Web会議の基礎知識

更新日:2021.06/17(木)

帯域とは?帯域を改善する具体的な方法を徹底解説!

帯域を気にしながらWeb会議を利用する方も多いのではないでしょうか? 帯域は、ストレスフリーなWeb会議を行うための、最も重要な要素の一つと言っても過言ではないでしょう。
よくWeb会議の品質が低いことを、Web会議システムのせいにする方がいらっしゃいますが、Web会議システムではなく、利用しているネットワーク環境の帯域が狭いことが原因である場合がほとんどです。
この場合、Web会議の品質を上げるための方法は2つ。占有する帯域がなるべく狭いWeb会議システムに乗り換える、あるいは、ネットワーク環境を見直して帯域を広くするのどちらかです。
前者でも良いのですが、占有する帯域が狭い分、快適にはなっても、トータルのクオリティが下がってしまう可能性も。やはり、問題を根本から解決するには、後者しかありません。
今この記事を読んでいる方の中には、ここまでの内容が全く理解できないという方もいらっしゃると思いますので、まず帯域についてわかりやすく解説してから、帯域を広くする具体的な方法をご紹介していきます。

帯域とは?

帯域とは、通信などに用いる一番低い周波数と一番高い周波数の間の、周波数の範囲のことです。
帯域が広いと一度に送信できる情報が多く、狭いと少ないため、インターネットの世界では、帯域=通信速度の意味で使われることがほとんど。帯域が広い回線=通信速度が速い、帯域が狭い回線=通信速度が遅いという認識で問題ありません。
片側4車線の道路と片側1車線の道路では、同じ時間内に通れる車の数が4倍違うというのと同じことです。

帯域を広くする具体的な方法〜自宅編〜

プロバイダーを乗り換える

帯域が狭くなる一番の理由は、NTT東西のフレッツ光回線の混雑です。
そのため自宅で利用しているインターネット回線のプロバイダーを変更する、マンション指定のプロバイダーを利用している場合は、もう1回線別に契約することで、帯域を改善できます。
その際、NTT東西のフレッツ光回線を利用しているプロバイダーを選んでは意味がありません。混雑しているのは、各プロバイダーのネットワークから、フレッツ光回線に抜けるところなので、プロバイダーを変えても、ベースがフレッツ光回線であれば同じなのです。
このあたりの話は、「インターネット回線の通信速度が遅い? 快適な通信を実現する「IPv6 IPoE」とは」の記事で詳しくご紹介していますので、興味のある方は、こちらも読んでみてください。

では、どのプロバイダーを選ぶのが良いのかというと、独自の回線を持っているプロバイダーです。例えば、J:COM、Nuro光、auひかりといったプロバイダーが候補に挙がります。
ここで、1つ注意。Nuro光やauひかりは、エリアによっては、ベースにNTT東西のフレッツ光回線を利用している場合があります。特に地方の場合は、この可能性が高いため、必ず契約前に確認しましょう。
また、独自の回線を利用するプロバイダーは、回線引き込みのための工事が必要なため、マンションなどの集合住宅にお住まいの場合、工事ができないなどの理由で契約できないことも。

このような理由で、独自の回線を持っているプロバイダーへの乗り換えが難しい場合は、以下の2つの方法を検討してみてください。

1つは、「IPv6 IPoE」のサービスを提供しているプロバイダーに乗り換えること。「IPoE方式」は、NTT東西のフレッツ光回線の混雑部分を通らずにインターネット接続ができるため、ベースにフレッツ光回線を利用していても、帯域が広くなる可能性が高いです。

もう1つは、インターネット回線に接続せずに利用できる据え置き型のWi-Fiを導入すること。代表的な製品は、「SoftBank Air」です。これは、いわゆるインターネット回線ではなく、4Gのネットワークを利用するため、NTT東西のフレッツ光回線の混雑の影響を受けません。
このタイプの製品は、設置位置によって電波の入り具合に天と地ほどの差が生まれるため、導入する場合は、室内の複数箇所を試し、最もネットワークが安定する位置に設置しましょう。

また、もしもパケットに余裕があるのであれば、スマートフォンでWeb会議に参加してしまう、あるいは、テザリングをしてスマートフォンにパソコンを接続するのもあり。4G回線を利用するので、こちらもNTT東西のフレッツ光回線の混雑の影響を受けません。この時、スマホをWi-Fiに接続してしまっては意味がなくなってしまうので、くれぐれもご注意を。

