Web会議の基礎知識
更新日:2022.09/27(火)
Web面接で採用活動をする企業が増えています。Web面接は場所に捉われずに面接が可能になり、企業と応募者双方にとってメリットのある方法です。場所に捉われないので時間のある限り、企業は多くの応募者に会え、また応募者は多くの企業面接を受けられるので、双方が比較しやすくなっています。
Web面接は専用のツールを用いて行うのが一般的です。本記事では、Web面接におすすめのシステムを無料・有料ともにご紹介します。
目次
Web面接とは、求職者の面接をオンライン上で行うことです。従来の面接は、求職者に来社してもらったり、面接会場に来てもらう必要がありました。
また企業側の担当者も、面接場所の設置を行ったり、会場に出向いたりする必要があります。Web面接であれば、求職者は自宅や外出先、企業側の担当者は社内で面接を行うことができます。そのため、双方にとって時間の短縮やコストの削減、業務の効率化が期待できるようになりました。
Web面接は一般的に専用のシステムを用いて行われます。ツールには「チャット機能」「スケジュール管理機能」「応募者管理機能」など、採用活動が効率的に行える機能が搭載されています。
Web面接ツールには無料・有料のものがあり、それぞれ機能が異なります。そのため、ツール導入の目的に合わせて、自社にあったものを選ぶ必要があるでしょう。
Web面接ツールは、無料・有料どちらもあり、機能などに違いがあります。特に1対1の面接しか対応していないのか、グループ面接にも対応しているのかはチェックしておく必要があるでしょう。
ここではおすすめのWeb面接ツールを10個ピックアップしました。
Web面接時に便利な機能も載せているので、自社に必要な機能があるかを比較しながらご覧ください。
以下が無料で利用できるWeb面接ツールです。
ZOOMは、無料で利用できるツールです。パソコンとスマホのどちらからでも利用できます。また求職者はアカウント登録しなくても送られてきたURLにクリックするだけで、Web面接参加できます。
画面共有もできるので、資料などを共有しながら面接したい時にも便利です。
主な機能(無料版)
・最大100人まで参加
・プライベートチャット
・グループチャット
・画面共有
・録画
価格 | 無料 ※有料版もあり |
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求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 (スマホアプリの場合は必要) |
面接方式 | 1対1は無料 グループ接続は40分の時間制限あり |
Skypeは無料で音声通話やビデオ通話が可能なツールです。公式サイトでリンクを発行でき、そのリンクを共有することでWeb面接が可能になります。Skypeをインストールしていなくても、サインアップしていなくてもブラウザで利用が可能です。
自分の他に最大99人まで招待して無料のビデオ通話を行うことができます。
主な機能
・録音
通話を録音・保存して後で見直すことが可能です。記録は最大30日間保管されます。
・画面共有
自分の画面を相手と共有することができます。資料なども共有することができるので、スムーズに面接を進められます。
・チャット機能
価格 | 無料 |
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求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 |
面接方式 | 1対1、グループ |
Google Meetは、Googleが提供するビデオチャットツールです。ブラウザとモバイルアプリ、どちらからでも利用できます。リンクを共有するだけで面接を開始することが可能です。
マルチデバイス対応なので、パソコンだけでなくスマホやタブレットからでも参加できます。
主な機能
・画面共有
画面全体もしくは任意のウインドウを共有することができます。
ドキュメント、スライド、スプレッドシートなども共有が可能です。
・スケジュール設定
・録画機能
・チャット機能
・Googleカレンダーとの連携
価格 | 無料 |
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求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 (モバイルデバイスの場合は必要) |
面接方式 | 1対1 3人以上(1時間まで) |
BIZMEEはインストールや会員登録不要で利用できる無料Web面接ツールです。相手にURLを教えるだけで利用できるので、すぐに面接が始められるのが特徴です。
2~4人の少人数での使用を想定しているため、クリアな音質で利用できます。
