Web会議の基礎知識
更新日:2022.06/08(水)
システムを導入する際に、オンプレミスやクラウドといった言葉をよく耳にします。
なんとなくそれぞれの違いは分かっているけれど、具体的に何が違うのか、それぞれのメリット・デメリットについて説明することができる方は少ないのではないでしょうか?
今回は、そもそもオンプレミスとはという基本的な説明からクラウドとの違い、オンプレミスのメリット・デメリットについてご説明していきます。
目次
オンプレミスとは「on the premises」を由来にした言葉になります。
「premises」とは店や建物などの閉鎖された空間を意味する言葉で、「on the premises」とは建物内で、店内でという意味になります。
IT用語でのオンプレミスとはシステムやアプリケーションなどの管理者のいる建物内にサーバー機器を設置して運用をおこなう方法になります。
以前は、今のようにネットワークを始めとしたITインフラがここまで整っていなかったため、システムなどを運用するサーバーや通信機器、その他の環境を準備して運用する方法が一般的でした。
その後、2000年代くらいからクラウドコンピューティングの技術が向上した結果、業務用システムをクラウド化して運用する企業も増えてきました。
クラウドで運用するシステムなのか、自社でサーバーなどを準備して運用するシステムなのかを区別するためにオンプレミスという言葉が2010年頃から使用されるようになりました。
オンプレミスについてご説明したところで、クラウドとはどのようなものなのでしょうか?
クラウドコンピューティングの技術向上によって、自社でサーバーや通信機器などの業務システムを運用するために必要な機器を用意しなくともいい時代になりました。
運用をするにあたって初期費用がどうしてもかかってしまうオンプレミスと比較するとクラウドの方は初期費用も抑えられ、システムの利用料も使用した分だけ支払えばいいため、現在では多くの企業でクラウド型のシステムが運用されています。
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オンプレミスとクラウド、それぞれの概要をご説明させていただきましたが、
ここでは主なオンプレミスとクラウドの3つの違いについてご説明します。
オンプレミスの場合には、システムを利用するために必要なサーバーや通信機器などを準備する必要があるため、初期費用が高額になりがちです。
その反面、システムの利用については費用がかからないため長く運用していくことによってクラウドと比較すると運用コストが低くなるケースもあります。
反対にクラウドの場合には、初期費用はほとんどかからず利用料に応じた費用を支払うだけなので費用を抑えた運用をすることが可能です。
オンプレミスの場合にはサーバー機器などのシステムを利用する環境を用紙するために時間がかかってしまうことが多いです。
反対にクラウド型のシステムの場合には契約当日から使用できるサービスが多く、契約後すぐに利用可能になることがほとんどです。
オンプレミスの場合、自社でシステムが動作する環境を準備するため、外部ネットワークから干渉される恐れがなく、情報漏洩などの危険性も少ないです。
反対にクラウドの場合には、インターネットを利用してシステムを動作させることになるため、少なからず外部ネットワークからの影響を受けてしまうことになります。
近年ではクラウドのセキュリティー対策も向上しているとは言っても、オンプレミスのように自社専用の環境で動作するシステムではないため、セキュリティーの面で大きく違いが出てしまうことになります。
オンプレミスとクラウドの違い、そして自社で運用するシステムやアプリケーションの特徴とを確認したうえでオンプレミスかクラウドかを選択するようにしましょう。
最近は費用面などの理由からクラウド型のシステムを導入する企業が多いですが、オンプレミスにもさまざまなメリットがあります。
今回はたくさんあるメリットの中でも特に有名なものを3つご紹介します。
クラウドの場合は、パッケージソフトとしてある程度汎用的な使い方ができるように構築されているものを使用することになります。
そのため、自社の運用に合わせたカスタマイズが難しいシステムやアプリケーションが多いです。
その反面、オンプレミスの場合にはシステムやアプリケーションが動作する環境だけではなく、システムやアプリケーション自体もオリジナルで構築することができるため、自社の運用に合わせたカスタマイズが容易です。
クラウドの場合には、他のシステムとの連携がカスタマイズと同様に難しいケースが多いです。
全く連携ができないということはないですが、連携に関わる費用が別途必要になる場合や、それぞれのシステムの動作環境によっては連携ができないケースもあります。
オンプレミスの場合にはカスタマイズと同様に他のシステムとも柔軟に連携をおこなうことができるケースが多く、複数のシステムを組み合わせて業務をおこなうことも可能です。
先ほどのオンプレミスとクラウドの違いでもご説明しましたが、初期費用が掛かってしまう分、月額利用料などのランニングコストはクラウドと比較するとかかりません。
何よりオンプレミスのメリットは自社の運用に合わせたカスタマイズや他システムとの連携ができる点にあります。
ここまではメリットをご紹介してきましたが、もちろんオンプレミスにもデメリットはあります。
オンプレミスの場合、サーバー機器や通信機器が災害や火災などによって損傷してしまい、データが復旧できないというケースもあります。
また、災害や火災時だけではなく日々のメンテナンスも自社でおこなう費用があるため、専門的な知識を持った社員が必要になります。
クラウドの場合には、災害や火災にあってしまった場合でもすぐにデータを復元することができます。
今回何度もご説明している内容になりますが、やはり初期費用がかかるというのも企業からしたら大きなデメリットになるでしょう。
初期費用がかかってしまい、導入するまでに期間を要するためスピーディーに運用したい企業にとっては得られるメリット以上にデメリットの方が大きいかもしれません。
オンプレミスのメリット・デメリットそれぞれを確認して導入するシステムやアプリケーションは検討することをおすすめします。
今回はオンプレミスについて、基本的な説明からクラウドとの違い、オンプレミスのメリット・デメリットについてご紹介してきました。
オンプレミス、クラウドそれぞれの特徴を踏まえて自社に合ったサービスを選ぶことが何よりも大切です。
この記事を読んでくださっている方の中には、もしかすると現在クラウドを使用しているけれどオンプレミスに変更しようかなと検討されている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にはオンプレミス回帰支援サービスをおすすめします。
多くの場合、導入から半年でクラウドサーバーの月額費用はオンプレサーバーの導入費用を超えることがあります。
また、その後も継続してクラウドサーバーのシステムを利用することでオンプレサーバーの数倍の金額を支払うことになっているかもしれません。
オンプレミス回帰支援サービスはそうしたランニングコストの見直しから、オンプレサーバーへの切り替えを低コストで支援しているサービスになりますので、月額の見直しやオンプレサーバーへの移行を検討している方はぜひ一度お問い合わせをしてみてください。
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