パソコンのWi-Fi設定やWi-Fiルーターの設定を見直す

Web会議を行う場合は、有線接続推奨ですが、Wi-Fiを利用せざるを得ないこともあると思います。
Web会議を行う際に、Wi-Fiを利用している場合は、パソコンのWi-Fi設定やWi-Fiルーターの設定を見直すことで、帯域が改善されることも。

まず、Wi-Fiルーターの帯域を、2.4GHzと5GHzから選択できる場合は、5GHzの方に接続するようにしましょう。SSIDがそれぞれ異なるので、5GHzの方のSSIDを選択します。
2.4GHzの方は、さまざまな製品で使用され、さらに、遠くまで電波が届きやすい帯域のため、特に集合住宅にお住まいの場合は、他の部屋のWi-Fiの影響を受けやすく、混雑しやすいです。
一方、5GHzの方は、帯域が広く、基本的にWi-Fiでのみ利用されるため、繋がりやすく安定しやすいです。
5GHzのデメリットとして、ルーターと通信機器の間に、壁や家具などの障害物があったり、距離が長くなると繋がりにくくなるため、なるべくルーターの近くでWeb会議をするようにしましょう。
もしも、5GHzに対応していないWi-Fiルーターを利用している場合は、買い換えてしまうのがおすすめです。

家の間取りなどの都合で、どうしても2.4GHzの方を利用しなければならない場合は、せめてWi-Fiアナライザーアプリなどを利用して、周囲のWi-Fiとのチャンネルのかぶりをチェックし、空いているチャンネルに手動で接続するようにしましょう。
Wi-Fiルーターの設定は、Wi-Fiに接続されているパソコンから簡単に行うことができます。

帯域を広くする具体的な方法〜オフィス編〜

帯域を改善するのは、オフィスの方が難しいです。

まず、一般の社員の方は、情報システム部に帯域を改善してくださいと何度も訴えましょう!
そして、もしも個人端末の持ち込みができる企業の場合は、スマホやタブレットの4G回線を利用してWeb会議をするというのも1つの手です。

ここからは情報システム部向けの内容になりますが、もしも、NTT東西のフレッツ光回線を利用している場合は、可能であるなら、独自の回線を持っているプロバイダーへ乗り換えるか、「IPv6 IPoE」に対応しているプロバイダーへ乗り換えましょう。
それから、可能な限りセキュリティ系の装置を外しましょう。一番厄介なのが、プロキシサーバーです。これを一番やってほしい…! けれども、大手であればあるほど、難しい…! 全部外すことは無理でも、セキュリティ系の装置を減らしたWeb会議専用の回線を用意するということも検討してみてほしいです。
ちなみに、よく自社のネットワーク帯域はこんなに余っているのに…!と仰る方がいらっしゃいますが、セキュリティ系の装置によって、4車線の道路が1車線に狭められているため、見かけ上はスカスカに見えても、実際に通れるところは少ししかないというパターンがほとんどです。

また、支店がたくさんある企業の場合は、VPNで支店と本社をつなぎ、本社から外部のネットワークに出すというのをやめましょう。支店から直接外部のネットワークに出すだけでも、かなり改善されるはずです。

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Web会議の定着やテレワークの導入のためには、積極的な帯域改善が必須!

ここまで、帯域を改善する具体的な方法をご紹介してきましたが、採用できそうなものはありましたか?
自宅のネットワーク環境についてですが、おそらく地方に行けば行くほど、帯域を広くするための選択肢が少なくなるため、テレワークで地方に移住する予定の方は、少し気を付けた方が良いかもしれません。

また、簡単になんとかできないのが、オフィスの方。
映像をミュートにしたり、画質を下げたりして帯域を狭められるWeb会議システムの場合は、ひとまず、利用する側がそういった小さな努力を積み重ねるしかないかもしれません。
大手企業ほど、セキュリティ系の装置を外すのはなかなか難しいと思いますが、今後、Web会議を定着させたり、テレワーク制度を導入したりするなら、そういった部分も積極的に改善していかなければならないでしょう。

FreshVoiceは、オンプレミスの導入実績も多く、こういった社内ネットワークの改善についてもアドバイスが可能です。
Web会議の品質でお悩みなら、ぜひ、エイネット株式会社にご相談ください。

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