主な機能
・画面共有
・ホワイトボード
・会議室ロック
価格 | 無料 |
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求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 |
面接方式 | 1対1 グループ(推奨人数2~4人) |
どこでもSHOWBYは、クラウド側のWeb面接ツールで無料版もリリースされています。事前のインストールが不要のため、企業側も求職者側もシンプルに使えます。
無料版と有料版が提供されており、無料版は月間20商談までの制限があります。ただし1回5分の会話はカウントされません。
主な機能
・画面共有
画面共有を行えば、資料などもスムーズに伝えることができます。
・画面最大化
共有された画面が小さいと感じた場合は画面を最大化することも可能です。最大化した状態でも各種操作ができます。
・チャット
伝わりづらい内容や音声にエラーが起こった時など、チャットで内容を伝えることができます。
・ファイル共有
あらかじめファイルを共有しておくことで、商談時に送信して共有できます。
価格 | 無料版 ※有料版あり |
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無料トライアル | 〇 |
求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 |
面接方式 | 1対1 グループ |
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導入前の比較検討用途はもちろん、普段使用していて「このweb会議って使いにくい」「本当にウチの会社にあっているの?」「別のシステムも比較してみたい」などのリプレイスを考えている方にもおすすめです。
Web会議システムを導入を検討する際に一番気になっている事、それは・・・TeamsやZoomとの比較です。
人気Web会議TeamsやZoomと比較して、【Web会議システム Fresh Voice】はTeamsやZoomとどう違うの?Fresh Voice導入すると何がよくなるの?などの疑問を解決します。
こんな人におすすめ
Teams・Zoomの基本情報、価格の比較と合わせて、Fresh Voiceの特徴もわかりやすく紹介しています。是非ダウンロードしていただき、ご活用ください。
ここでは有料のWeb面接ツールを5つご紹介します。
LFV(ライトフレッシュボイス)は、インストール不要、メアド入力不要で手軽に使えるWeb会議システムです。Web会議室システムとしてリリースされていますが、Web面接にも適しています。
新規アカウントを作成し、URLを参加者に伝えるだけでWeb面接をスタートできます。
またLFVは、日本で初めてセキュリティ保険をすべてのアカウントに付与しています。情報流出などによって損害賠償が必要となった場合、1,000万円まで補償してくれるのが特長です。
主な機能
LFVには主に以下の機能が搭載されています。
管理者画面
・部屋の作成/削除
・パスワードロック
・ノック機能
・招待URL(参加者・ホスト)
最大15人まで同時に会話が可能です。
・入退室ログ(管理者のみ)
・ユーザーリスト(管理者のみ)
・言語変更
通話画面
・画面共有機能(全画面、アプリ、chromeタブ)
自分や相手の画面を共有しながら面接が可能です。
・映像オン/オフ
・音声オン/オフ
・デバイス設定
・ビットレート調整(低、中、高、自動)
・テキストチャット
・映像拡大/縮小
・名前変更
・レイアウトモード変更(分割・拡大)
面接の内容に合わせて分割したり、拡大したりすることが可能です。
・テンプレートバーチャル背景
価格 | 月額16,500円~ ID数・URL数によって費用が異なる。 |
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無料トライアル | 〇 |
求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 |
面接方式 | 1対1 グループ |
jinjerミーティングは、アプリのインストールが不要なツールです。ルームURLを作成し相手に送るだけですぐにWeb面接が始められます。
1ID1,500円の高コスパで機能制限・通話制限がありません。1対1のビデオ通話も、少人数でのグループ面接もどちらも可能です。
主な機能
・ブラウザ通話
ブラウザ通話に対応しているので、アプリをインストールする必要がありません。
・マルチデバイス
Windows、Mac、iPad、iPhone、Androidで利用可能です。
・ワンタイムルーム
