Web会議の基礎知識
更新日:2022.05/20(金)
ウェビナー(Webinar)とは、「Web」×「Seminar」の造語で、Web上で開催するセミナーのこと。これまでの会場開催型セミナーとは異なり、開催にかかるコストはほぼゼロで、インターネットを通じて、日本国内のみならず、世界中の人に参加してもらうことができます。
また、ウェビナーは、社外へ向けたセミナーだけでなく、社内セミナーや代理店・顧客向けの商品説明などにも利用でき、ビジネスチャンスを広げるマーケティングツールとしてだけでなく、ビジネスを加速させるツールとしても活用することが可能です。
今回は、ウェビナーを使ったマーケティングに興味をお持ちの方へ向けて、ウェビナーの魅力や成功の秘訣についてご紹介していきます。
目次
ウェビナーは、主催者・参加者双方にメリットのあるセミナー開催の方法です。
・コストがほぼ0
・会場を確保する必要がない
・資料を印刷する必要がない
・定員割れのリスクがない
・集客の幅が広がる
・過去のウェビナーを録画配信できる
主催者にとっての一番のメリットは、やはりコスト面です。ウェビナーの場合は、会場の確保や資料の印刷、それに伴う人手も不要。Web会議やウェビナーのシステムには無料のものもありますし、有料の製品を使っても、会場開催型のセミナーに比べれば大幅にコストダウンできます。コストがほとんどかからないので、集客の心配をする必要もありません。もし、参加者の当日欠席などで定員割れをしたとしてもダメージは小さいですし、キャンセル分を当日参加枠としておけば、たまたまSNSなどでウェビナー開催を知った誰かが参加してくれるかもしれません。
また、従来の会場開催型セミナーの場合は、会場の周辺に居住・勤務する人しかターゲットにすることができませんでした。遠いところからわざわざ足を運んでくれる、あるいは、全国各地へ出張してセミナーを開催するということもあるかもしれませんが、よほど知名度のある有名な講師の方でなければ難しいでしょう。しかし、ウェビナーであれば、日本全国どこからでも、海外にいたとしてもその場からセミナーに参加してもらうことができるので、集客の幅が広がります。
さらに、「ライブ配信」と「オンデマンド配信」を上手に使い分けることで、ウェビナーのメリット・ベネフィットは最大になります。
「ライブ配信」は、リアルタイムでセミナーを開催し、視聴者の質問などにも回答しながら講義を進めていくもの。「オンデマンド配信」は、セミナーを録画してWeb上にアップロードしておき、参加者が都合の良いタイミングで講義を視聴してもらうというもの。
どちらか一方を選択してウェビナーをおこなうというのももちろんありですが、両方を活用するのが圧倒的におすすめ。具体的に言うと、1回目のウェビナーはライブ配信し、そのウェビナーを録画して、オンデマンド配信するんです。こうすれば、ライブ配信に参加できない方も、後からオンデマンド配信で同じ講義を受けることができます。ライブ配信を無料、オンデマンド配信を有料にしても良いかもしれません。
そして、その場で回答ができないオンデマンド配信の方でも質問を受け付け、SNSなどで回答したり、回答編のウェビナーを配信するんです。これを繰り返すことでどんどん認知が高まっていき、収益を増やすこともできます。
・場所や時間を気にせず参加できる
・交通費がかからない
・チャット機能があるので質問のハードルが低い
・ほかの参加者と意見交換ができる
参加者にとっての一番のメリットは、場所や時間に縛られず、気になるセミナーに参加できること。「定時退社してもセミナー開始時間に間に合わない!」なんてこともありませんし、「オンデマンド配信」であれば、いつでもどこでも講義を視聴することができます。また、会場開催型セミナーの場合、地方から首都圏で開催されるセミナーに参加するには、往復交通費と宿泊費が必要でしたが、ウェビナーであればどこにいてもその場から参加できるので、セミナーのたびに高額な旅費をかける必要がありません。
さらに、「ライブ配信」の場合は、チャット機能などを使って講師に質問をしたり、参加者同士で意見交換をすることも可能です。たくさん参加者のいる会場で、挙手をして質問をする、あるいは、初対面の人と意見交換するというのはなかなか抵抗があるという方でも、チャットであれば気軽に質問をしたり、意見を出し合ったりすることができるのではないでしょうか。
ウェビナーは、素人講師の方にこそおすすめのセミナー開催方法です。
といっても、ウェビナーで直接的に稼ぐというわけではありません。ウェビナーの市場はもはやインフレしており、似たような内容の配信が乱立しているので、よほど知名度のある講師がとても充実した内容の講義をおこなわない限り、ウェビナーそのもので稼ぐのは困難でしょう。
