Web会議の基礎知識
更新日:2021.10/14(木)
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Web会議システムには、海外製と日本製のものがあり、日本製のほうが高品質とされています。日本製品のシステムは、音の途切れや画面の乱れを最小限にするだけでなく、セキュリティ面でも高い評価を受けています。
そのため、スムーズかつ安心して会議に臨めるでしょう。本記事では、海外製と日本製それぞれのWeb会議システムについて、特徴を交えながら解説します。
目次
海外製のWeb会議システムの特徴として、「世界での利用率が圧倒的に高い」「1ユーザーあたりの値段が安い」が挙げられます。世界的に有名なzoomやSkypeなどの海外製システムがありますが、どのような特徴があるかをみていきましょう。
海外製のWeb会議システムは、世界での利用率が高いとされています。2020年に株式会社J.D.パワージャパンが、日本とアメリカでWeb会議システムの使用に関する調査をしたところ、日本ではマイクロソフト社の「Skype」と「Microsoft teams」の2つを利用している人が多いという結果でした。
一方、アメリカは約半数が「zoom」を利用していると結果が出ています。このように、日本、アメリカいずれも日本製ではなく海外製のシステムを使用している人が多いことがわかりました。
しかし、海外製のWeb会議システムを使って快適に利用できているわけではありません。この調査では、日本とアメリカそれぞれに「会議に簡単に参加できたか」「会議中に不具合はなかったか」を聞いています。結果として、アメリカに比べて日本では「会議の接続がやや難しい」や「音声が途切れやすく使いづらい」といったように感じているようです。
海外製のWeb会議システムは世界で使われる便利なものである一方で、日本人にとっては不具合も感じやすいといえるでしょう。
世界で使われる海外製のWeb会議システムは、1ユーザーにかかる価格が安いとされています。先程アメリカで数多くの人が使っていると紹介した「zoom」は、クラウド型のWeb会議システムのため、システムを購入する必要がなく40分間利用できる基本プランは無料です。
また、法人や企業で利用できるビジネス向けのプランは、年間で27000円となっています。日本製のWeb会議システムは、初期費用がかかるものが多いため、それに比べると価格の安さが分かるでしょう。
しかし、海外製の有料プランは、人数制限の開放や画面共有などに留まり、無料プランとの差がありません。また、セットアップやサポートが英語での対応になるケースが多く、日本語に翻訳しても意味が伝わりづらいことが多くあります。
このように、海外製は有料プランの値段が安いものの、日本人にとっては使いづらさを感じやすいのでしょう。
海外製はユーザーが多く、安価で導入できるメリットがありますが、しかし、同時に使いにくさや不便さを感じてしまうものが多いでしょう。
日本製は、「日本語に対応」、「品質面の評価が高い」、「サポート体制の充実」、「支払いレートを気にしなくてよい」、「セキュリティ面が安全」という特徴があります。多くのメリットを持つ、日本製のWeb会議システムについて紹介します。
日本製は海外製とは異なり、システムの利用やサポート、会議画面の文字など全てが日本語で対応しているのが特徴の一つです。先ほど紹介したように、海外製のシステムを利用すると、英語表記のままになっているところがあったり、日本語翻訳がうまくできていなかったりとユーザーにとって使いづらい特徴があります。
日本製であればその心配はなく、日本語の説明に従いスムーズに利用できるでしょう。また、分からないことがあった際は、マニュアルを見ながらの自己解決も可能です。
日本製は海外製に比べて、品質が高いと評価を受けています。先程のWeb会議システムに関する調査にあった「音声が途切れやすい」という面に関して言えば、サーバー拠点が海外にあるシステムを利用してしまうと、タイムラグが生まれたり、音声が途切れたりというトラブルが起きやすくなります。
利用する人数が多いほどその現象は起きやすく、大切な会議の場面でスムーズなやりとりに支障をきたしがちです。一方、日本製のシステムは国内にサーバー拠点があるため、映像や音声の乱れは少なくなります。
また、特徴として高音質、高画質なシステムが多く、企業だけでなく病院や国の機関などで幅広く利用されています。このように、Web会議システムの質を保証し、スムーズなコミュニケーションを実現できるのが日本製の特徴です。
Web会議システムにおいて、セットアップの方法や接続トラブルなどで問い合わせをする機会もあるでしょう。海外製のシステムの場合、メールやチャットなどをで問い合わせをしても、英語で返信が来るケースがあります。
また、電話で直接聞こうとすると、国際電話による膨大な通話料がかかる可能性があります。問い合わせる国との時差によっては、すぐに連絡がつながらないこともあるため、迅速な問題解決が難しくなります。
一方、日本製は問い合わせに関する心配はありません。丁寧かつスムーズな問題解決につながるメールと電話によるサポート体制があるため、安心してシステムを利用できます。
Web会議システムの有料プランを申し込む際、海外製のシステムでは「円」と「ドル」の支払いを選択できるものがあります。支払いの決済をする当日のレートが円高になっていれば、日本円で支払うよりもお得に契約ができます。
しかし、レートが変動して逆の状態になることもあるため、常に状況を見ておかないと損をしてしまうのです。日本製のシステムは、もちろん日本円でのやりとりとなります。
一律の値段で契約するため、ドル払いのようにレートを気にして利用する必要はありません。自分が利用したいときに契約できる面では、メリットといえるでしょう。
海外製のWeb会議システムの特徴として、世界中に利用者がいることを挙げました。それと同時に、システムを利用している人の個人情報を狙ったサイバー攻撃を受ける可能性があります。
特に「zoom」では、オンラインでやりとりをしている最中に、その会議室に侵入した第三者によって不快な言動や画像が入れられてしまう「zoom爆弾」という行為が存在します。
海外製のシステムは、暗号化や認証システムの脆弱性が問題となっているのです。
一方で、日本製のシステムは、強固なセキュリティ面で高い評価を受けています。SSL暗号方式の採用をするなど、情報漏洩を防ぐシステムが充実しています。また、国内リージョンのみを通過するシステムがほとんどなので、大切な会議の内容や個人情報を守るためにも、日本製の安心できるWeb会議システムを利用しましょう。
海外製は名の知れた有名なサービスが多く、安価で導入しやすいメリットがあります。しかし、英語での表記や通信制の悪さなど、デメリットも目立ちます。
一方で、日本製は有料にはなるものの、高度なセキュリティや高音質、高画質が保障されており、スムーズなWeb会議が実現するでしょう。以上のことからも、Web会議システムは日本製を使うべきといえます。
現代のコロナ禍に欠かせないツールとなったWeb会議システム。企業の会議や商談でも利用されるようになり、より高品質なシステムの利用が望まれています。
充実したサポート体制や高性能のシステムを備えた日本製品は、使いやすさもありおすすめです。価格や知名度だけでなく、自分たちにとってよりよいシステム選びをしてみてください。
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