Web面接用のURLをすぐに発行できるので、スピーディーに始められます。
・画面・資料共有
デスクトップ画面やアプリ、資料などを相手と一緒に共有することが可能です。」
・ホワイトボード
画面表示中に資料にペンツールで書き込みをすることが可能です。また同じ内容を相手と共有することができます。
・チャット
ルーム内のチャットでメッセージのやり取りが可能です。
・メモ・メモダウンロード
1つのメモに参加者がお互い書き込むことができます。議事録として残す時に便利です。
・録画・録画共有
Web面接・会議の様子を録画することができます。
・フィーチャーパネル
全画面表示の時、今話している人が大きく表示されているので誰が話しているのか分かりやすくなります。
・画面固定
全画面表示をした時、特定の人の画面を固定することが可能です。
・パネル表示
Web会議の参加者を一覧で表示することができます。
・アプリ画面回転
アプリでの通話時はスマホの画面に合わせた画面回転が適用されます。
・通話品質調整
通話環境に合わせ、通話品質を音声のみ・低・標準・最高から選択できます。
・任意ルームID
Web会議ルームを発行する際に任意のルームIDを設定可能です。
・パスワード設定
Web会議ルームにパスワードを設定できます。
・IP制限
Web会議に接続するIPアドレスを制限できます。
価格 | 1ID月額1,500円 初期費用20万円 |
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無料トライアル | 〇 |
求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 |
面接方式 | 1対1 グループ |
harutakaは、ライブ面接機能、動画面接機能を備えたサービスです。ライブ面接機能では、求職者側はアプリのダウロードが不要のため、負担を少なくできます。またマルチデバイスに対応しているため、スマホ、タブレット、パソコンから利用可能です。
また独自に開発されたAI技術によって求職者の印象を可視化できるため、客観的な公平な採用活動が可能です。
さらに採用プロセスをデータ管理できるため、採用効率の向上が期待できます。またWeb面接に特化した機能がシンプルに搭載されているのも特徴です。
主な機能
・エントリー動画
企業があらかじめ質問を設定しておき、それに対して求職者が動画を撮影したり、テキストを入力したりすることで回答できます。その回答によって人柄や熱意など人物像を確認することができます。
・ライブ面接
どんな遠隔地ともリアルタイムでWeb面接ができます。ライブ中に録画した動画に、評価者がコメントを記入できるので確認のためのポイントを共有できます。
・接続確認ダッシュボード
求職者や面接官の接続テストの実施状況や面接当日のライブ実施状況などをダッシュボードで管理できます。
エラーを早期発見できるので、当日のトラブルを事前に防げます。
・採用管理システムと連携できる
harutakaは、harutakaにログインしなくても採用管理システムから求職者に面接の案内などが可能です。面接の管理や実施にかかる時間や手間などのコストを削減できます。
価格 | 1年間一括契約のサービス利用料のみ ※要問い合わせ |
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無料トライアル | 〇 |
求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 |
面接方式 | 動画選考 ライブ面接 |
SOKUMENは人材派遣会社・人材紹介会社向けに開発されたWeb面接システムです。数多く業態の中でも面接回数と時間が多いとされる人材派遣・人材紹介会社のコストを減らすため、業界に特化したWeb面接システムとして開発されました。
求職者と最も連絡が取りやすいタイミングを狙ってWeb面接をすることができます。たとえば、応募が来たらその場で連絡をし、都合が合えばそのままWeb面接を行うことも可能です。当日にすぐ面接ができなくても、面接予約スケジューリング機能を使えばどの日に誰の面接を行うかが一目で分かります。
面接の際には専用のURLを発行し、それを求職者に伝えるだけなので専用のアカウントやアプリをインストールしてもらう必要はありません。
主な機能
管理画面
・面接用ワンタイムURL発行
・即面接機能
・SMS送信
・メール・SMSテンプレート
・メール・SMSリマインダー
・スケジュール管理
・Googleカレンダー連携
・面接一覧管理
・CSVでの面接一括登録
・エントリーシートカスタマイズ
・担当者登録・権限設定可
・面接情報ダウンロード
Web面接画面
・ライブビデオ通話
・面接中メモ
・スナップショット
・画面共有
・動画共有
・テキストチャット