では、ウェビナーを使って素人講師が何をするのかというと、名前を売るんです。
会場開催型セミナーであれば、開催するだけで結構な費用がかかるので、参加費も高額になりがち。会場定員人数をきっちり集めなければ赤字になってしまいますし、満足いく講義内容でなければ、高い参加費を払っている参加者からクレームが出ます。素人講師にはかなりハードルが高く、いきなりやって成功する確率は極めて低いです。しかし、ウェビナーであれば、コストはほぼゼロ。そのため、参加費を0円に設定しても、あまり参加者が集まらなくてもダメージはありません。リスクがないので、ウェビナーの回数を重ねてセミナースキルを磨いていくことも可能です。スキルを身につけながらウェビナーを積み重ねていけば、徐々に名前も売れ、自身のメインビジネスの集客に繋げることができます。
ウェビナーは、参加者がいなければ成り立ちません。そこで重要になるのが、集客です。やはり、今の時代、一番注力すべきはSNSでしょう。例えば、Twitterで専門分野について定期的につぶやいたり、Facebookでは、時事テーマについての分析を長文で投稿したりなど、ツールの特性やユーザー層を考えながら、積極的に露出していきましょう。Web・SNSでの認知度が上がれば、ウェビナーの集客もスムーズになっていきます。
それと同時に、その分野のスペシャリストになるための努力ももちろん必須。SNSを上手く使いながら、中身の伴ったブランディングを進めていくのが集客力アップの近道です。
さて、ここからは、素人講師でもウェビナーを成功させるために、絶対抑えておきたい2つのルールについてご紹介していきましょう。
先ほどもお伝えした通り、ウェビナー市場は既にインフレを起こしています。そこで、数多くの同じジャンルのウェビナーの中から、自身のウェビナーを選んでもらうために、どんな講義なのか、参加することで何を得られるのかを明確にましょう。1講義につき、1テーマとする方が、参加者も申し込みがしやすいです。
講義内容が明確になっていれば、属性の合う参加者のみが集まります。そうすれば、講義内容と参加者の親和性が高くなり、参加者は満足して、最後までウェビナーに参加してくれるでしょう。
もし、講義をしたいテーマが複数あるのであれば、テーマごとに別のウェビナーに切り分けるのがおすすめ。メインテーマは「ライブ配信」、派生したテーマについては「オンデマンド配信」で補完するという使い分けもありです。
ウェビナーの宣伝をする場所も、講義内容に関連するようなSNSやWebサイトでおこなうようにしましょう。ただし、オフラインでの宣伝はほとんど効果がないので必要ありません。
「ライブ配信」のウェビナーの場合、チャット機能などで、参加者からの質問を受け付けることができます。質問が出た場合は、たとえささいな内容でも、丁寧に回答するようにしましょう。参加者の理解が深まり、満足度が向上します。もし、時間の都合でその場で回答できない場合などは、SNSなどで回答したり、別途、集まった質問に回答するウェビナーを「オンデマンド配信」するようにしましょう。
また、そもそも「オンデマンド配信」という場合は、質問フォームを設けたり、SNSなどで質問を受け付けるようにするのが◯ 質問に回答するのはもちろん、質問された内容をもとに、定期的にウェビナーをアップデートするのも忘れずに。
参加者とコミュニケーションをとることで、画面越しでも信頼関係を築くことができます。信頼関係ができれば、次のセミナーにも参加してくれる可能性が高くなり、ゆくゆくは、自身のビジネスを広めることに貢献してくれたり、顧客になってくれる人も出てくるでしょう。
セキュアなWeb会議システムで有名な『Lite FreshVoice』ですが、実は、ウェビナーツールもあるんです。『Lite FreshVoice』は、マルチデバイス対応で、パソコンやスマホから、アプリをインストールせずに利用できるとても便利なツール。メールに記載のURLにアクセスするだけなので、パソコン操作が苦手な方でも、簡単にウェビナーに参加してもらうことができます。また、最大15人まで同時に双方向のやり取りができる挙手機能や、ウェビナー参加者全員で共有できるチャットもあり、スムーズなコミュニケーションが可能です。
ウェビナーは、特に、素人講師の方にとって、メリットしかないマーケティングツールの一つです。ぜひ、『Lite FreshVoice』を使って、まずは無料ウェビナーから初めて見ませんか? ウェビナーと自身のビジネスを上手に繋げて、自らの手でチャンスを広げていきましょう!
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