードしていただき、ご活用ください。

関連記事