・応募者資料アップロード
・動作チェック
・電波状況チェック
価格 | 初期費用0円 基本月額費用21,780円 (最低契約期間6ヶ月、以降1ヶ月更新) |
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無料トライアル | 〇 |
求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 |
面接方式 | 個別面接 グループ面接 |
ITSUMENは、利用期間に合わせたスポット利用が可能な動画選考ツールです。利用期間や頻度に応じて適切な料金プランを選択できるため、コスト削減につながります。
動画選考とは、求職者に自己紹介動画を撮影してもらい、採用担当者がその動画を見て選考する面接方法です。
企業側があらかじめ質問を設定しておき、それに対して応募者が回答する動画を撮影します。求職者は面接用のURLにアクセスし、質問に動画やテキストで答えるだけです。企業側は届いた動画を見て選考を開始します。書類選考のコストを削減できるため、二次面接以降に時間と労力をかけることができます。
主な機能
管理画面
・面接一覧管理
・応募者管理
・検索機能
・CSVでの面接一括登録
・質問テンプレート
・質問テンプレートごとのURL発行
・面接情報ダウンロード
・評価機能
・面接ステータス管理
面接画面
・動画回答
・テキスト回答
・選択回答
・画像回答
・回答チェック
・ファイルアップロード
・動画プレビュー
価格 | 初期費用・アカウント開設費用0円 月額費用32,780円~ (最低契約期間6ヶ月、以降2ヶ月更新) |
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無料トライアル | 〇 |
求職者のアカウント登録 | 不要 |
求職者のアプリインストール | 不要 |
面接方式 | 動画選考 |
Web面接ツールはそれぞれ搭載されている機能や料金が異なります。そこでここではWeb面接ツールを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
まずは自社の導入も目的を明確にしましょう。目的によって必要な機能が異なるためです。
例えば、求職者とのやり取りを効率的に行いたい場合、「スケジュール管理機能」や「外部カレンダー連携機能」「リマインダー機能」などがあると便利です。
時間の制約を減らしたい場合、「録画選考機能」「動画選考機能」があれば、日時にしばられずに採用活動が行えます。
このように自社にツールを導入する目的を明確にすることで、必要な機能が分かります。後はその機能が搭載されたツールを選びましょう。
Web面接で重要なのは動画と音声品質です。特に無料で提供されているツールの場合、環境によっては映像や音声や乱れたりする可能性があります。
そのため、Web面接前には必ずテストを行い問題がないか確認しましょう。テストを行う際には現場レベルで行うことをおすすめします。実際の採用担当者に本番と同じように使用してもらい、問題がないかチェックします。
有料ツールの場合、無料トライアル期間を設けていることが多いのでまずは試すことをおすすめします。
Web面接ツールはツールごとに料金体系が異なります。ID数、ルーム数で料金が変動するものもあれば、月額制で固定されているものもあります。
コストを計算する際には初期費用、ランニングコストなどを含めたトータルコストを計算しましょう。
ツールを導入する際には、サポート体制にも注目しましょう。万が一のトラブルがあった際にサポート体制が整っていないと対応までに時間がかかってしまう可能性があります。
サポート時間はいつからいつまでか、導入時だけでなく導入後も継続してサポートを行ってくれるかなどをチェックしましょう。
Web面接では、求職者情報、企業情報など個人情報や機密情報などを扱いますので、セキュリティ体制もチェックしましょう。特に無料のツールを使う場合は、どんなセキュリティ対策を施しているのか確認が必要です。
またツールによっては万が一、情報流出によって損害賠償が発生した場合、補償してくれる保険が付与されているものも登場しているのでチェックしてみましょう。
Web面接は、従来の面接とは違い、時間や場所による制限を受けません。そのため、遠方の求職者の応募も受け付けることができ、採用の幅を広げられます。また企業の採用担当者も時間や場所に関するコストを削減できるので、効率的に採用活動ができるでしょう。
Web面接ツールを選ぶ際には自社にとって必要な機能を明確にしましょう。また動画や音声品質、セキュリティ対策、サポート体制などを比較し、自社に合ったツールを選びましょう。
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